
治験の目的は、甲状腺眼疾患という病気の患者に対して、AMG 732という薬を繰り返し注射したときに、その効果を調べることです。
治験に参加するための条件について、わかりやすく説明しますね。 ### 参加できる人の条件 1. **年齢**: 18歳以上65歳以下の人が対象です。 2. **性別**: 男性でも女性でも参加できます。 3. **病状**: 中等症から重症の「活動性TED」という病気の患者さんが対象です。この病気は、目の周りの組織が炎症を起こし、目が突出する症状を伴います。 4. **症状の発現**: 症状が出てから15カ月以内の人が対象です。 5. **眼の状態**: 目の病気の重症度を示すスコアが3点以上で、目が突出している状態(18mm以上)が必要です。 6. **視力の問題**: 両目に視力の問題(複視)があり、そのスコアが0より大きいことが必要です。 7. **手術の予定**: 治験中に目の手術や放射線治療を受ける予定がない人が対象です。 ### 参加できない人の条件 1. **病歴**: 過去12カ月以内にがんの治療を受けた人や、最近大きな手術を受けた人は参加できません。 2. **肝臓や腎臓の病気**: スクリーニング時に肝臓や腎臓の機能に問題がある人は参加できません。 3. **感染症**: B型肝炎やHIVの検査で陽性だった人は参加できません。 4. **血糖値**: 糖尿病の指標であるHbA1cが6.5%以上、または空腹時の血糖値が126mg/dL以上の人は参加できません。 5. **ステロイドの使用**: 治験薬を投与する3週間以内にステロイドを使った人は参加できません。ただし、特定の治療に使うステロイドは例外です。 6. **アレルギー**: 治験薬の成分にアレルギーがある人は参加できません。 7. **物質乱用**: 過去12カ月以内に薬物乱用の経験がある人は参加できません。 8. **献血や輸血**: 治験薬を投与する前60日以内に献血や大量の出血、輸血を受けた人は参加できません。 ### 特別な条件 - 治験薬を投与する前3カ月以内に特定の免疫抑制剤を使用した人や、過去に特定の治療を受けた人も参加できません。 - 目の放射線治療や手術の経験がある人も参加できません。 - 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)の既往がある人も参加できません。 これらの条件に合うかどうかを確認するために、医療機関でのスクリーニングが行われます。治験に参加することで、新しい治療法の研究に貢献することができますが、参加条件をしっかり理解しておくことが大切です。
治験コーディネーターとして、治験の内容をわかりやすく説明しますね。 ### 研究の概要 この治験は「介入研究」と呼ばれるもので、特定の治療法を試すためのものです。現在行われているのは「フェーズ1」という段階で、これは新しい治療法が安全かどうかを確認するための初期の段階です。 ### 対象となる病気 この治験では「甲状腺眼症」という病気を対象にしています。これは、甲状腺の問題が原因で目が突出したり、視力に影響が出たりする病気です。 ### 主要な評価方法 治験の結果を評価するために、以下のようなことを調べます: 1. **眼球突出の測定**: 治療を始める前(ベースライン)から24週間後までに、目の突出具合がどのように変わったかを測定します。 ### その他の評価方法 さらに、治験では以下のことも調べます: 1. **副作用の発生**: 治療を受けた人の中で、副作用が出た人の数を確認します。 2. **薬の血中濃度**: 新しい治療薬(AMG 732)が体の中でどれくらいの濃度になるか、またそのピーク(Cmax)や到達時間(Tmax)を測定します。 3. **薬の効果の持続性**: 薬が体内にどのくらい残るか(半減期)や、繰り返し投与した後の蓄積状況を調べます。 4. **抗体の発現**: 薬に対する体の反応として、抗薬物抗体がどのくらいできたかを確認します。 5. **眼球突出の改善状況**: 治療終了時に目の突出がどれだけ改善されたかを評価します。 6. **生活の質の変化**: 患者さんの視覚機能や社会的・心理的な面での生活の質が、治療前と比べてどのように変わったかを調べます。 この治験は、甲状腺眼症の治療に関する新しい情報を得るために重要なものです。参加することで、あなた自身の健康に役立つだけでなく、同じ病気に苦しむ他の人々のためにも貢献することができます。
介入研究
1. パートB:試験眼の眼球突出計による眼球突出測定値のベースラインからWeek 24までの変化量[ベースライン~投与終了(EoT)(約6カ月)]
1. パートB:試験治療下で有害事象が発現した被験者数[最長Week 48まで]
2. パートB:AMG 732のCmax[最長Week 48まで]
3. パートB:AMG 732のTmax[最長Week 48まで]
4. パートB:投与間隔におけるAMG 732のAUC[最長Week 48まで]
5. パートB:反復投与後のAMG 732の蓄積[最長Week 48まで]
6. パートB:AMG 732の半減期(t1/2)[最長Week 48まで]
7. パートB:抗薬物抗体(ADA)の発現が認められた被験者数[最長Week 48まで]
8. パートB:試験眼の眼球突出の奏効状況[投与終了(約6カ月)]
9. パートB:バセドウ病眼症QOL(GO-QoL)視覚機能(VF)サブスケールスコアのベースラインからの平均変化量[ベースラインから投与終了(約6カ月)]
10. パートB:GO-QoL社会心理面(A)サブスケールスコアのベースラインからの平均変化量[ベースラインから投与終了(約6カ月)]
フェーズ1: 健康な成人が対象
AMG 732
なし
アムジェン株式会社
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