企業治験
乳がん治療薬の効果と安全性を比較する試験
目的
この治験は、乳がんの患者さんを対象に、新しい治療法の有効性と安全性を評価するためのもので、既存の治療法と比較してどちらが良いかを調べるために行われるものです。
対象疾患
参加条件
この治験に参加できる人は、18歳以上の男性・女性です。治験治療期間中に既承認のLHRHアゴニストを投与することができる閉経後女性、又は閉経前状態の女性及び男性が対象です。また、根治を目指す治療の対象にならない局所進行(再発又は進行)又は転移性乳腺癌の患者、実施医療機関でER 陽性、HER2 陰性と判定された記録がある患者、ER 陽性およびHER2 陰性の両側乳癌患者、局所進行(再発又は進行)又は転移疾患に対して全身抗癌療法の施行歴がない患者、標準補助内分泌療法後の早期乳癌からの再発で、少なくとも24カ月間の治療を受け、治療中に病勢進行を認めず、治療完了後の無病期間が12カ月を超えている患者、RECIST v1.1に基づく測定可能病変のある患者、またはCTまたはMRIで追跡可能な溶解性優位の骨病変が少なくとも1つある骨病変のみの患者、ECOG Performance Statusが0又は1の患者、十分な臓器機能を有する患者が対象です。 一方、アロマターゼ阻害剤を用いた術前又は術後補助療法による前治療の施行中又は終了後12 カ月以内に再発した患者、CDK4/6 阻害剤を用いた術前又は術後補助療法による前治療の施行中又は終了後12 カ月以内に再発した患者、SERDによる前治療歴がある患者、タモキシフェンの投与開始から24 カ月以内に再発した患者、治験薬投与前28 日以内に研究段階の治療を受けた患者、進行性かつ症候性で内臓進展がみられ、生命を脅かす合併症を生じるリスクがある患者、活動性かつコントロール不良又は症候性のCNS転移、癌性髄膜炎又は軟膜・髄膜病変を有することが判明している患者、活動性心疾患の合併又は心機能不全の既往がある患者、妊娠中又は授乳中の女性は参加できません。
治験内容
この治験は、エストロゲン受容体陽性HER2陰性の乳がん患者を対象に行われます。治験のフェーズは3で、主要な評価方法は、がんが進行しない期間や生存期間などの有効性を調べるものです。また、疼痛や身体機能、健康状態などのQOLに関する評価も行われます。安全性や薬物動態についても調べられ、副作用の発生率や薬剤の血中濃度などが評価されます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
有効性
治験責任(分担)医師がRECIST v1.1 に従って判定する無増悪生存期間
第二結果評価方法
有効性
1.全生存期間
2.治験責任(分担)医師がRECIST v1.1に従って判定する奏効率
3.治験責任(分担)医師がRECIST v1.1に従って判定する奏効期間
4.治験責任(分担)医師がRECIST v1.1に従って判定する臨床的有用率
5.疼痛の強度における確定した悪化までの期間;Brief Pain Inventory-Short Form(BPI-SF)
6.疼痛の有無及び干渉度における悪化までの期間:European Organisation for Research and Treatment of Cancer の癌患者用QOL 質問票(EORTC QLQ-C30)
7.身体機能の低下が確認されるまでの期間;EORTC QLQ-C30
8.役割機能の低下が確認されるまでの期間;EORTC QLQ-C30
9.全体的な健康状態(GHS)及び生活の質(QOL)の悪化が確認されるまでの期間;EORTC QLQ-C30
安全性、薬物動態
10.米国国立がん研究所[NCI]有害事象共通用語規準第5.0 版[CTCAE v5.0]に従って決定した有害事象の発現率及び重症度
11試験期間中にバイタルサイン異常を発現した患者数
12.規定された時点での Giredestrant の血漿中濃度
13.規定された時点でのパルボシクリブの血漿中濃度
治験フェーズ
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
利用する医薬品等
一般名称
GDC-9545 (giredestrant)、パルボシクリブ、レトロゾール
販売名
なし、イブランス、フェマーラ
実施組織
中外製薬株式会社
東京都中央区日本橋室町 2-1-1
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