家族性LCAT欠損症患者に対して、自分自身の前脂肪細胞を使った遺伝子治療の安全性と有効性を評価するための治験を行います。投与後24週間、有効性を探索的に評価します。
男性・女性
16歳以上
上限なし
この治験は、家族性LCAT欠損症という疾患を対象として行われています。治験の目的は、新しい治療法の安全性と有効性を評価することです。治験はフェーズ1で行われており、介入研究の一種です。 治験では、新しい治薬を投与した後に患者に起こる可能性のある有害事象を評価します。具体的には、治薬の投与後にRCR(レトロウイルスベクターによりLCAT遺伝子を導入したヒト前脂肪細胞)の出現や腫瘍化、抗LCAT抗体の出現などを調べます。また、安全性や有効性に関連する副次評価項目も評価されます。安全性に関しては、主要評価項目以外の有害事象や抗FBS抗体の発現などが調査されます。有効性に関しては、LCAT活性や血中のコレステロール値などの血液生化学的検査値の変化が評価されます。治験の結果は、新しい治療法の開発に役立つ情報を提供することが期待されています。
介入研究
本治験製品の特性(ex vivoでレトロウイルスベクターによりLCAT遺伝子を導入したヒト前脂肪細胞であること)に関連して発生の可能性が否定できない有害事象の有無
①治験製品投与後のRCR の出現
②治験製品投与後の投与部位の腫瘍化(以下の2 項目により相補的に評価する)
(ア) MRI 検査
(イ) 免疫不全(NSGNSG)マウスにおける治験製品の造腫瘍性試験
③治験製品投与後の抗LCAT 抗体の出現
④①~③以外の予想しえない重篤な有害事象の発生
安全性に係る副次評価項目:
① 同意取得後に生じた主要評価項目以外の有害事象の種類と発現頻度および重症度
② 抗FBS抗体
有効性に係る副次評価項目:
以下の血液生化学的検査値の経時的推移を評価する。
① LCAT活性(人工基質法・自己基質法・高感度活性測定法)
② 血中LCAT濃度(ELISA)
③ コレステロールエステル比
④ HDLコレステロール
⑤ 総コレステロール
⑥ LDLコレステロール
フェーズ1: 健康な成人が対象
利用する薬品情報はありません
千葉大学医学部附属病院
千葉県千葉市中央区亥鼻一丁目8番1号
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