悪性遠位胆管狭窄に対する、細径 covered self-expandable metallic stent(SEMS)の2本留置法の、有用性及び安全性に関する前向き研究
臨床研究
目的
悪性遠位胆管狭窄に伴う閉塞性黄疸に対する胆道ドレナージに用いる胆管ステントは、プラスチック製と金属製self-expandable metallic stent(SEMS)の2種類に大きく大別され、SEMSの表面が膜で覆われたcovered type SEMS (cSEMS) が用いられることが多い。cSEMSは、カバー部分が膵管口を塞ぐことにより膵炎を来すことが報告されており、術後膵炎の影響による治療の遅れが問題である。近年6mmの細径の胆管用のcSEMSが開発され、この細径ステントを2本留置することによって、ステント間に間隙が生まれ、術後膵炎発症リスクが軽減されることが予想され、さらには2本留置によって、ステント長径は従来と同等以上に保たれるため、効率的で安全性の高いドレナージ方法であると考える。本研究は、細径SEMSの2本留置法の有用性と安全性の妥当性を検証することを目的とする。
参加条件
性別
年齢
閉塞性黄疸D041781
選択基準
男性・女性