この治験の目的は、レノックス・ガストー症候群(LGS)患者に対して、新しい薬soticlestatを併用療法として投与することで、major motor drop(MMD)発作頻度の減少を評価し、その安全性を確認することです。
男性・女性
2歳以上
55歳以下
この治験は、レノックス・ガストー症候群という疾患に対する新しい治療法を調査するための研究です。治験はフェーズ3で行われており、患者さんの症状や生活の質の改善を評価します。 主な評価方法として、患者さんの発作頻度や症状の変化を測定します。また、治験薬の投与によって発作が50%以上減少した患者さんの割合や、親や介護者が治療効果を評価するスケールも使用されます。 さらに、治験期間中に使用された救急用の抗てんかん薬の使用日数や、発作がなかった日の割合や最長期間も評価されます。これらのデータを分析して、治験薬の効果や安全性を評価します。
介入研究
1. 全治験薬投与期における28日あたりのMajor Motor Drop(MMD)発作頻度のベースラインからの変化率
評価期間:ベースライン及び全治験薬投与期(Week 1からWeek 16まで)
28日あたりのMMD発作頻度は、期間中に報告されたMMD発作の総数を、発作の観察日数で割り28をかけた数値と定義した。ベースラインからの変化率は、(全治験薬投与期の28日あたりの発作頻度 – ベースラインにおける28日あたりの発作頻度)/ ベースラインにおける28日あたりの発作頻度* 100で算出した。
2. 用量維持期における28日あたりのMajor Motor Drop(MMD)発作頻度のベースラインからの変化率
評価期間:ベースライン及び用量維持期(Week 5からWeek 16まで)
28日あたりのMMD発作頻度は、期間中に報告されたMMD発作の総数を、発作の観察日数で割り28をかけた数値と定義した。ベースラインからの変化率は、(全治験薬投与期の28日あたりの発作頻度 – ベースラインにおける28日あたりの発作頻度)/ ベースラインにおける28日あたりの発作頻度* 100で算出した。
1. 用量維持期におけるレスポンダーの割合
評価期間:用量維持期(Week 5からWeek 16まで)
レスポンダーは、用量維持期におけるMMD発作がベースラインから50%以上減少した被験者と定義する。割合(%)は小数点第2位を四捨五入した。
2. 全治験薬投与期におけるレスポンダーの割合
評価期間:全治験薬投与期(Week 1からWeek 16まで)
レスポンダーは、全治験薬投与期におけるMMD発作がベースラインから50%以上減少した被験者と定義する。割合(%)は小数点第2位を四捨五入した。
3. 全治験薬投与期におけるMMD発作が0%以下、0%を超え25%以下、25%を超え50%以下、50%を超え75%以下、75%を超え100%以下で減少した被験者の割合
評価期間:全治験薬投与期(Week 1からWeek 16まで)
ベースラインからの減少率(%)は、[(全投与期間のMMD発作頻度-ベースラインのMMD発作頻度)/ベースラインのMMD発作頻度]×100と定義する。本評価項目のデータは、発作のベースラインからの減少率を以下に分類して報告した:0%以下、0%を超え25%以下、25%を超え50%以下、50%を超え75%以下、75%を超え100%以下。割合(%)は小数点第2位を四捨五入した。
4. Week 16における親/介護者が評価したCaregiver Global Impression of Improvement(Care GI-I)スケールで反応を示した被験者の割合
評価期間:Week 16
Care GI-Iは7段階のリッカート尺度であり、介護者が治験薬投与開始後の全般的な発作コントロール、行動、安全性及び忍容性の改善度をベースライン(治験薬投与前)と比較して評価した。被験者の親/介護者は被験者に関し、以下に示す段階で評価した:1(非常に大きく改善)、2(大きく改善)、3(わずかに改善)、4(変化なし)、5(わずかに悪化)、6(大きく悪化)、7(非常に大きく悪化)。スコアが低いほど改善されたことを示す。割合(%)は小数点第2位を四捨五入した。
5. Week 16における医師が評価したClinical Global Impression of Improvement(CGI-I)スケールで反応を示した被験者の割合
評価期間:Week 16
CGI-I(医師)は7段階のリッカート尺度であり、治験担当医師がベースライン(治験薬投与前)との比較で治験薬投与開始後の全般的な発作コントロール、行動、安全性及び忍容性における変化(改善)の度合いを評価した。治験担当医師は被験者に関し以下に示す段階で評価した:1(非常に大きく改善)、2(大きく改善)、3(わずかに改善)、4(変化なし)、5(わずかに悪化)、6(大きく悪化)、7(非常に大きく悪化)。治験責任医師、治験分担医師又はその指名するものはCGI-Iの評価を行う。スコアが低いほど改善されたことを示す。割合(%)は小数点第2位を四捨五入した。
6. Week 16におけるCGI-I非発作症状評価スケールの各ドメインにおいて反応を示した被験者の割合
