新しい治療法を開発するために、去勢抵抗性前立腺癌患者を対象とした第Ⅰ相の治験を行います。
男性
18歳以上
上限なし
この治験は、前立腺がんの治療方法を研究するためのフェーズ1の介入研究です。治験の主な目的は、治験薬の安全性と有効性を評価することです。 治験では、患者さんに治験薬を投与し、その後の6カ月間、または治験が中止されるまで、患者さんの体に起こる有害事象や毒性を評価します。また、治験薬の投与量による毒性の制限も調査します。 さらに、治験では腫瘍マーカー(PSA)の経時的な変化や画像検査による腫瘍の縮小効果、薬物の体内動態なども評価します。 治験の結果は、治験薬の安全性や有効性を確認するために重要な情報となります。治験に参加する患者さんの協力が、新しい治療法の開発に貢献することにつながります。
介入研究
1)有害事象
測定項目:有害事象発生の有無、事象名、発現日、重症度、重篤性、治験薬または治験使用機器等との因果関係、有害事象に対する処置、転帰、転帰日または転帰確認日
測定時期:治験薬投与時~投与後6カ月、または中止時
評価基準:有害事象共有用語基準(Common Terminology Criteria for Adverse Events, CTCAE)第 5.0 版の日本語訳
2)単回投与後の用量制限毒性(DLT)
DLTが発現した被験者の割合。DLTは、治験薬の初回投与時から投与4週後までの期間で、以下の項目のうち、1つ以上当てはまる場合の用量と定義する。
(1)持続期間によらないGrade 4*以上の毒性
(2)Grade 3*の状態が7日以上持続する血液毒性
(3)持続期間によらない発熱性、または感染を伴うGrade 3*の好中球減少症
(4)出血傾向を伴う、または血小板輸血を要する血小板減少症
(5)赤血球輸血を要する貧血
(6)Grade 3*の非血液毒性。ただし、以下を除く。
・臨床的に意義のない臨床検査値異常
・対症療法により2日以内にGrade 2*以下にコントロール可能な毒性
・原疾患の増悪によるもの
(*:CTCAEv.5.0 日本臨床腫瘍研究グループ(Japan Clinical Oncology Group, JCOG)版で規定されるグレード)
1)安全性
(1)反復投与時における、プロトコルで規定した基準以上の有害事象
(2)バイタルサイン及び自覚・他覚所見
(3)臨床検査項目(血液検査・尿検査・心電図等)
2)有効性
(1)腫瘍マーカー(前立腺特異抗原(PSA))の経時的推移の評価
(2)画像における腫瘍縮小効果の判定
3)薬物動態
(1)薬物動態パラメータの評価
(2)排泄(尿中・便中・呼気)
(3)体内分布撮像と吸収線量の評価
(4)実効線量率(µSv/hr)
フェーズ1: 健康な成人が対象
PSW-1025
なし
大阪大学医学部附属病院
大阪府吹田市山田丘2番15号
治験の詳細を確認し、患者の方に合致しているかを診断してください
ご確認後、連絡が適切だと判断された場合は上記のお問い合わせ情報から担当の方にご連絡ください
Kibou は治験の募集・情報提供をすることを目的としたプラットフォームです。 治験情報の提供や、被験者の募集について詳しい資料の請求はお問い合わせフォームからお問い合わせください。