この治験では、人工股関節全置換術において、異なる大腿骨ステム3機種をランダムに用いて再建精度や機能評価スコアを比較し、骨頭中心やオフセットなどのパラメーターがそれらに影響を与えるかを評価することが目的です。
この治験に参加するための条件は、18歳以上で男性でも女性でもOKです。ただし、片側変形性股関節症や発育性股関節形成不全の方に限られます。しかし、両側変形性股関節症の方は参加できません。
この治験は、片側変形性股関節症や発育性股関節形成不全という病気を持つ人たちを対象に、人工股関節置換術(THA)におけるステムの種類による再建の精度を評価するものです。評価方法は、術後のX線画像を用いて、健側と患側の股関節の再建精度を定量的に評価します。また、日本整形外科学会股関節疾患評価質問票(JHEQ)や外転筋力、脱臼率、有害反応の発生率なども評価します。
介入研究
3種類のステムを用いたTHAにおいて、術後X線正面像を用いて、理想的な股関節再建の精度レベルを以下の項目について定量的に評価する。
健側の
A:骨頭中心と同側大腿骨軸を結ぶ最短距離(直交する線)
B:骨頭中心と同側涙痕内側から垂直に引いた線との最短距離(直交する線)
C:左右涙痕下端の接線と小転子頂部を結ぶ最短距離(直交する線)
また、患側にインプラントを挿入し、健側と同様に測定する。(A',B',C')
日本整形外科学会股関節疾患評価質問票(JHEQ)
外転筋力
脱臼率
フレッティングや腐食に起因する有害反応の発生率
情報なし:
利用する薬品情報はありません
湘南鎌倉人工関節センター
神奈川県鎌倉市台5-4-17
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