治験の目的は、温式自己免疫性溶血性貧血(wAIHA)患者を対象にして、リルザブルチニブという薬の効果と安全性を評価するための試験を行うことです。この試験は第III相であり、多施設で行われ、ランダム化や二重盲検、プラセボ対照などの方法が使われます。
男性・女性
18歳以上
上限なし
この治験は、自己免疫性溶血性貧血という病気を対象にしたフェーズ3の介入研究です。治験の主な目的は、治験薬が患者のヘモグロビン(Hb)レベルを改善し、症状を緩和することです。 治験では、患者のHbレベルの増加や症状の改善を評価するためのいくつかの方法があります。例えば、Hbのベースラインから2 g/dL以上の増加を達成した患者の割合や、輸血やレスキュー薬の使用がない状態でHbの増加を達成した患者の割合などが評価されます。また、疲労や呼吸困難の程度、LDH濃度の変化なども評価されます。 治験期間はWeek 104までで、患者が治験薬を投与された際に発生する可能性のある有害事象や重篤な有害事象、特に注目すべき有害事象なども記録されます。治験の結果は、新しい治療法や薬の開発に役立つことが期待されています。
介入研究
1. ヘモグロビン(Hb)持続反応(DHR)を達成した被験者の割合
[評価期間:Week 24まで]
DHRは、主要解析期間(PAP)のWeek 12からWeek 24(当該Weekを含む)までの評価可能な規定来院の3分の2以上においてHbのベースラインから2 g/dL以上の増加と定義する。
1. Hbの全反応(奏効又は完全奏効)を達成した被験者の割合
[評価期間:Week 24まで]
奏効は、輸血を受けていない、かつレスキュー薬を使用していない場合、Hbのベースラインから2 g/dL以上の増加と定義する。
完全奏効は、輸血を受けておらず、かつレスキュー薬を使用していない、溶血(すなわち、正常な間接ビリルビン、乳酸脱水素酵素[LDH]、ハプトグロビン及び網状赤血球)のエビデンスがないHb 12 g/dL以上(女性)又は13 g/dL以上(男性)と定義する。
2. PAP中のHbのベースラインから2 g/dL以上の初回増加を達成するまでの期間(日数)(輸血を受けていない、かつレスキュー薬を使用していない)
[評価期間:Week 24まで]
3. 慢性疾患治療の機能評価(FACIT)-疲労で測定する疲労の総スコアのベースラインからの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 24まで]
4. LDH濃度のベースラインからの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 24まで]
5. PAP中の投与のWeek 4後レスキュー治療の使用を要する被験者の割合
[評価期間:Week 24まで]
6. FACIT-呼吸困難で測定する呼吸困難の重症度スコアのベースラインからの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 24まで]
7. 治験薬投与下で発現した有害事象(TEAE)、治験薬投与下で発現した重篤な有害事象(SAE)、治験薬投与下で発現した特に注目すべき有害事象(AESI)の発現割合、臨床検査評価、バイタルサイン、身体検査及び心電図(ECG)
[評価期間:Week 104まで]
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
リルザブルチニブ、プラセボ
なし、なし
サノフィ株式会社
東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティタワー
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