特定臨床研究

成人T細胞白血病リンパ腫(ATLL)患者の皮膚病変に対するヒドロキシクロロキンの効果と安全性を調べる試験(単一施設、非盲検、単一群の試験)

治験詳細画面

目的


成人T細胞白血病リンパ腫(ATLL)患者において、ヒドロキシクロロキン(HCQ)の有効性と安全性を調べる治験が行われる。治験の主要目的は、ATLL患者におけるHCQの有効性をModified Severity-weighted Assessment Tool(mSWAT)により検討することである。副次目的として、HCQの安全性やATLLに対する治療効果判定規準による有効性の検討がある。

対象疾患


成人T細胞白血病
リンパ腫

参加条件


募集中

この治験に参加するための条件は、18歳以上で、男性でも女性でも参加できます。参加するためには、血液検査でHTLV-1抗体が陽性で、末梢系リンパ系腫瘍と診断され、T細胞由来であることが証明されている必要があります。また、ATLLの臨床病型の診断基準に基づき、くすぶり型または予後不良因子を有しない慢性型と診断され、かつ局所療法による治療抵抗性を示す必要があります。一般状態がECOG基準で0~2であり、主たる臓器機能が保持されていることも必要です。妊娠可能な女性の場合は、妊娠テストが陰性であり、研究薬投与開始までの期間、有効な避妊法による避妊を行うことが必要です。ただし、中枢神経病変を伴うATLL患者や、活動性の重複癌を有する患者、HTLV-1関連脊髄症やぶどう膜炎の患者、研究薬投与開始から24週以上の生存が見込めない患者、などは参加できません。研究責任医師または研究分担医師が本研究の対象として不適当と判断した患者も参加できません。

治験内容


この治験は、成人T細胞白血病リンパ腫という病気を対象にした研究です。治験のタイプは介入研究で、フェーズ2という段階にあります。主要な評価方法は、Modified Severity-weighted Assessment Tool(mSWAT)に基づく皮膚病変の奏効率(最良総合効果)です。また、有効性や安全性についても評価されます。治験に参加する人たちの病気の状態や治療効果、副作用などが調べられます。

治験フェーズ

フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象

利用する医薬品等

一般名称

ヒドロキシクロロキン硫酸塩

販売名

プラケニル錠200mg

実施組織


宮崎大学医学部附属病院

宮崎県宮崎市清武町木原5200

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