この治験は、肩の腱板断裂手術を受ける人を対象に、標準治療に加えてG-CSFを使うことで腱板修復を促進する効果を調べるための試験です。再断裂率をMRIで評価し、第Ⅲ相試験に進むための準備を行います。
この治験に参加するための条件は、20歳以上65歳未満で、腱板断裂と診断された人です。また、中断裂以上の状態で、関節鏡下肩腱板断裂手術を行う予定の人が対象です。参加する前に、文書で同意が得られていることが必要です。ただし、過去に薬物過敏症やアレルギー素因がある人、妊娠中や授乳中の人、悪性腫瘍の既往がある人、心疾患や肺疾患、腎疾患、肝疾患を有する人、自己免疫疾患や神経疾患を有する人、高血圧や高脂血症、糖尿病などの病気を持っている人は参加できません。また、MRI撮像上の禁忌条件を有する人や、医師の判断により対象として不適当と判断された人も参加できません。
この治験は、腱板断裂という病気に対する新しい治療法を研究するものです。治験の段階はフェーズ2で、治療の効果や安全性を調べるために行われます。主な評価方法は、術後3ヵ月における腱板再断裂率を調べることです。また、疼痛や機能、QOLなどの評価も行われます。治験に参加する患者さんは、治療の効果を確かめるために、新しい治療法を受けることになります。
介入研究
術後3ヵ月におけるSugaya分類による腱板再断裂率
【術後3ヵ月】
1)疼痛評価
NRS
鎮痛薬消費量
日本語版Central Sensitization Inventory(CSI)
日本語版PainDETECT
2)機能評価
日本整形外科学会肩関節疾患治療成績判定基準(JOA score)
Constant score
関節可動域、筋力
3)患者立脚型機能評価:
日本語版(Disability of the Arm, Shoulder, and Hand)DASH
ASES score
4)QOL評価
日本語版EQ-5D( EuroQol 5 Dimension )
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
フィルグラスチム
フィルグラスチムBS注75, 150, 300μgシリンジ「モチダ」,「F」
群馬大学医学部附属病院
群馬県前橋市昭和町三丁目39番22号
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