
この治験の目的は、腎臓に問題がある2型糖尿病の患者さんに対して、フィネレノンという薬が体の神経活動やインスリンの働きにどのような影響を与えるかを調べることです。具体的には、治療前後で筋肉の神経活動がどう変わるかを主に評価し、さらに皮膚、心臓、腎臓、肝臓の神経活動や、肝臓、筋肉、脂肪組織のインスリンの働きの変化も副次的に調べます。
男性・女性
20歳以上
上限なし
この治験は、腎症を伴う2型糖尿病の患者さんを対象にした研究です。具体的には、治療の効果や安全性を調べるための介入研究で、フェーズ4という段階にあります。これは、すでに市場に出ている治療法の効果をさらに詳しく調べるための研究です。 ### 研究の目的 この研究では、治療を始めてから24週間後に、体の中の神経活動の変化を測定します。具体的には、筋交感神経という神経の活動を評価します。この神経は、体のストレス反応や血圧の調整に関わっています。 ### どのように評価するのか 治療の効果を評価するために、以下のような方法を使います: 1. **神経活動の測定**:筋交感神経の活動を数値で表し、治療前と後での変化を見ます。 2. **心臓や腎臓の機能チェック**:特別な検査を使って、心臓や腎臓の働きを調べます。 3. **血糖やインスリンの測定**:血液中の糖やインスリンの量を調べ、体がどれだけうまく血糖を管理できているかを評価します。 4. **心拍数や血圧の測定**:心拍数や血圧の変化を見て、治療が体に与える影響を確認します。 5. **体の成分分析**:体脂肪や筋肉量などを測定し、体の状態を把握します。 6. **腎機能のチェック**:腎臓の働きを示す数値を測定します。 7. **血液や尿の検査**:さまざまな健康指標を調べるための検査を行います。 ### 安全性の確認 治療中に起こる可能性のある副作用や、重篤な健康問題がないかも確認します。これにより、治療が安全かどうかを評価します。 ### まとめ この治験は、腎症を伴う2型糖尿病の患者さんに対して、新しい治療法の効果や安全性を調べるための重要な研究です。治療がどのように体に影響を与えるかを詳しく理解することで、将来的により良い治療法を提供できるようになることを目指しています。
介入研究
治療開始後24週時点での筋交感神経活動(MSNA)-バースト頻度(BF、バースト数/分)
1.治療開始から24週までのバースト発生率(BI、バースト数/100心拍)、総MSNA
2.ベ-スラインと24週までのMSNA-BI、-BFの変化
3.心臓、腎臓、肝臓のヨウ素-123メタヨードベンジルグアニジン(123I-MIBG)シンチグラフィー:指標(ウォッシュアウト率、心臓対縦隔比(H/M)、腎臓対背景比(K/BG)、肝臓対背景比(L/BG)
4.治療開始から12週までのBF、BI、総MSNA
5.安定同位体標識グルコ-ス併用高インスリン正常血糖クランプ検査による臓器別のインスリン感受性・内因性インスリン分泌能(血糖、インスリン、CPR、尿中CPR、HbA1c、GA、肝内因性糖産生速度HGP、肝臓のインスリン抵抗性としてHGP×インスリン値・HGP抑制率、筋肉のインスリン抵抗性として末梢糖利用速度Rd、ブドウ糖注入速度GIR)
6.心拍変動による自律神経活動(HRV)(時間領域解析(Average RR、Median RR、SDRR、CVRR、SDSD、RMSSD、pRR50)、周波数解析(LF、HF、LF/HF))
7.MSNA・血圧および心電図解析による圧反射感受性(BRS)評価、動脈圧受容器反射感受性(SBRS)、心臓迷走神経性圧反射感受性(CBRS)
8.心電図用パッチ電極で求めた皮膚交感神経活動(SKNA)(バースト・ノンバーストの平均波高値、バースト頻度、周波数解析値)
9.心拍数と血圧(収縮期血圧・拡張期血圧)
10.体組成(TANITA体組成計による脂肪量・除脂肪量・体水分量、Inbodyによる脂肪量・筋肉量・除脂肪量・骨格筋量・体水分量)
11.腎機能(BUN、Cre、eGFR、尿酸、微量アルブミン尿、尿蛋白量、電解質)
12.心エコー検査による左室駆出率(EF)、左室拡張機能(LVDd、 LVDs)、および心負荷
13.血液検査・尿検査
13-1.血液検査:白血球数、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板数、空腹時血糖、HbA1c、グリコアルブミン、インスリン、CPR、グルカゴン、CRP、総コレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪、総蛋白、アルブミン、AST、ALT、ALP、LDH、γGTP、BUN、クレアチニン、eGFR、尿酸、Na、K、Cl、脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、遊離脂肪酸、ヒアルロン酸、PIIIP、IV型コラ-ゲン7S
13-2.副腎ホルモン検査:血漿レニン活性、血漿アルドステロン濃度、血漿カテコラミン(アドレナリン・ノルアドレナリン・ドパミン)、血漿遊離メタネフリン、血漿遊離ノルメタネフリン、ACTH、コルチゾ-ル
13-3.尿検査:尿中アルブミン、尿蛋白量、尿中クレアチニン、尿中カテコラミン(アドレナリン・ノルアドレナリン・ドパミン)、尿中ノルメタネフリン・メタネフリン、尿中Type IV collagen
14.間接熱量測定法による基礎代謝、呼吸商、酸化的および非酸化的グルコース代謝
15.臓器特異的交感神経活動と臓器特異的インスリン感受性の関連
16.患者背景(糖尿病性合併症・併用薬剤)と評価項目との関連性
17.グルコースおよび脂質代謝に関連する末梢血遺伝子発現(SREBPC1:脂肪生成、FASN:de novo脂肪生成、CPT1A:脂肪酸β酸化、PPARγ:脂肪形成、インスリン感受性、FABP4:脂肪酸輸送)
18.安全性アウトカム:重篤な有害事象および治療薬の投与中止に至った有害事象
フェーズ4: 市販薬の再調査
フィネレノン
ケレンディア
金沢大学附属病院
石川県金沢市宝町13-1
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