
治験の目的は、特定の肺癌患者を対象に、新しい治療薬TAK-928と既存の薬ドセタキセルの効果を比較することです。また、TAK-928の安全性や体内での動き、免疫に与える影響も調べます。つまり、治療の効果や安全性を確認するための研究です。
男性・女性
18歳以上
上限なし
治験についての説明を、医学を学んでいない方にもわかりやすくお伝えしますね。 ### 1. 研究の目的 この治験は、特定の種類の肺がん(免疫療法が効かない扁平上皮型非小細胞肺癌)を持つ患者さんを対象に、新しい治療薬(TAK-928)の効果を調べるためのものです。 ### 2. 研究の進め方 - **治験の段階**: フェーズ3という段階で行われます。これは、すでに他の段階で安全性が確認された治療薬を、より多くの患者さんに試してその効果を確かめる段階です。 - **対象**: これまでの治療が効かなかった肺がんの患者さんが対象です。 ### 3. どのように効果を測るのか 治験では、以下のような方法で治療の効果を評価します。 - **全生存期間(OS)**: 患者さんが治療を受けてからどれくらい生きられるかを調べます。 - **無増悪生存期間(PFS)**: がんが進行しない期間を測ります。 - **客観的奏効率(ORR)**: 治療によってがんが縮小した患者さんの割合を見ます。 - **病勢コントロール率(DCR)**: がんの状態が改善したり、進行しなかった患者さんの割合を調べます。 - **奏効期間(DOR)**: がんが改善してから、再び進行するまでの期間を測ります。 - **奏効までの期間(TTR)**: 治療を始めてから、がんが改善するまでの時間を調べます。 ### 4. 安全性の確認 治療中にどのような副作用が出るかも重要です。副作用の発生率やその重症度を評価します。 ### 5. 薬の動きの解析 新しい治療薬が体の中でどのように分解され、どれくらいの量が残るかを調べることも行います。 ### 6. 生活の質の評価 治療が患者さんの生活の質にどのように影響するかを、特別な質問票を使って評価します。スコアが高いほど、生活の質が良いことを示します。 この治験は、肺がんの新しい治療法を見つけるために重要なステップです。参加することで、あなた自身の治療に役立つだけでなく、将来の患者さんにも貢献することができます。
介入研究
1. 全生存期間(OS)
評価期間:治験薬投与開始から37ヵ月(イベント発生時期に依存)
プラチナ製剤ベース化学療法及び抗PD-1/PD-L1免疫療法の実施中又は実施後に疾患進行が認められた切除不能な局所進行性又は転移性扁平上皮非小細胞肺癌(sqNSCLC)患者を対象に、TAK-928(治療群)とドセタキセル(対照群)の有効性を、OSにより比較して評価する。
1. 無増悪生存期間(PFS)
評価期間:44ヵ月
RECIST v1.1に基づく治験責任医師の評価によるPFS
2. 客観的奏効率(ORR)
評価期間:44ヵ月
RECIST v1.1に基づく客観的奏効(CR又はPR)が確認された参加者の割合と定義する。
3. 病勢コントロール率(DCR)
評価期間:44ヵ月
治験薬投与開始後に、CR、PR、又はSDを達成した参加者の割合と定義する(RECIST v1.1)。
4. 奏効期間(DOR)
評価期間:44ヵ月
最初のCR又はPRから、疾患進行が認められた最初の日、又は死亡のいずれか早い方までの期間と定義する。
5. 奏効までの期間(TTR)
評価期間:44ヵ月
無作為化からRECIST v1.1に基づく最初のCR又はPRが認められるまでの期間と定義する。
6. 安全性解析
評価期間:44ヵ月
次を認めた被験者の割合:治験薬投与開始後に発現した有害事象(TEAE)/治験薬に関連する有害事象(TRAE)〔全グレード/グレード3以上〕、TESAE/TRSAE、AESI(特に注目すべき有害事象:治験実施計画書で定義)、免疫関連有害事象(irAE)〔全グレード/グレード3以上〕、中断/中止/死亡に至ったTEAE/TRAE、注入に伴う反応(全グレード/グレード3以上)
7. PK解析:TAK-928の半減期(t1/2)
評価期間:44ヵ月
終末消失半減期は、血漿中濃度‐時間曲線の終末相から算出する。
8. PK解析:TAK-928のクリアランス(CL)
評価期間:44ヵ月
クリアランスは血漿中濃度/AUCで算出する。
9. PK解析:TAK-928の分布容積(Vd)
評価期間:44ヵ月
分布容積は、ノンコンパートメント解析に基づいて推定する。
10. TAK-928の抗薬物抗体(ADA)の陽性率
評価期間:44ヵ月
TAK-928を投与された参加者における抗薬物抗体(ADA)及び/又は中和抗体(NAb)の陽性率を評価する。
11. 欧州がん治療研究機構の健康関連QOLに関する質問票(EORTC QLQ-C30)により測定した全般的健康状態(GHS)/生活の質(QoL)
評価期間:44ヵ月
GHS/QoLは、EORTC QLQ-C30を用いて評価する。スコアは0~100の範囲である。全般的健康状態/QoL尺度では、スコアが高いほど良好な結果(すなわちQoLが高い)を示す。ベースラインから各評価時点までの変化量を解析する。
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
TAK-928 (IBI363)
なし
武田薬品工業株式会社
大阪府大阪市中央区道修町四丁目1番1号
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