評価期間:Week 16
CGI-I非発作症状は、一連の単一項目評価スケールであり、治験担当医師はこれを用いて選択された非発作ドメイン(コミュニケーション、覚醒/鎮静状態、及び破壊的行動等)の治験薬投与開始後の改善度を評価した。治験担当医師は被験者に関し以下に示す段階で各ドメインを評価した:1(非常に大きく改善)、2(大きく改善)、3(わずかに改善)、4(変化なし)、5(わずかに悪化)、6(大きく悪化)、7(非常に大きく悪化)。スコアが低いほど改善されたことを示す。各ドメインの被験者の割合(%)をそれぞれ算出する。割合(%)は小数点第2位を四捨五入した。
7. Week 16におけるQuality of Life Inventory-Disability(QI-Disability)合計スコアのベースラインからの変化
評価期間:ベースライン及びWeek 16
QI-Disabilityは、知的障害を有する小児の生活の質を評価する、親/介護者報告による質問票である。この質問票には、生活の質の6つのドメイン(身体的健康、肯定的感情、否定的感情、社会的交流、レジャー及び屋外活動並びに自立)に関連する32項目が含まれている。QI-Disabilityの各項目は、「全くない」、「ほとんどない」、「時々ある」、「よくある」、「非常によくある」のリッカート尺度で評価する。項目を0から100の尺度に線形変換し、スコアが高いほど生活の質が高いことを示した。ドメインスコアは項目スコアを平均して算出する。総スコアはドメインスコアを合計し、6で除して求める。総スコアの範囲は0から100であり、スコアが高いほど生活の質が高いことを示す。ベースラインからの低下は生活の質の悪化を意味する。反復測定混合効果モデル(MMRM)を用いて解析した。
8. Week 16における親/介護者が評価したCGI-I発作の強度及び持続時間で反応を示した被験者の割合
評価期間:Week 16
CGI-I発作の強度及び持続時間を用いて、被験者の親/介護者が最も影響が著しい発作の強度及び/又は持続時間の初回評価時からの変化を評価した。被験者の症状は以下に示す段階で評価する:1(非常に大きく改善)、2(大きく改善)、3(わずかに改善)、4(変化なし)、5(わずかに悪化)、6(大きく悪化)、7(非常に大きく悪化)。スコアが高いほど症状が重いことを示す。スコアが低いほど改善されたことを示す。割合(%)は小数点第2位を四捨五入した。
9. 用量維持期における28日あたりのすべての発作頻度のベースラインからの変化率
評価期間:ベースライン及び用量維持期(Week 5からWeek 16まで)
28日あたりの発作頻度は、期間中に報告された発作の総数を、発作の観察日数で割り28をかけた数値と定義した。ベースラインからの変化率は、(全治験薬投与期の28日あたりの発作頻度 – ベースラインにおける28日あたりの発作頻度)/ ベースラインにおける28日あたりの発作頻度* 100で算出する。
10. 全治験薬投与期における28日あたりのすべての発作頻度のベースラインからの変化率
評価期間:ベースライン及び全治験薬投与期(Week 1からWeek 16まで)
28日あたりの発作頻度は、期間中に報告された発作の総数を、発作の観察日数で割り28をかけた数値と定義した。ベースラインからの変化率は、(全治験薬投与期の28日あたりの発作頻度 – ベースラインにおける28日あたりの発作頻度)/ ベースラインにおける28日あたりの発作頻度* 100で算出した。
11. 全治験薬投与期におけるMMD発作がなかった日の割合のベースラインからの変化
評価期間:ベースラインからWeek 16まで
MMD発作がなかった日とは、治療の開始以降MMD発作がなかった日数と定義した。MMD発作がなかった日の割合のベースラインからの変化は、全治験薬投与期間中の発作がなかった日数の割合-ベースラインの発作がなかった日数の割合と定義した。投与群と年齢を層別因子とし、ベースライン時の割合を共変量とした線形モデルを用いて解析を行った。
12. 全治験薬投与期におけるMMD発作がなかった最長期間
評価期間:全治験薬投与期(Week 1からWeek 16まで)
MMD発作がなかった最長期間とは、治療の開始以降MMD発作がなかった日までの最長期間と定義した。投与群と年齢を層別因子とした線形モデルを用いて解析を行った。
13. 全治験薬投与期におけるレスキュー用抗てんかん薬(ASM)の使用日数
評価期間:全治験薬投与期(Week 1からWeek 16まで)
レスキュー用ASMの使用は、使用開始日及び終了日を症例報告書(CRF)に記録した。被験者が使用したすべてのレスキュー用ASMの開始日及び終了日に基づき、全治験薬投与期にレスキュー用ASMが使用された日数を算出した。
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
TAK-935(Soticlestat)
なし
武田薬品工業株式会社
大阪府大阪市中央区道修町四丁目1番1号
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