非特定臨床研究
心不全患者の薬の効果を調べる試験
目的
この治験は、心不全の患者に対してβ遮断薬の投与を中止もしくは減量した場合に、心拍応答、心拍出予備能、運動耐容能にどのような影響があるかを調べるものです。評価には心肺運動負荷試験併用の運動負荷心エコー図検査が用いられます。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するには、20歳以上の男性・女性で、HFpEF(心不全の一種)かHFpEFの疑いがある人、あらかじめ決められた最低量以上の薬を飲んでいる人、エルゴメーターという運動器具で30秒以上運動できる人、そして参加に同意してくれる人が条件です。ただし、中等度以上の大動脈弁狭窄症や肥大型心筋症などの病気がある人、運動負荷検査が禁忌の合併症を持っている人、陳旧性心筋梗塞の既往がある人などは参加できません。また、医師の判断によって不適当と判断された人も参加できません。
治験内容
この治験は、心臓の機能が低下しているが、まだ左室駆出率が保たれている心不全の治療方法を研究するものです。治験のフェーズは2で、介入研究と呼ばれるタイプの研究です。主要な評価方法は、治療を始めてから4週間後に行う心臓の負荷テストで、最大酸素摂取量の変化を調べます。また、心拍数や心臓の機能など、他のパラメータも調べます。さらに、治療が患者の予後にどのような影響を与えるかも調べます。具体的には、入院までの時間や死亡までの時間などを調べます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
介入から4週後の最大酸素摂取量のベースラインの運動負荷心エコー図検査からの変化量
第二結果評価方法
介入から4週後の以下のパラメータのベースラインの運動負荷心エコー図検査からの変化量:
・最大負荷時心拍
・最大負荷時心拍出量
・最大負荷時s’
・最大負荷時GLS
・VE/VCO2スロープ
・NT-proBNP
以下の予後も検討する:
・初回心不全入院までの時間
・全死亡までの時間
・心臓死までの時間
・初回心不全入院もしくは全死亡までの時間
・初回心不全入院もしくは心臓死までの時間
治験フェーズ
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する医薬品等
一般名称
カルベジロール、ビソプロロール、アテノロール、プロプラノロール、メトプロロール
販売名
アーチスト、インデラル、セロケン、テノーミン、ビソノテープなど
実施組織
群馬大学医学部附属病院
群馬県前橋市昭和町3-39-15
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