この研究は、薬用モンダミンDH-1Nという洗口剤が象牙質知覚過敏症に対してどのような効果があるかを調べるもので、既に承認されている医薬部外品と同等性を確認するために行われます。研究結果は、新しい洗口剤の開発に役立てられ、歯科医療に貢献することが期待されます。
この治験に参加できるのは、20歳以上の男性・女性で、特定の歯に擦過や冷気刺激に対してスコア1または2と判定される歯が1本以上ある人です。また、治験の説明を受けて理解し、自分自身で同意書にサインすることができる人が対象です。ただし、抗アレルギー剤や抗生剤、消炎鎮痛剤などの薬を常用している人や、象牙質知覚過敏症の治療を受けている人、重篤な口腔内疾患や全身的疾患を持っている人は参加できません。研究責任者や研究分担者が不適当と判断した場合も参加できません。これらの条件は、治験の有効性評価に影響するため設定されています。
この治験は、象牙質知覚過敏症という病気に対して、新しい治療法を試すものです。治療法の効果を調べるため、被験者に歯面を擦ったり、冷たい空気を吹きつけたりして、痛みや過敏状態を評価します。また、治療法によって新たな症状が出た場合には、その程度や原因を記録します。治験の結果は、新しい治療法の開発に役立ちます。
介入研究
擦過痛、冷気痛、自覚評価の3点について、下表に示す判定基準で評価する。
① 擦過痛:歯頚部に一定の圧力を加わることが可能な探針を用いて、歯面に対して一定圧(40g)で直角に擦過する。
② 冷気痛:隣接歯をガーゼ等で被って被験歯から隔離し、被験歯の唇側歯頚部に圧搾空気(0.38MPa)を1秒間吹きつける。担当医が測定器具を用いてキャリブレーションを行う。
③自覚評価:担当医師が問診を行うことにより、被験者自身の日常生活での過敏状態を評価する。
試験開始後、新たに発現した症状(副作用)及び程度について、試験担当歯科医師は発現日、内容、処置内容、経過、試験製剤との因果関係等を記録する。
①症状の程度
+++:高度(試験製剤の使用中止)
++:中等度(処置により継続的使用可)
+:軽度(程度は軽く、特別な処置を要しない)
②因果関係
1:明らかに関連あり
2:多分関連あり
3:関連があるかもしれない
4:関連ないらしい
5:関連なし
なお、因果関係1~3に該当するものは副作用として扱う。4又は5に該当する場合は、その理由を記載する。
情報なし:
利用する薬品情報はありません
岡山大学大学院
岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
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