ONO-2808という薬の効果をMSA患者に対して調査するため、プラセボと比較した3つの用量での治験を行います。安全性、薬物動態、臨床効果、薬の効力や有効性を示す生物学的指標の変化を評価します。
男性・女性
30歳以上
80歳以下
この治験は、多系統萎縮症という疾患に対する新しい治療法を調査するための研究です。治験のタイプは介入研究で、フェーズ2と呼ばれる段階に進んでいます。 治験では、治療を受ける患者さんの身体状態や治療の効果を評価するためにさまざまな評価方法が使われます。主な評価項目には、治療中に起こる有害事象や重篤な有害事象の頻度や重症度、バイタルサイン(血圧、脈拍数、体温、呼吸数)の異常、心電図検査の結果、身体所見の異常、臨床検査値の異常、自殺傾向評価などが含まれます。 さらに、血液中や脳脊髄液中における特定の物質の濃度も評価されます。これらの評価は、治験期間中に定期的に行われ、患者さんの安全性や治療効果を確認するために重要な情報を提供します。
介入研究
1.治験治療下で発現した有害事象(TEAE)及び治験治療下で発現した重篤な有害事象(TESAE)の発現頻度及び重症度
TEAE、治験薬との因果関係ありと判断されたTEAE、治験薬投与中止に至ったTEAE、TESAE及び治験薬との因果関係ありと判断されたTESAEの発現率を、器官別大分類(SOC)別、基本語(PT)別及び重症度別に集計する。
[評価期間:スクリーニングから追跡調査まで(Week 28)]
2.バイタルサイン(血圧、脈拍数、体温、呼吸数)
臨床的に重要な異常及び臨床的に重要でない異常の要約を各時点別に示す。
[評価期間:スクリーニングから追跡調査まで(Week 28)]
3.12誘導心電図(ECG)検査;心拍数、RR、PR、QRS、QT及び補正QT間隔(QTcF)などのパラメータ(これらに限定されない)
心電図の結果が正常、臨床的に重要でない異常、及び臨床的に重要な異常であった被験者数を、各時点で集計する。
[評価期間:スクリーニングから追跡調査まで(Week 28)]
4.臨床的に重要な身体所見の異常
理学的検査の結果が正常、臨床的に重要でない異常、及び臨床的に重要な異常であった被験者数を、各時点で集計する。
[評価期間:スクリーニングから追跡調査まで(Week 28)]
5.臨床検査値異常(血液学的検査、血液生化学的検査及び尿検査)
治験期間中のいずれかの時点で臨床検査値異常が認められた患者数を表にまとめる。
[評価期間:スクリーニングから追跡調査まで(Week 28)]
6.コロンビア自殺重症度評価尺度(C-SSRS)の臨床的異常所見
自殺傾向評価尺度(C-SSRS)に対する回答を一覧にする。
[評価期間:スクリーニングから追跡調査まで(Week 28)]
7.血漿中ONO-2808濃度
血漿中ONO-2808濃度の記述要約統計量を用量別及び時点別に算出する。
[評価期間:Week 2、Week 8、Week 12、Week 24]
8.脳脊髄液(CSF)中ONO-2808濃度
CSF中ONO-2808濃度の記述要約統計量を用量別及び時点別に算出する。
[評価期間:Week 24]
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
ONO-2808
なし
小野薬品工業株式会社
大阪府三島郡島本町桜井3-1-1
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