レミマゾラムの片肺換気に対する有効性と安全性に関する前向きランダム化比較試験
目的
お問い合わせ情報
北里大学
asaken@kitasato-u.ac.jp
042-778-9667
治験内容の理解には医学的な知識が必要です。
治験実施組織に直接お問い合わせになる前に、受信中のお医者さまとご相談してください。
参加条件
男性・女性
選択基準
肺外科手術で片肺換気かつ硬膜外併用全身麻酔を行う20歳以上の定時手術患者
除外基準
・研究対象者より、研究協力拒否の申し出があった場合・使用麻酔薬のに該当する場合・HPVに影響を与える疾患がある場合・気胸に対する手術など、術中に頻回に片肺換気を解除する術式の場合・片肺換気を短時間しか行わない可能性のある、仰臥位での縦郭腫瘍症例の場合・術中に人工心肺を併用して行う予定の場合・重症の慢性肺疾患がある場合(1秒率≦50%、%肺活量<80%)
治験内容
介入研究
レミマゾラム群とプロポフォール群における、低酸素血症の頻度・程度の解析を行う。麻酔中の、片肺換気直前、片肺換気開始30分後、片肺換気開始1時間後の各々における動脈血酸素飽和度、動脈血酸素分圧、吸入酸素濃度、P/F比(動脈血酸素分圧/吸入酸素濃度)の値。
麻酔中の循環変動について、心拍数・血圧の推移と、昇圧剤などの循環作動薬の使用量についての解析を行う。麻酔中の昇圧剤(ネオシネジン、エフェドリン、アトロピン、カルチコールなど)使用量、麻酔中の心拍数(5分ごとの値を抽出し平均値を算出)、麻酔中の血圧(5分ごとの値を抽出し平均値を算出)麻酔に伴う術中・術後の一般的合併症の有無・頻度についての解析を行う。・術中のバイタルサイン異常やその他有害事象麻酔中は各手術室に常備されているモニタ装置を用いて持続的に心電図、心拍数、経皮的動脈血酸素飽和度、観血的動脈血圧を測定し、不整脈や心拍数・血圧の逸脱、呼吸抑制など有害事象の有無を監視する。投与後は上記に加えアレルギー症状(紅斑、気管支痙攣、アナフィラキシー)、覚醒遅延、痙攣などの副作用がないか評価する。・その他麻酔に伴う術中・術後の合併症の有無・頻度についての解析覚醒・退室~術後24時間後時点での、高血圧・低血圧・頻脈・徐脈・嘔気・嘔吐・せん妄の有無、術中の記憶、麻酔前後の記憶
利用する医薬品等
プロポフォール、レミマゾラム
販売名
1%ディプリバン注-キット、アネレム静注用50mg
組織情報
北里大学
神奈川県相模原市南区北里1-15-1
LOADING ..
同じ対象疾患の治験
(11件)- ・肺縮小手術における術前気管支鏡下肺マーキング法においてインジゴカルミン及びインドシアニングリーン併用の有用性に関する探索研究
- ・知覚・疼痛定量分析装置Pain Vision PS-2100を用いた肺切除術後疼痛評価
- ・胸腔鏡下肺切除術中麻酔管理に用いる吸入麻酔薬デスフルランに対する静脈麻酔薬レミマゾラムの一側肺換気中の動脈血酸素分圧改善を検証する無作為化比較試験
- ・非解剖学的肺切除術と胸腔内腫瘍生検・切除術における胸腔ドレーン非留置の安全性と有用性についての臨床研究
- ・肺腫瘍血栓性微小血管症(Pulmonary tumor thrombotic microangiopathy)に対するポナチニブ投与の安全性・有効性確認を目的とした臨床研究