
治験の目的は、特定の卵巣癌の患者に対して、新しい治療法(R-DXd)を使った場合の効果を調べることです。この治療法は、他の薬(ベバシズマブ)と一緒に使う場合と、使わない場合で比較されます。主な評価基準は、病気が進行しない期間です。これを既存の標準治療と比べて、その効果を確認します。
治験に参加するための条件について、わかりやすく説明しますね。 ### 参加条件 1. **年齢と性別**: 18歳以上の女性が対象です。 2. **病歴**: 特定の種類のがん(卵巣がん、腹膜がん、卵管がん)を持っていることが必要です。これらのがんは、病理検査で確認されている必要があります。 3. **検査結果**: 特定の遺伝子検査(HRDやBRCA検査)の結果が必要です。 4. **健康状態**: 治療を受ける前の体調が良好で、ECOGパフォーマンスステータスが0または1(ほぼ健康で日常生活に支障がない状態)であることが求められます。 5. **検査データ**: 治験を行う医療機関での基準に合った検査データが必要です。 6. **妊娠可能な女性**: 妊娠の可能性がある女性は、特定の条件を満たせば参加できます。 7. **前治療歴**: プラチナ製剤を使った治療を2回受けていることが必要です。 8. **病勢の安定**: 治療後に病気が進行していないことが確認されている必要があります。 9. **治療選択**: 治験責任医師が、他の治療法(PARP阻害薬)が最適でないと判断していること。 10. **治療のタイミング**: 最後のプラチナ製剤治療から4〜9週間後に参加する必要があります。 11. **治験のルールを守る意志**: 定期的な通院や治験に関する手続きに従う意志が必要です。 ### 除外基準 参加できない条件もあります。以下のような場合は参加できません。 1. **がんの種類**: 特定のがん以外のがんを持っている場合。 2. **治療の間隔**: 最近治療を受けたばかりで、治療の間隔が不十分な場合。 3. **脳の病気**: 脳に転移がある場合や、脳の病気がある場合。 4. **心臓の病気**: 心臓に問題がある場合。 5. **肺の病気**: 重い肺の病気がある場合。 6. **ステロイドの使用**: 高用量のステロイドを長期間使用している場合。 7. **他のがんの歴史**: 最近、他の種類のがんの治療を受けた場合。 8. **治療の副作用**: 前の治療の副作用が回復していない場合。 9. **妊娠や授乳**: 妊娠中または授乳中の女性。 10. **精神的・社会的な問題**: 治験に参加する上での障害がある場合。 このように、治験に参加するためにはいくつかの条件があります。もし自分が参加できるかどうか不安な場合は、医療機関の担当者に相談してみてください。
この治験は、卵管癌や腹膜癌、卵巣癌の一種に対する新しい治療法を試すための研究です。以下に、治験の内容をわかりやすく説明します。 ### 研究の目的 この治験は、特定のがんに対して新しい治療法がどれくらい効果があるかを調べるためのものです。治療の効果を評価するために、患者さんの病気の進行状況や健康状態を長期間にわたって観察します。 ### 研究の進め方 - **治験の種類**: 介入研究というもので、患者さんに新しい治療を受けてもらいます。 - **フェーズ**: フェーズ3という段階で、これは新しい治療法がすでに他の段階で試されており、より多くの人に対してその効果と安全性を確認する段階です。 ### 対象となる病気 - 卵管癌 - 原発性腹膜癌 - 高異型度漿液性卵巣癌 - 類内膜卵巣癌 ### 評価方法 治験では、以下のような方法で治療の効果を評価します。 1. **無増悪生存期間(PFS)**: 治療を始めてから、病気が進行しない期間を測ります。これは、治療がどれだけ効果的かを示す重要な指標です。 2. **全生存期間(OS)**: 治療を始めてから、患者さんがどれくらい生存できるかを測ります。 3. **副作用の観察**: 治療中にどのような副作用が出るかを記録します。 4. **血液検査**: 治療薬の血中濃度を測定し、どれくらい体に残っているかを調べます。 5. **生活の質の評価**: 患者さんの健康状態や生活の質を、特定の質問票を使って評価します。 ### 研究の期間 この治験は最大で約6年間続きます。患者さんは治療を受けながら、定期的に診察や検査を受けることになります。 ### まとめ この治験は、特定のがんに対する新しい治療法の効果や安全性を確認するための重要な研究です。患者さんの健康状態や生活の質を向上させることを目指しています。治験に参加することで、新しい治療法の開発に貢献することができます。
介入研究
1. Response Evaluation Criteria in Solid Tumors version 1.1(RECIST v1.1)に基づくBICRの判定による無増悪生存期間(PFS)
