顎骨形成手術における術中画像支援システムの有用性
目的
本研究では術前CTデータを術中画像支援システム、即ちBRAINLAB CMF Navigationシステムに登録し、顎骨形成手術にNavigationシステムを適用することによって、術前シミュレーション通りの手術の成否を術中に確認評価する手法の確立を目指している。具体的には顎骨形成手術では分離骨片を作成、再固定するので、その骨片移動量を任意の解剖学的ランドマーク(上顎骨:Nasion, ANS, U1 下顎骨:Pog)を基準に数値化したものを計測、評価指標とする。本研究には術後CT撮影も必ず行ない、最終的な移動量変化の評価も併せて行ない、当該研究の顎変形症手術に対する安全性、手術精度の向上に寄与するか(術前シミュレーションとの比較による差異測定)検討する
お問い合わせ情報
昭和大学歯科病院
inada-t-5@dent.showa-u.ac.jp
03-3787-1151
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参加条件
男性・女性
選択基準
1)昭和大学歯科病院顎顔面口腔外科に入院又は通院中の患者で、顎変形症の診断基準 を満たす患者。2)当院で術中画像支援システムを使用し顎変形症の手術を予定する患者。3) 同意取得時の年齢が18歳以上60歳未満である患者。4) 同意取得時までに術前矯正が終了している患者。5) 本試験への参加について本人から文書により同意が得られた患者。なお、年齢が20歳未満である場合には、代諾者からの文書同意も必ず得る。
除外基準
治験内容
介入研究
術前シミュレーションによる骨片移動量の術中確認・評価顎骨形成手術では分離骨片を作成、再固定するので、その骨片移動量を任意の解剖学的ランドマークを基準に数値化したものを評価項目とする。
手術時間 ( h min)出血量 (ml)オトガイ神経麻痺や顎関節症症状発現の有無 (タッチテスト)術後感染頻度および抗菌剤投与日数 入院日数
利用する医薬品等
販売名
組織情報
昭和大学歯科病院
東京都大田区北千束2-1-1