KRAS p.G12C変異を持つ未治療の転移性結腸直腸癌患者を対象に、新しい治療法の効果を既存の治療法と比較する大規模な臨床試験が行われます。
参加条件: - 年齢が18歳以上であれば参加可能 - 男性・女性どちらでも参加可能 - 下記の条件を満たす患者が参加可能 1. 進行性大腸がん(mCRC)の診断があり、特定の遺伝子変異(KRAS p.G12C)が確認されている 2. 中央検査機関で遺伝子変異が確認されている 3. 転移性病変が測定可能である 4. 活動度が高く、適切な臓器機能を持っている - 下記の条件を満たす患者は参加不可 1. 未治療の脳転移がある 2. 髄膜癌腫症がある 3. 過去に同じ遺伝子変異に対する治療を受けたことがある 4. 間質性肺臓炎や肺線維症の既往歴がある、またはCTスキャンで確認された場合
この治験は、転移性結腸直腸癌を対象としたフェーズ3の介入研究です。主な評価方法は、固形がんの治療効果を判定するための規準であるRECIST v1.1に基づくPFS(進行フリー生存期間)です。また、全生存期間(OS)や客観的奏効率(OR)、奏効期間(DOR)なども評価されます。さらに、治験担当医師の評価による各種指標や有害事象の発生も調査されます。また、投与前の薬物濃度や最高血漿中濃度も測定されます。治験の期間は最長で3〜5年間です。
介入研究
1. 固形がんの治療効果判定規準第1.1(RECIST v1.1)に基づくPFS[最長約3年間]
1. 全生存期間(OS)[最長約5年間]
2. RECIST v1.1に基づく客観的奏効率(OR) per RECIST v1.1[最長約3年間]
3. RECIST v1.1に基づく奏効期間(DOR)[最長約3年間]
4. RECIST v1.1に基づく病勢コントロール率(DCR)[最長約3年間]
5. RECIST v1.1に基づく奏効までの期間(TTR)[最長約3年間]
6. RECIST v1.1に基づく奏効の深さ[最長約3年間]
奏効の深さは、病変の長径和のベースラインから最良変化率として算出した腫瘍縮小率。
7. RECIST v1.1に基づく早期腫瘍縮小(ETS)[最長約3年間]
8. RECIST v1.1に基づく治験担当医師の評価によるPFS[最長約3年間]
9. RECIST v1.1に基づく治験担当医師の評価による客観的奏効(ORR)[最長約3年間]
10. RECIST v1.1に基づく治験担当医師の評価によるDOR[最長約3年間]
11. RECIST v1.1に基づく治験担当医師の評価によるDCR[最長約3年間]
12. RECIST v1.1に基づく治験担当医師の評価によるTTR[最長約3年間]
13. RECIST v1.1に基づく治験担当医師の評価による奏効の深さ[最長約3年間]
14. RECIST v1.1に基づく治験担当医師の評価によるETSまでの時間[最長約3年間]
15. 有害事象(AE)を経験した被験者数[最長約3年間]
AEとは、医薬品が投与された患者又は被験者に生じたあらゆる好ましくない医療上のできごと。必ずしも当該医薬品の投与との因果関係が明らかなもののみを示すものではない。重篤なAEとは、死に至るもの、生命を脅かすもの、入院又は入院期間の延長が必要となるもの、永続的又は顕著な障害・機能不全に陥るもの、先天異常・先天性欠損を来すもの又は重要な医学的事象であり、上記の基準には該当しないが、適切な医学的判断に基づき、患者を危険にさらすか、又は上記のような結果に至らないように内科的又は外科的処置を必要とするような有害事象と定義する。
16. ソトラシブの投与前濃度(Ctrough)[Day 1(投与前)からサイクル2のweek 4(投与後)、但し1サイクル=28日]
17. ソトラシブの最高血漿中濃度(Cmax)[Day 1(投与前)からサイクル2のweek 4(投与後)、但し1サイクル=28日]
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
ソトラシブ、パニツムマブ、フルオロウラシル、イリノテカン塩酸塩水和物、レボホリナートカルシウム水和物
ルマケラス、ベクティビックス、5-FU、カンプト、アイソボリン
アムジェン株式会社
東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー
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