この研究は、扁桃摘出手術を受ける患者を対象に、局所麻酔薬を使用して上顎神経ブロックを行うグループとプラセボコントロールグループにランダムに割り付け、術後の痛みや回復の質、オピオイドの使用量、嘔吐や呼吸器合併症などの影響を調べることで、扁桃摘出手術における安全で効果的な鎮痛法を確立することを目的としています。
この治験に参加するための条件は、18歳以上で男性でも女性でも参加できます。ただし、全身麻酔下で扁桃摘出術を受ける予定の患者で、ASA-PSⅠからⅢの評価を受けた人が対象です。ただし、試験薬にアレルギーがある人や、血液凝固障害、慢性的なオピオイドの使用、糖尿病などの末梢神経障害の可能性がある人、妊娠中の人、精神障害のある人、手術後に抜管されなかった人、その他担当医師が不適当と判断した人は参加できません。
この治験は、扁桃摘出術を受ける患者さんを対象にした研究で、介入研究と呼ばれるタイプの研究です。主な評価方法は、帰宅後や手術後の時間ごとに痛みの程度を測るVASという評価方法です。また、嚥下時のVASや、フェンタニルの使用量、回復の質スコア、術中の麻酔薬の使用量、退室後のレスキュー投与までの時間、飲水や食事の開始時間、そして有害事象の発生率なども評価されます。治験の目的は、扁桃摘出術後の痛みや回復の質を改善するための治療法を見つけることです。
介入研究
帰室時,帰室2時間後,4時間後,8時間後,24時間後の安静時VAS
・帰室時,帰室2時間後,4時間後,8時間後,24時間後の嚥下時VAS
・抜管時から術後24時間までのフェンタニル消費量およびレスキュー使用回数
・術後24時間後の回復の質スコア(QoR-40)
・術中のレミフェンタニル使用量
・退室後初回レスキュー投与までの時間
・術後飲水開始時間
・術後食事開始時間および食事量
・有害事象発生率(神経ブロックによる局所麻酔薬中毒・血腫形成・局所感染,術後嘔気嘔吐,
低酸素イベント(SpO2<92%,)気管挿管・人工呼吸管理を要する気道関連有害事象)
情報なし:
ロピバカイン
アナペイン
札幌医科大学
北海道札幌市中央区南1条西16丁目
治験の詳細を確認し、患者の方に合致しているかを診断してください
ご確認後、連絡が適切だと判断された場合は上記のお問い合わせ情報から担当の方にご連絡ください
Kibou は治験の募集・情報提供をすることを目的としたプラットフォームです。 治験情報の提供や、被験者の募集について詳しい資料の請求はお問い合わせフォームからお問い合わせください。