この治験は、メトトレキサートを服用している膠原病・リウマチ性疾患患者において、葉酸の適切な補充量を調べるための研究です。
男性・女性
18歳以上
上限なし
この治験は、関節リウマチや乾癬性関節炎などの病気に対する新しい治療法を調べるものです。治験のフェーズは2で、治療法の安全性や効果を調べるために行われます。治験に参加する患者さんたちは、葉酸という栄養素を投与されます。この治験では、葉酸の投与量が異なる2つのグループを比較して、肝障害の発生率を調べます。また、治療開始から12週後における肝酵素の変化量や、葉酸の投与量がより効果的な患者さんを特定することも調べます。さらに、治療の効果や副作用、薬の濃度と病気の関係なども調べます。治験に参加することで、新しい治療法の開発に貢献することができます。
介入研究
葉酸10mg/週をメトトレキサート最終投与24時間後に補充した群(ARM-1群)と葉酸5mg/週をメトトレキサート最終投与24時間後に葉酸を補充した群(ARM-2群)において、治療開始12週後における肝障害の発生率を比較する。
1. ARM-1群とARM-2群において、治療開始12週後(Day84)におけるベースライン(Day0)からの肝酵素の変化量(ΔAST、ΔALT)を比較する。また、この比較をベースラインで肝障害を認めていた例と認めていなかった例で層別化して検討も行う。
2. MTX副作用(肝障害)の観点から葉酸補充量10mg/週がより好ましい患者を示唆する因子を同定する。
3. ARM-1群においてベースラインと治療開始12週後でPatient reported outcome(PRO)や血液検査(血球、MCV、肝酵素、CRP、血沈)の変化を比較する。
4. ARM-1群とARM-2群において、観察期間中に疾患活動性悪化や薬剤関連副作用の理由で関節リウマチ治療薬やステロイド・免疫抑制剤の追加投与や変更が必要であった患者の割合を比較する。
5. Day84時点における赤血球中ポリグルタメート化メトトレキサート濃度と関節リウマチ疾患活動性(SDAI、CDAI)、全般の疾患活動性(CRP、血沈)、メトトレキサート副作用(口内炎、消化器症状、血球異常、肝障害)、葉酸補充量、腎機能(eGFR)、BMIとの関連を調べる。
6. Day0時点での関節リウマチ患者とその他の膠原病・リウマチ性疾患患者における赤血球中ポリグルタメート化メトトレキサート濃度の違いを比較する。
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
葉酸
フォリアミン錠
広島大学病院
広島県広島市南区霞1-2-3
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