この治験は、ケストースという薬を使って、手術で取り除けない進行中の膵臓がんの患者さんの栄養状態を改善することを評価するために行われます。
この治験に参加するための条件は、20歳以上の男性・女性で、病院で診断された進行した膵癌の患者です。ただし、妊娠中の女性や、重度の腎臓や心臓の病気がある人、アルコールを多く飲む人、食べ物を口から摂取できない人、他の膵臓の病気や他の臓器のがんがある人、以前に膵癌の治療を受けた人、難吸収性の抗菌薬を常用している人は参加できません。治験に参加する前に、書面で同意を得る必要があります。
この治験は、切除不能進行膵癌の患者さんを対象に、新しい治療法の効果を調べる研究です。治療法によって、患者さんの栄養状態が改善するかどうかを主に評価します。また、患者さんの生活の質や副作用の頻度や程度、治療後の予後なども調べます。治療法によって、腸内細菌叢や代謝産物、呼気中の希ガス成分なども変化するかどうかも調べます。治験の目的は、患者さんの生活の質を向上させ、治療効果を高めることです。
介入研究
切除不能進行膵癌例でのケストースによる栄養状態の改善
1.各評価時期のPerformance status(KPS)の変化
2.各評価時期のThe European Organization for the Research and Treatment of Cancer Quality of Life Questionnaire(EURTC-QLQ-C30)の変化
3.各評価時期の総エネルギー消費量(total energy expenditure:TEE)の変化
4.糞便中の短鎖脂肪酸(酪酸、酢酸、プロピオン酸など)の変化量
5.血中のRapid turnover proteinの変化量
6.糞便中の腸内細菌叢の変化と治療効果の関係
7.糞便中の代謝産物のメタボローム、胆汁酸および蛋白質の解析
8.呼気中の希ガス成分と腸内細菌叢や膵外分泌機能との関連
9.化学療法完遂率
10.化学療法による副作用の頻度と程度
11.切除不能進行膵癌例の予後
情報なし:
ケストース
ベビーオリゴ
名古屋大学医学部附属病院
愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65
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