この治験は、12~19歳の感情障害を持つ青年を対象に、「青年の感情障害の診断横断的治療のための統一プロトコル」の実施可能性と有効性を検討するために行われます。治験の方法は、シングルケース実験デザインの無作為化多層ベースラインデザインです。
この治験に参加できる人は、12歳以上19歳以下で男性でも女性でも構いません。ただし、うつ病や不安症、強迫症、心的外傷後ストレス障害などの病気があって、症状が中程度以上であることが必要です。また、治験の目的や内容を理解し、自分で参加する意思を持っていることが必要です。一方、軽躁病や躁病、精神病性障害、希死念慮がある人、他の精神療法を受けている人、薬物療法が安定していない人、知的能力の障害がある人は参加できません。
この治験は、うつ病や不安症などの精神的な病気を対象にした研究です。治療の効果を調べるため、患者さんに新しい治療法を試してもらいます。治療の効果を測るために、患者さん自身が自己評価を行う短いアンケートを使います。また、治療の安全性も調べます。治療を受ける患者さんやその家族の満足度も調べます。治験に参加する患者さんは、治療の効果や安全性について貢献することができます。
介入研究
有効性:自己評定による不安症状(短縮版児童用不安尺度: Short CAS)
実施可能性:重篤な有害事象
有効性:
1 ) 自己評定による抑うつ症状(Birleson自己記入式抑うつ評価尺度短縮版: DSRS-C短縮版)
2 ) 親評定による青年の不安症状(Short CAS)
3 ) 親評定による青年の抑うつ症状(DSRS-C短縮版)
4 ) 自己評定による感情調節方略(感情調節尺度ー児童青年版: ERQ-CA)
5 ) 親評定による家族の巻き込まれ(家族の巻き込まれ尺度ー子どもの不安版: FASA)
6 ) 自己評定による困りごとの点数
7 ) 親評定による青年の困りごとの点数
8 ) 自己評定による生活満足度(Students’ Life Satisfaction Scale: SLSS)
9 ) 親評定による青年の生活満足度(SLSS)
実施可能性:
1 ) ドロップアウト率
2 ) 青年のプログラム満足度(CSQ-8 満足度アンケートー児童・青年用: CSQ-8-CY)
3 ) 保護者のプログラム満足度(CSQ-8 満足度調査アンケート)
情報なし:
利用する薬品情報はありません
国立精神・神経医療研究センター
東京都小平市小川東町4-1-1
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