企業治験
活動性ループス腎炎患者に対するオビヌツズマブの効果を調べる多施設共同の臨床試験
AI 要約前の題名
活動性ループス腎炎患者を対象とした,オビヌツズマブの多施設共同,プラセボ対照,無作為化,二重盲検第III相臨床試験

目的
この治験は、日本人のループス腎炎患者を対象に、標準療法に加えてオビヌツズマブまたはプラセボを投与することで、治療効果を比較するための試験です。試験は多施設で行われ、ランダム化や二重盲検などの方法が用いられます。治験に参加する患者は、EULAR/ACR 2019分類基準によりSLEと診断され、かつ腎生検によりIII型またはIV型のループス腎炎と診断された18~75歳の人々です。
AI 要約前の目標
本治験は標準療法(ミコフェノール酸モフェチル+経口ステロイド)にオビヌツズマブ若しくはプラセボを上乗せ投与する多施設共同,プラセボ対照,ランダム化,二重盲検試験である。EULAR/ACR 2019分類基準によりSLE と診断され,かつ同意取得前6カ月以内若しくはスクリーニング期間中に実施された腎生検によりISN/RPS 2003分類基準に則りIII 型若しくはIV 型(III/IV+V 型を含む)と診断された18~75歳の日本人ループス腎炎患者を登録する。
参加条件
この治験に参加するための条件は、日本在住で18歳以上75歳以下の男性または女性で、以下の条件を満たす必要があります。 ①両親ともに日本人であること。 ②腎臓の病気で、過去6カ月以内に腎生検でISN/RPS III、IV、III/IV+V型活動性ループス腎炎と診断されたこと。 ③SLEと診断され、ループス腎炎を有し、抗核抗体が陽性であること。 ④24時間の尿検査でUPCRが1以上であること。 ⑤過去6カ月以内にステロイドパルス療法を受けたこと。 ⑥妊娠可能な女性は、適切な避妊法を使用することに同意することが必要です。 ⑦男性は、適切な避妊法を使用することに同意することが必要です。 ただし、以下の条件を満たす場合は、治験に参加できません。 ①腎臓の病気が重度であること。 ②急速進行性糸球体腎炎を有すること。 ③神経精神ループスを有すること。 ④過去9カ月以内に抗CD20抗体の治療を受けたこと。 ⑤過去4週間以内にカルシニューリン阻害剤の治療を受けたこと。 ⑥過去2カ月以内にシクロフォスファミドの治療を受けたこと。 ⑦過去2カ月以内に抗CD20抗体以外の生物学的製剤治療を受けたこと。 ⑧過去2カ月以内にJAK阻害剤、BTK阻害剤、TYK2阻害剤もしくはあらゆる治験薬の投与を受けたこと。 ⑨過去28日以内に生ワクチンの投与を受けたこと。 ⑩感染症に罹患している又は重篤な感染症の再発の既往があること。 ⑪重症感染症に罹患していること。 ⑫過去5年以内に悪性腫瘍の既往があること。 ⑬過去4週間以内に入院を要する外科手術を受けたこと。 ⑭進行性多巣性白質脳症(PML)の既往があること。
AI 要約前の参加条件
性別
男性・女性
年齢
18歳以上75歳以下
選択基準
①18-75歳の日本在住であり、両親ともに日本人である患者
②同意取得前6カ月以内若しくは期間中に実施された腎においてISN/RPS III、 IV、 III/IV+V型ループス腎炎と診断された患者(III (C)型、IV (C)型の患者は除外)
③2019 EULAR/A診断基準に則りSLEと診断された患者で、②の通りIII型もしくはIV型ループス腎炎を有し、時点若しくは過去に実施された検査において抗核抗体陽性の患者
④UP≧1(24時間畜尿)
⑤前6カ月以内、期間中(Day1のオビヌツズマブもしくは投与前まで)に、LNに対し少なくとも1回以上のステロイドパルス療法(メチルプレドニゾロン換算250 mg以上)が施行された患者
⑥妊娠可能な女性:禁欲(異性間の性交渉を控える)又は適切な避妊法の使用、及び卵子の提供の禁止に同意した患者(オビヌツズマブ若しくは最終投与後18カ月以内、MMF最終投与後6週以内)
⑦男性:禁欲(異性間の性交渉を控える)又は適切な避妊法の使用、及び精子の提供の禁止に同意した患者(MMF最終投与後90日以内)
除外基準
①eGFR< 30mL/min/1.73m2 (eGFR creat式)もしくは透析、腎移植が必要な重篤な腎障害
②糸球体の50%を超える範囲に硬化が見られる患者
③以下に定義される急速進行性糸球体腎炎を有する患者。
・糸球体の50%以上に半月体形成が認められる
・2カ月以内に継続する施設基準値の2倍を超える血清クレアチニン値上昇が確認された患者
・担当医により急速進行性糸球体腎炎と診断された患者
④神経精神ループス
⑤前9カ月以内に抗CD20抗体の治療を受けた患者
⑥前4週以内にカルシニューリンの治療を受けた患者
⑦前2カ月以内にシクロフォスファミドの治療を受けた患者
⑧前2カ月以内に抗CD20抗体以外の生物学的製剤治療を受けた患者
⑨前2カ月以内にJAK、BTK、TYK2もしくはあらゆる治験薬の投与を受けた患者
⑩前28日以内に生ワクチンの投与を受けた患者
⑪の感染に罹患している又は重篤な感染症の再発の既往がある患者
⑫重症感染症に罹患している患者(前8週以内の入院や抗菌剤のIV投与等)
⑬5年以内の悪性腫瘍の既往
⑭前4 週以内に入院を要する外科手術を受けた患者(局所麻酔下で実施する軽微な外科手術は除く)
⑮進行性多巣性白質脳症(PML)の既往
治験内容
この治験は、ループス腎炎という病気に対する新しい治療法の効果を調べるものです。フェーズ3という段階で行われており、オビヌツズマブという薬を標準療法と併用した場合と、プラセボと標準療法を併用した場合の有効性を比較します。主要な評価項目は、76週時点で完全な腎臓の回復が達成された患者の割合です。また、副次的な評価項目として、尿蛋白改善を示す患者の割合や、治療の成功や腎臓に関連する問題が発生した患者の割合も調べます。治験の安全性や薬の動きや効果についても評価します。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
有効性
オビヌツズマブと標準療法(ミコフェノール酸モフェチル + 経口ステロイド)併用時及びプラセボと標準療法併用時の有効性(76週時点における治験実施計画書で定義するComplete Renal Response達成)を比較する。
第二結果評価方法
安全性、有効性、薬物動態、薬力学、その他
オビヌツズマブと標準療法併用時及びプラセボと標準療法併用時の有効性(副次的評価項目)を比較する。主要な副次的評価項目は以下のとおりである。
①76 週時点における尿蛋白改善を示す患者割合
②50 週時点におけるORR(CRR + PRR)を達成した患者割合
③76 週までに死亡,治療不成功若しくは腎関連事象を発現した患者割合
利用する医薬品等
一般名称
オビヌツズマブ
販売名
ガザイバ点滴静注1000mg
組織情報
実施責任組織
学校法人産業医科大学
東京都中央区日本橋室町 2-1-1
お問い合わせ情報
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