
この治験の目的は、くも膜下出血という病気の患者に対して、クラゾセンタンという薬と柴苓湯という漢方薬を一緒に使うことで、体内に余分な水分がたまる副作用の一つである「胸水貯留」を減らすことです。この治験では、効果を確認するために、効果がない偽薬(プラセボ)と比較します。胸水貯留が減ることで、患者の日常生活の質や満足度が向上することを目指しています。
男性・女性
18歳以上
上限なし
治験コーディネーターとして、治験の内容をわかりやすく説明しますね。 ### 研究の目的 この治験は、くも膜下出血という病気の治療法を調べるための研究です。具体的には、ある薬(柴苓湯)を使った場合と使わなかった場合(プラセボ)で、どのような違いがあるかを比較します。 ### 研究の進め方 - **フェーズ3**: これは治験の段階の一つで、すでに安全性が確認された薬を多くの人に試して、その効果を確認する段階です。 ### どのように評価するのか 治験では、以下のような方法で結果を評価します。 1. **超音波検査**: 発症から3日目、5日目、7日目、9日目、11日目、13日目、15日目に、胸に水がたまっているかどうかを調べます。これを通じて、柴苓湯を飲んだグループと飲まなかったグループで、胸水が出た人の割合を比べます。 2. **レントゲン検査**: 同じく発症からの各日で、胸部のレントゲンを撮り、胸水の有無を確認します。 3. **酸素の必要性**: 患者さんが酸素を必要としなかった日数や、酸素が必要だった人の割合を調べます。 4. **血液検査**: 特定の日に血液を採取し、炎症の指標や心臓の状態を調べます。 5. **脳の状態**: 脳の血管が収縮しているかどうかや、それに関連する脳梗塞の有無を確認します。 6. **遅発性脳虚血障害**: 発症から15日以内に新たに神経の問題が出たかどうかを調べます。 ### まとめ この治験は、くも膜下出血の治療において、柴苓湯がどれだけ効果があるのかを調べるために行われます。患者さんの状態を詳しく観察し、治療の効果や安全性を確認することが目的です。もし何か質問があれば、遠慮なく聞いてくださいね。
介入研究
発症3日、5日、7日、9日、11日、13日及び15日において超音波検査での胸水の有無を評価し、上記時点で少なくとも1回胸水が出現した症例の割合を柴苓湯投与群およびプラセボ群で比較する。
発症3日、5日、7日、9日、11日、13日及び15日において座位または立位での胸部レントゲン(ポータブルレントゲン撮影でも可)での胸水出現の割合
発症3日、5日、7日、9日、11日、13日及び15日の超音波検査で胸水を認めた評価時点数
発症3日、5日、7日、9日、11日、13日及び15日のレントゲン検査で胸水を認めた評価時点数
酸素投与非実施日数(oxygen-free days)
酸素投与を要した患者割合
クラゾセンタンの中止症例の割合
Day10±2の採血でのエンドセリン、炎症性サイトカイン(IL-6)、CRP、BNP
Day10〜15での脳血管攣縮の有無(血管径が33%以上収縮したものを脳血管攣縮と定義)
Day10〜15での脳血管攣縮に関連した脳梗塞(攣縮がある支配血管に一致した新規の脳梗塞)
Day15までに発生した遅発性脳虚血障害(新規局所神経障害、GCS2点以上の悪化あるいはNIHSS2点以上の悪化の1時間以上の持続。ただし再出血、水頭症、頭蓋内圧亢進、治療関連合併症、けいれん、全身合併症以外)
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
柴苓湯エキス
ツムラ柴苓湯エキス顆粒(医療用)
筑波大学附属病院
茨城県つくば市天久保2丁目1-1
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