PFSは無作為割付日からRECIST v1.1に基づくBICRの判定による画像診断上の病勢進行が最初に客観的に記録された日又は死因を問わない死亡日(いずれか早い方)までの期間(ヵ月)と定義する。
[評価期間:最大約6年間]
1. 全生存期間(OS)
OSは、無作為割付日から死因を問わない死亡日までの期間(ヵ月)と定義する。
[評価期間:最大約6年間]
2. RECIST v1.1に基づく治験責任医師の判定によるPFS
PFSは無作為割付日からRECIST v1.1に基づく治験責任医師の判定による画像診断上の病勢進行が最初に客観的に記録された日又は死因を問わない死亡日(いずれか早い方)までの期間(ヵ月)と定義する。
[評価期間:最大約6年間]
3. PFS2
PFS2は、無作為割付日から2回目の病勢進行日又は死因を問わない死亡日(いずれか早い方)までの期間(ヵ月)と定義する。
[評価期間:最大約6年間]
4. 1 件以上の治験治療下で発現した有害事象(TEAE)を発現した参加者の数
TEAEは、治験治療期間中(治験薬の初回投与日から治験薬の最終投与日の70日後まで)に発現又は悪化した有害事象(AE)と定義する
[評価期間:最大約6年間]
5. R-DXdの血漿中濃度(ペイロードと結合した抗体)
[評価期間:投与前、投与後を含め各サイクル期間中に複数回、最大約6年間(各サイクルは21日間)]
6. 抗カドヘリン-6(CDH6)抗体(総量)の血漿中濃度
[評価期間:投与前、投与後を含め各サイクル期間中に複数回、最大約6年間(各サイクルは21日間)]
7. DXdペイロードの血漿中濃度
[評価期間:投与前、投与後を含め各サイクル期間中に複数回、最大約6年間(各サイクルは21日間)]
8. 治験治療下で抗薬物抗体(ADA)が発現した参加者の割合
[評価期間:投与前、投与後を含め各サイクル期間中に複数回、最大約6年間(各サイクルは21日間)]
9. 免疫組織化学(IHC)測定による腫瘍組織中のCDH6タンパク質発現、並びにPFS及びOSとの相関
[評価期間:最大約6年間]
10. European Organisation for Research and Treatment of Cancer Core Quality of Life Questionnaire(EORTC QLQ-C30) v3.0に基づく全般的健康状態/生活の質(QoL)スコア、機能スケール、症状スケールのベースラインからの変化
EORTC QLQ-C30には5つの機能尺度、3つの症状尺度、全般的健康状態/QoL尺度、6つの単一項目が含まれる。機能、症状、及び単一項目の各項目は、1(「まったくない」)から4(「とても多い」)までの4段階で採点されます。最後の2つの「全般的健康状態/QoL」項目は、1(「とても悪い」)から7(「とてもよい」)までの7段階で採点される。すべての尺度及び単一項目指標のスコアは0~100の範囲に変換される。尺度のスコアが高いほど、反応のレベルが高いことを表し、症状尺度においてはもとっも悪いことを表す。
[評価期間:ベースラインから最大約6年間]
11. EORTC QLQ-C30 v3.0に基づく全般的健康状態/QoL、機能及び症状の悪化までの期間(TTD)
[評価期間:最大約6年間]
12. European Organization for Research and Treatment of Cancer Quality of Life Questionnaire - Ovarian Cancer Module (EORTC QLQ-OV28)に基づく腹部/胃腸(GI)症状及び疾患/治療に対する姿勢
EORTC QLQ-OV28は28項目で構成され、腹部/消化器症状(6項目)、末梢神経障害(2項目)、その他の化学療法による副作用(5項目)、ホルモン症状(2項目)、ボディイメージ(2項目)、疾患/治療に対する態度(3項目)、性的関心(4項目)、消化不良/胸やけ(1項目)、脱毛(2項目)、及び味覚の変化(1項目)を評価する。各スコアは0~100の範囲で、スコアが高いほど転帰が不良であることを示すが、性的関心領域についてはこれが逆になる。
[評価期間:ベースラインから最大約6年間]
13. EORTC QLQ-C30 v3.0に基づく腹部/GI症状及び疾患/治療に対する姿勢の悪化までの期間(TTD)
[評価期間:最大約6年間]
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
Raludotatug Deruxtecan(R-DXd)、ベバシズマブ
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