持続性又は慢性の免疫性血小板減少症(ITP)の成人及び青年を対象とした rilzabrutinib(PRN1008)経口投与の有効性及び安全性を評価する、プラセボを対照とした、非盲検継続投与期間を伴う、二重盲検、ランダム化、並行群間、多施設共同第 3 相試験

治験

目的

本試験は、持続性又は慢性の免疫性血小板減少症(ITP)で、治験薬の初回投与前14日以内に5日以上の間隔を空けて2回測定した血小板数の平均値が 30,000/μL 未満(かつ1回の測定で血小板数が 35,000/μL を上回っていない)患者を対象とした二重盲検盲検盲検ランダム化試験である。患者は1日2回rilzabrutinib又はプラセボ 400 mg を服用する。

各患者の本治験の期間は、スクリーニング期間開始から治験終了来院まで最長60週間である。その内訳は、スクリーニング期間(最長4週間)、12~24週間の盲検投与期間及びその後の28週間の非盲検期間である。投与後に4週間の追跡調査がある。

盲検期間終了時に規定の基準に反応を示していた患者は、12か月間の長期継続投与(LTE)に移行できる。

基本情報

募集ステータス
募集中


フェーズ3

参加条件

性別

男性・女性


年齢

12歳 以上上限なし


選択基準

1. 12歳以上18歳未満の男女は一次性 免疫性血小板減少症(ITP)の罹患期間が6か月超、18歳以上の男女は罹患期間が3か月超である患者

2. 免疫グロブリン静注(IVIg)/抗D又はコルチコステロイドに反応を示した(血小板数が 50,000/μL 以上に到達)ものの反応が持続しなかった患者で、さらに適切な一連の標準ITP療法について不耐容であった、反応が不十分であった、若しくは禁忌であることが記録されている患者

3. 治験薬の初回投与前14日以内に5日以上の間隔を空けて 2 回測定した血小板数の平均値が30,000/μL 未満(かつ1 回の測定で血小板数が 35,000/μL を上回っていない)

- 12歳以上18歳未満の患者については、治験責任医師による臨床評価に基づいてITPの治療が必要であることを追加で確認すること

4. 血液学的機能、肝機能及び腎機能が十分である(好中球絶対数が 1.5 x 10~^9/L 以上、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)/アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)が1.5 x 正常値上限(ULN)以下、アルブミンが 3 g/dL以上、総ビリルビンが 1.5 x ULN以下[ジルベール症候群であることが確認されている患者を除く]、推定糸球体濾過量(GFR)が 50超[Cockcroft Gault 法])

5. Day 1 前1週間以内のヘモグロビンが 9g/dL 超

6. 男性又は女性による避妊法はすべて、治験に参加している患者の避妊法の使用に関する各国の規制と整合していること

7. 書面によるインフォームドコンセントを提出することが可能であるか、インフォームドアセント及びアセントに対応する患者の保護者から得たインフォームドコンセントを提出することが可能であり、評価スケジュールに同意する者


除外基準

以下の基準のいずれかに該当する場合は、参加できない:

1. 二次性ITP患者

2. 妊婦又は授乳中の女性

3. Day1 前5年以内の悪性腫瘍の既往歴を有する、又は治験期間中に化学療法又は外科的治療を必要とするか、必要とする可能性が高い活動性の悪性腫瘍に罹患している者(非黒色腫皮膚がんを除く)

4. Day 1前14日以内に血小板数を増加させる目的で、輸血、血液製剤、プラスマフェレシス又はその他のレスキュー薬が使用された者

5. Day 1前14日以内にコルチコステロイド及び/又は トロンボポエチン受容体アゴニスト(TPO-RA)の用量を変更(以前の用量から 10%を超える変更)した者

6. コルチコステロイド以外の免疫抑制薬が使用されてから消失半減期の5倍又は Day 1から14日のいずれか長い期間が経過していない者

7. Day 1前3か月以内にリツキシマブ又は脾臓摘出術による治療を受けた者

- rilzabrutinibによる治療を受けた患者は、組入れ前のB細胞数が正常であると思われる

8. 本治験の治験薬投与初日の時点で、他の治験薬が使用されてから 30日間又は消失半減期の5倍のいずれか長い方の期間が経過していない者。患者は投与時に治験機器を使用してはならない

