
治験の目的は、がん患者が経験する咳による苦痛を軽減するために、ガバペンチンという薬の効果と安全性を調べることです。この研究の結果をもとに、将来的により大規模な試験を行うかどうかを判断し、そのためのデータを集めることが目指されています。
男性・女性
18歳以上
上限なし
治験についての説明をわかりやすくお伝えしますね。 ### 研究の目的 この治験は、がんによる咳がどのように改善されるかを調べるための研究です。具体的には、新しい治療法が咳の症状にどれだけ効果があるかを見ています。 ### 研究の進め方 この治験は「介入研究」と呼ばれ、患者さんに新しい治療を行い、その効果を評価します。現在の段階は「フェーズ2」といって、治療の効果や安全性をさらに詳しく調べる段階です。 ### どのように評価するのか 1. **咳の症状の評価**: - **レスター咳問診票**という質問票を使います。これは、咳による体の状態や気持ち、社会生活への影響を評価するためのもので、19の質問があります。各質問には1から7の点数をつけて答えてもらいます。点数が高いほど、咳の影響が少ないと評価されます。 2. **咳のつらさの評価**: - **NRS(数値評価尺度)**という方法で、咳のつらさを0から10の数字で評価します。0は「全く苦痛がない」、10は「想像しうる最大の苦痛」です。これを毎日記録してもらいます。 3. **全体的な改善の印象**: - **PGI-I(患者自身の改善印象)**という方法で、治療後に自分の症状がどれだけ改善したかを評価します。1が「非常に改善した」、7が「非常に悪化した」となります。 4. **治療の効果や使用状況**: - 治療に使った薬の量や、どれだけの患者さんが治療を続けられたか、また、咳を和らげるために使った他の薬の状況も調べます。 5. **副作用の評価**: - 治療中に起こる可能性のある副作用についても、どのくらいの重さかを評価します。 ### まとめ この治験は、がんによる咳の改善を目指して、新しい治療法の効果を詳しく調べるものです。患者さんには、咳の症状や治療の感じ方を記録してもらい、そのデータをもとに治療の効果を評価します。治療がどれだけ役立つかを知るために、皆さんの協力が必要です。
介入研究
レスター咳問診票日本語版
登録時および14日目に評価を行う。
咳嗽に関するQOL評価基準として臨床研究で一般的に用いられているレスター咳問診票を使用する。レスター咳問診票は身体面8項目・精神面7項目・社会面4項目の計19項目の質問項目があり、各質問に対してそれぞれ1〜7点の7段階リッカート尺度を用いて回答する。各ドメインにおける平均スコアの合計(3〜21点)を合計スコアとして評価する(高得点ほど高評価となる)。
合計スコア1.3点以上の変化をMCIDとみなす。
(1) 咳嗽のNRS
登録時から14日目まで連日日誌に記載する。
NRSは主観的重症度評価であり、0〜10の数字で評価する。0を「全く苦痛がない」、10を「想像しうる最大の苦痛」と定義し、過去24時間の平均的な咳のつらさを1つの整数で回答させる。咳嗽に関する研究ではVisual Analogue Scale (VAS)が用いられることが多く、MCIDは30mm以上の変化である。本研究ではVASの評価の煩雑さから、同等に有用な尺度であるNRSを用いる。咳嗽に関するNRSに固有のMCIDは確立していないが本研究ではVASに準じて3以上の改善をMCIDと定義する。
(2) 改善に関する包括的な印象Global impression
PGI-I(Patient Global Impression - Improvement)は、治療を受けた後の全体的な症状の変化(改善・悪化)に対する患者自身の印象を、1(非常に改善した)から7(非常に悪化した)の7段階で評価する。
(3) 各用量におけるレスター咳問診票の変化量
プロトコル治療完了時に内服していたガバペンチンの用量ごとにレスター咳問診票の変化量を評価する。
(4) 最大用量まで増量できた割合
(5) プロトコル治療完了割合
(6) 咳嗽に対するオピオイドレスキュー使用回数の変化
(7) 併用治療薬
試験期間中に使用されたオピオイドおよびその他の鎮咳剤の使用状況を評価する。具体的には、使用薬剤名、用法・用量、使用開始・終了日、目的(例:咳嗽/疼痛)を症例報告書に記録し、日ごとの内服状況を確認する。評価期間は試験薬初回投与日からプロトコル治療終了日までとする(収集対象とする薬剤リストは6.3.3に記載のオピオイドおよびその他の鎮咳剤とする)。
(8) 有害事象
有害事象の重症度評価はCTCAE Ver.6.0日本語訳JCOG版を用いる。
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
ガバペンチン
ガバペン
がん研究会有明病院
東京都江東区有明3-8-31
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