
治験の目的は、肺高血圧症の患者に対して、一酸化窒素を吸入することで血管の反応を調べ、その結果が治療薬の効果に関連しているかを確認することです。具体的には、3か月間の治療後に行う検査で、一酸化窒素を吸入する前と後の肺の血圧の変化を比較し、その関係を調べます。また、この吸入方法が安全に行えるかも検討します。
男性・女性
18歳以上
上限なし
治験についての説明をわかりやすくお伝えしますね。 ### 研究の目的 この治験は、肺動脈性肺高血圧症という病気の治療法を調べるための研究です。この病気は、肺の血管に高い圧力がかかることで、息切れや疲れやすさを引き起こすものです。 ### 研究の種類 この研究は「介入研究」と呼ばれています。これは、新しい治療法を実際に試して、その効果を調べる研究のことです。 ### 研究の段階 この治験は「フェーズ2」と呼ばれる段階にあります。これは、ある程度の安全性が確認された治療法を、より多くの人に試してもらい、その効果を詳しく調べる段階です。 ### どのように評価するのか 治験では、いくつかの方法で治療の効果を評価します。 1. **主な評価方法**: 治療を受けた後、3か月後に肺の血圧を測定します。その際に、一酸化窒素というガスを吸入する前と後で、肺の血圧がどのように変わったかを調べます。 2. **その他の評価方法**: - 一酸化窒素を吸入したときの血圧の変化を、治療前の状態と比べて調べます。 - 一酸化窒素を吸入した後の肺の血圧の変化を、治療前と比べて評価します。 - 一酸化窒素を吸入する前と後で、他の血行動態(血液の流れに関する指標)も測定します。 - 一酸化窒素を吸入中に起こる可能性のある合併症(例えば、血圧が下がることや、肺に水がたまることなど)の発生率を調べます。 - 一酸化窒素を吸入中に起こる他の有害な事象の頻度も調べます。 ### まとめ この治験は、肺動脈性肺高血圧症の治療において、一酸化窒素を使った新しい方法がどれだけ効果的か、また安全性はどうかを調べるためのものです。治療の効果や副作用を詳しく評価することで、将来的により良い治療法を見つける手助けをすることが目的です。
介入研究
3か月間のガイドライン準拠治療後における平均肺動脈圧に対する、初回右心カテーテル検査時の平均肺動脈圧で調整したうえでの、同検査時に測定した一酸化窒素吸入前後の平均肺動脈圧の変化量(ΔmPAP(NO))の回帰係数
(1)初回右心カテーテル検査時に測定した一酸化窒素吸入による各血行動態指標の変化量に対する、3 か月間の肺高血圧治療後における各血行動態指標のベースライン値を調整したうえでの回帰係数、および変化量との相関係数
(2)一酸化窒素吸入による平均肺動脈圧の変化量高低での、3ヶ月後の平均肺動脈圧変化量の差
(3)右心カテーテル検査で測定する各血行動態指標の吸入一酸化窒素投与前と投与後の値、および投与前後の変化量、変化率。
(4)一酸化窒素吸入中に生じた主要な合併症(低血圧イベント、肺水腫に伴う低酸素血症、メトヘモグロビン血症の合計)の発現割合
(5)一酸化窒素吸入中に生じた有害事象(低血圧イベント、肺水腫に伴う低酸素血症、メトヘモグロビン血症を除く)の発現頻度・割合
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
一酸化窒素
アイノフロー吸入用 800ppm
東京大学医学部附属病院
東京都文京区本郷7-3-1
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