- 治験薬投与初日前の30日以内にブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬(rilzabrutinib を除く)による治療を受けた患者は不適格とする

- 過去にrilzabrutinibを投与されたことがある患者は投与のタイミングを問わず不適格とする

9. 固形臓器移植歴がある者

10. 骨髄異形成症候群を有する者

11. Day 1前28日以内に生ワクチンを接種している者、又は治験期間中に接種を予定している者

12. 投与期間中に外科手術を予定している者

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

1. レスキュー薬を投与せずに24週間の盲検投与期間の最後の 12週間のうち8週以上で血小板数が50,000/μL 以上に到達した成人患者の割合[評価期間:24週間]


第二結果評価方法

1. 24週間の盲検投与期間中、レスキュー薬を投与せずに血小板数が 50,000/μL 以上である、又は30,000/μL 以上 50,000/μL 未満かつベースラインから2倍以上である週数[評価期間:24週間]

2. 24週間の盲検投与期間中、レスキュー薬を投与せずに血小板数が 30,000/μL 以上50,000/μL 未満かつベースラインのから 2倍以上である週数[評価期間:24週間]

3. 最初に血小板数が 50,000/μL 以上となるまで、又は 30,000/μL 以上 50,000/μL 未満かつベースラインから2倍以上となるまでの期間[評価期間:24週間]

4. レスキュー薬投与を要した患者の割合[評価期間:24週間]

5. Week 25時点の ITP出血スケール(IBLS)評価のベースラインからの変化[評価期間:投与期間52週、長期継続投与期間12か月及び最終投与からの追跡調査期間4週間]

IBLSは、過去の病歴別に9ヵ所の解剖学的部位について、0(なし)~2(著しい出血)の Gradeにより 11の部位別に判定した出血評価システムである

6. TEAEの発現頻度及び重症度[評価期間:投与期間52週、長期継続投与期間12か月及び最終投与からの追跡調査期間4週間]

身体検査、心電図、バイタルサイン及び臨床検査結果(生化学検査及び血液学的検査[有効性の主要評価項目に含まれる血小板数を除く])を含む

7. 出血に関するTEAEの発現頻度及び重症度[評価期間:投与期間52週、長期継続投与期間12か月及び最終投与からの追跡調査期間4週間]

8. Rilzabrutinibの血漿中濃度[評価期間:52週まで]

9. 成人(18歳以上)患者については、ITP-Patient Assessment Questionnaire(ITP‐PAQ:免疫性血小板減少症患者による評価質問票)の症状、煩わしさ及び活動の領域におけるベースラインからの変化[評価期間:投与期間52週、長期継続投与期間12か月及び最終投与からの追跡調査期間4週間]

ITP-PAQとは、免疫性血小板減少症の成人(18歳以上)患者の 生活の質(QOL)を測定するためにデザインされた疾患特異的ツールである。項目は、4週間を回想し 4、5、7点評価のリッカート尺度で回答する。項目のスコアはすべて連続した0~100点に変換され、高いスコアほど良好なQOLを表し、等しく重み付けされてスケールスコアが算出される

10. 12歳以上 18歳未満の患者については、Kids’ ITP Tools(ITP-KIT)スコアを評価尺度とする疾患特異的QOLのベースラインからの変化[評価期間:投与期間52週、長期継続投与期間12か月及び最終投与からの追跡調査期間4週間]

ITP-KITには、一連の疾患特異的な 3つのツール、7歳以上の小児が記入するようデザインされた小児自身による報告書、7歳未満の小児用の保護者による代理報告書、及び保護者への影響の報告書を含む。回答者は、過去 1週間を回想し、自身の疾患に関する経験を記録する。項目の合計を 0~100点に変換して合計スコアとし、高スコアほど良好な疾患特異的QOLを示す。

利用する医薬品等

一般名称

rilzabrutinib(PRN1008)、プラセボ


販売名

なし、なし