
治験の目的は、全身性硬化症(SSc)という病気の患者さんに対して、通常の治療に新しい薬(ネランドミラスト)を加えた場合の効果と安全性を、偽の薬(プラセボ)と比べて調べることです。
治験に参加するための条件について、わかりやすく説明しますね。 ### 参加できる人 1. **年齢**: 18歳以上の人なら誰でも参加できます。 2. **性別**: 男性でも女性でも参加できます。 3. **病気の診断**: 全身性硬化症(強皮症)という病気にかかっていることが必要です。この病気には、2つのタイプがあります。 - **びまん皮膚硬化型(dcSSc)** - **限局皮膚硬化型(lcSSc)** ### 参加するための条件 治験に参加するためには、以下の条件を満たす必要があります。 1. **同意書の署名**: 治験に参加する前に、説明を受けて同意書にサインすることが必要です。 2. **病気の基準**: 2013年に定められた基準に基づいて、全身性硬化症と診断されていること。 3. **病気の発症時期**: 病気の最初の症状が、治験の最初の訪問の7年前以内であること。 4. **病気の活動性**: - びまん皮膚硬化型の場合、治験の準備中に病気が活発であること。 - 限局皮膚硬化型の場合も同様ですが、特定の抗体が陰性である必要があります。 5. **肺機能**: - 肺の機能が一定の基準を満たしていること(%FVCが45%以上)。 - ヘモグロビン補正DLCOの値も一定の基準を満たしていること(%DLCOが25%以上)。 6. **妊娠可能な女性**: 妊娠の可能性がある女性は、治験薬を使う前や治験中、そして治験が終わった後に避妊をしっかり行う必要があります。 7. **治療状況**: 特定の免疫抑制薬やニンテダニブという薬を使っていないか、安定していること。 ### 参加できない人 以下の条件に当てはまる人は、治験に参加できません。 1. **最近の病状**: 治験の最初の訪問の8週間以内に、活動的または不安定な血管炎があった人。 2. **自殺行動**: 過去2年間に自殺を考えたことがある人。 3. **自殺念慮**: 過去3ヶ月間に自殺を考えたことがある人(特に深刻な考え)。 このような条件がありますので、自分が参加できるかどうかを確認してください。もし不明な点があれば、遠慮なく質問してくださいね。
治験についての説明を分かりやすくお伝えしますね。 ### 研究の目的 この治験は「介入研究」と呼ばれるもので、特定の治療法が全身性硬化症(強皮症)という病気にどのように影響するかを調べるものです。全身性硬化症は、皮膚や内臓が硬くなる病気で、さまざまな症状を引き起こします。 ### 治験の段階 この治験は「フェーズ3」と呼ばれる段階にあります。これは、すでに他の段階での試験が成功し、より多くの人に対してその治療法の効果と安全性を確認するためのものです。 ### どのような結果を評価するのか 治験では、以下のような結果を評価します: 1. **病気の進行や合併症の発生**:新たに病気が進行したり、他の病気が出てきたかどうかを見ます。 2. **肺機能の低下**:特に肺に問題がある患者さんでは、肺の機能がどれだけ低下したかを測定します。 3. **皮膚の状態の変化**:皮膚の硬さや症状の変化を評価します。 4. **死亡の有無**:全体的な健康状態を確認するために、死亡があったかどうかも重要な評価項目です。 ### どのように評価するのか 具体的には、治験の開始時(ベースライン)と52週間後に、以下のようなことを測定します: - 皮膚の硬さの変化 - 日常生活の質を示すスコアの変化 - 肺の機能の変化 - 病気の改善が見られるかどうか - 合併症の発生や死亡までの期間 この治験は、全身性硬化症の患者さんにとって新しい治療法の効果を確認するために重要なものです。治験に参加することで、今後の治療法の改善に貢献できるかもしれません。もし何か質問があれば、遠慮なく聞いてくださいね。
介入研究
以下に示す疾患進行又は全死因死亡の初回発現までの期間:
1) 判定委員会により判定された,SScに関連する臨床的に意味のある疾患進行又は合併症*,又は
2) %FVCのベースラインから5%以上の絶対的低下の確認(ベースライン時にILDを有する患者)**,又は
3) mRSSのベースラインから25%以上の相対的増加かつ5ポイント以上の絶対的増加,又は
4) 全死因死亡
* 判定委員会により判定された,SScに関連する臨床的に意味のある疾患進行又は合併症は以下のように定義する:
盲検下の判定委員会(AC)による,SScの新たな臓器病変又は既存の臓器症状の臨床的に意味のある悪化の判断:
a) 高解像度コンピュータ断層撮影(HRCT)の中央評価に基づくILDの新規診断(ベースライン時にILDを有しない患者)
b) 心臓合併症:
– 血行動態的に重大な心疾患の新規発現(左室駆出率[LVEF]の50%未満への低下と定義)又は悪化(LVEFの10%以上の低下と定義)
– 治療を要する不整脈の新規発現
c) 強皮症腎クリーゼの新規発現(強皮症腎クリーゼの定義及び基準についてはISFを参照)
d) 入院,経腸経管栄養又は経静脈栄養を要する消化管病変
e) 血管合併症:
– 右心カテーテル検査で確認された2022年ERS/ESCガイドラインに基づく前毛細血管性肺高血圧症(PH)(第1群又は第3群)の新規診断,若しくは新規/追加治療を要するPHの悪化,又は
– 新規/追加治療を要するベースラインから2つ以上の(特定の時点で同時に活動性の)虚血性手指潰瘍(DU)の新規発現,若しくは新規/追加治療を要する既存のDUの悪化(壊疽,切断,あるいは入院)
f) その他のSSc関連の新規臓器病変又は臨床的に意味のあるSSc悪化
** %FVCの5%以上の「確認」とは,ベースラインからの絶対低下量が,(a)連続する2回のVisitでの測定値,又は(b)死亡,追跡不能若しくは同意撤回/追跡拒否の前に得られた最後の測定値で測定されることを意味する。
1) Week 52時点でのmRSSのベースラインからの変化量
2) Week 52時点でのHAQ-DIスコアのベースラインからの変化量
3) Week 52時点でのFVC[mL]のベースラインからの変化量
4) Week 52時点でのrCRISS-25で定義された疾患改善
5) %FVCのベースラインから5%以上の絶対的低下の確認(ベースライン時にILDを有する患者)**,ILDの新規診断(ベースライン時にILDを有しない患者),又は死亡の初回発現までの期間
6) mRSSのベースラインから5ポイント以上の絶対的増加かつ25%以上の相対的増加,又は死亡の初回発現までの期間
7) SSc関連の臨床的に意味のある疾患進行若しくは合併症の判定,又は死亡の初回発現までの期間
8) 全死因死亡までの期間
9) Week 52時点でのScleroIDスコアのベースラインからの変化量
10) Week 52時点でのDU総負荷のベースラインからの変化量
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
ネランドミラスト
ジャスケイド
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
東京都品川区大崎2-1-1
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