慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の成人患者を対象とした新しい薬の効果や安全性を調査するための治験が行われています。
男性・女性
18歳以上
上限なし
この治験は、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎という病気を対象として行われています。治験の目的は、新しい治療法の効果や安全性を調べることです。治験はフェーズ3の介入研究で、被験者に薬を投与してその効果を評価します。 主な評価方法として、血液中の特定の物質(総IgG)の濃度を測定し、薬の効果を評価します。また、患者の症状や機能に関する評価も行われます。再発の有無や筋力、日常生活の制限などが評価されます。 治験中には、治療に関連した有害事象や投与方法に関するデータも収集されます。治験の期間は約4年間で、様々な評価が行われます。治験の結果は、新しい治療法の開発や患者の治療に役立つ情報となります。
介入研究
1. 血清中総IgG濃度に基づく、ベースライン未補正の定常状態における1投与間隔内の血中濃度-時間曲線下面積(AUC0-tau,ss)
評価期間:投与間隔が3週間の被験者はDay 1(投与前、投与後)、投与24、72、120時間、7、14、17及び21日後、投与間隔が4週間の被験者はDay 1(投与前、投与後)、投与24、72、120時間、7、14、21及び28日後
1. 血清中総IgG濃度に基づくベースライン未補正の定常状態における投与後0時間から最終定量可能時点までの血中濃度-時間曲線下面積(AUClast,ss)
評価期間:投与間隔が3週間の被験者はDay 1(投与前、投与後)、投与24、72、120時間、7、14、17及び21日後、投与間隔が4週間の被験者はDay 1(投与前、投与後)、投与24、72、120時間、7、14、21及び28日後
2. 血清中総IgG濃度に基づくベースライン未補正の定常状態における最終定量可能時点(Tlast,ss)
評価期間:投与間隔が3週間の被験者はDay 1(投与前、投与後)、投与24、72、120時間、7、14、17及び21日後、投与間隔が4週間の被験者はDay 1(投与前、投与後)、投与24、72、120時間、7、14、21及び28日後
3. 血清中総IgG濃度に基づくベースライン未補正の定常状態における最高血中濃度(Cmax,ss)
評価期間:投与間隔が3週間の被験者はDay 1(投与前、投与後)、投与24、72、120時間、7、14、17及び21日後、投与間隔が4週間の被験者はDay 1(投与前、投与後)、投与24、72、120時間、7、14、21及び28日後
4. 血清中総IgG濃度に基づくベースライン未補正の定常状態における最高血中濃度到達時間(Tmax,ss)
評価期間:投与間隔が3週間の被験者はDay 1(投与前、投与後)、投与24、72、120時間、7、14、17及び21日後、投与間隔が4週間の被験者はDay 1(投与前、投与後)、投与24、72、120時間、7、14、21及び28日後
5. 血清中総IgGのトラフ濃度
評価期間:4.06年間
6. 調整Inflammatory Neuropathy Cause and Treatment(INCAT)スコアによる評価によりベースラインと比較した時の再発を達成した被験者数
評価期間:ベースラインから24週間
再発は、調整Inflammatory Neuropathy Cause and Treatment(INCAT)スコアで、ベースラインと比較して1ポイント以上の増加と定義する。INCATスコアは、患者の上肢及び下肢の障害レベルを臨床医が報告する尺度である。INCATの上肢及び下肢の要素は、それぞれ0~5ポイントでスコア化され、これらを合計して0~10ポイントの範囲で全般的なINCATスコアを算出する。スコアが0ポイントは機能障害の徴候なし(例:上肢に問題はなく、歩行に影響はない)、10ポイントは最重度の機能障害(例:いずれかの腕で目的をもった動きが不可能かつ車椅子を必要とする、補助があっても立位や数歩の歩行が不可能)を示す
7. ベースラインと比較したときの24週間後の握力の変化
評価期間:ベースラインから24週間
握力は、治験責任医師又は治験分担医師/治験責任医師の指名する者が運動機能の指標としてマーチン握力計かJamar 型ダイナモメーター(通常診療内で用いられるもの)を用いて評価する。
8. ベースラインと比較したときの24週間後のMedical Research Council(MRC)合計スコアの変化
評価期間:ベースラインから24週間
MRC合計スコアは体の両側からの筋力の指標として使用する。MRCスコアは0~5までの範囲で、MRC合計スコアの範囲は、0(麻痺)~60(正常筋力)である。スコアが高ければ高いほど筋力があることを示す。
9. ベースラインと比較したときのInflammatory Rasch-built Overall Disability Scale(I-RODS)パーセンタイルスコアの変化
評価期間:ベースラインから24週間
I-RODSは、バリデート済みの患者報告による総合的な線形加重障害評価尺度で、CIDPを含む免疫介在性末梢性ニューロパチー患者における活動及び社会参加の制限を捕捉することに特化してデザインされている。I-RODSは24項目で構成され、被験者は、評価時点での様々な日常的な作業に関する被験者自身の機能について評価する。被験者は各項目に対して、次のように0~2のスコアを割り当てる:0 = 実施不能、1 = 実施できるが困難を伴う、2 = 容易に実施可能。スコアが低ければ低いほどより活動及び社会参加の制限を示す。
10. 治験治療下で発現した有害事象(TEAE)の発現割合
評価期間:4.06年間
11. TAK-881と関連ありと判定されたTEAEによる投与中止、投与中断及び注入速度低下の発現割合
評価期間:4.06年間
12. 遺伝子組換えヒトヒアルロニダーゼ(rHuPH20)に対する結合抗体陽性(抗体価1:160以上と定義)及び中和抗体陽性の発現割合
評価期間:4.06年間
13. TAK-881及びHYQVIAの全量投与時における1ヵ月あたりの投与回数
評価期間:4.06年間
14. TAK-881及びHYQVIAの全量投与時における1ヵ月あたりの投与部位数(針刺し回数)
評価期間:4.06年間
15. TAK-881及びHYQVIAの全量投与時における投与1回あたりの投与部位数(針刺し回数)
評価期間:4.06年間
16. TAK-881及びHYQVIAの全量投与時における投与時間(分)
評価期間:4.06年間
17. TAK-881及びHYQVIAの全量投与時における1ヵ月あたりの投与時間(分/月)
評価期間:4.06年間
18. TAK-881及びHYQVIAの全量投与時における1投与部位あたりの忍容可能な最大注入速度(1投与部位あたりのmL/時)
評価期間:55週間
19. TAK-881及びHYQVIAの全量投与時における1投与部位あたりの注入量(1投与部位あたりのmL)
評価期間:55週間
20. TAK-881及びHYQVIAの全量投与時における医療従事者(HCP)が測定した投与準備時間
評価期間:4.06年間
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
皮下注用免疫グロブリン(ヒト)及び遺伝子組換えヒトヒアルロニダーゼ(rHuPH20)
なし
武田薬品工業株式会社
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