その他

仮想現実空間で測定できる上肢運動障害評価システムの開発

治験詳細画面

目的


本研究の目的は、VRデバイスを使って運動失調を抱える患者の上肢の運動失調の重症度を正確に評価するための臨床的バイオマーカーを開発することです。具体的には、VR空間での指鼻試験を用いて、上肢の運動の円滑さを可視化・数値化し、既存の評価スケールとの相関を調べます。また、運動障害のある患者とコントロールの比較を行い、運動失調に特異的なパラメーターを探します。

対象疾患


パーキンソン病
脊髄小脳変性症
多系統萎縮症

参加条件


募集前

この治験に参加するための条件は、18歳以上で男性でも女性でも構いません。そして、以下の条件を満たす患者が対象です。1つ目は、厚生労働省難病情報センターの診断基準でDefinite、Probableを満たす脊髄小脳変性症患者。2つ目は、「The Movement Disorder Society Criteria for the Diagnosis of Multiple System Atrophy」でClinically established MSAないしはClinically probable MSAを満たす多系統萎縮症患者。3つ目は、「MDS Clinical Diagnostic Criteria for Parkinson’s Disease」でClinically Established PDないしClinically Probable PDを満たすパーキンソン病患者。4つ目は、「Clinical Diagnosis of Progressive Supranuclear Palsy:The Movement Disorder Society Criteria」でProbable PSPないしはPossible PSPを満たす進行性核上性麻痺患者。5つ目は、「Criteria for the diagnosis of corticobasal degeneration」でProbable CBDないしPossible CBDを満たす大脳皮質基底核変性症患者。6つ目は、1~5以外の疾患で当院脳神経内科入院中の患者のうち上肢に運動失調を認める患者。7つ目は、1~5以外の疾患で当院脳神経内科入院中の患者のうち上肢に運動障害を認めない患者。また、自力で十分な関節可動域をもって上肢を動かすことができ、本研究の参加に関して同意が得られている患者が対象です。ただし、上肢に評価困難なほどの運動障害を認める患者、視力・視野障害があり評価困難な患者、認知機能低下があり評価困難な患者、その他、医師の判断により対象として不適当と判断された患者は除外されます。

治験内容


この治験は、脊髄小脳変性症、多系統萎縮症、パーキンソン病という病気について研究するものです。治験のタイプは介入研究で、VRデバイスを使って指鼻試験を行います。この試験で得られたデータを既存の評価スケールと比較し、疾患の症状との関係を調べます。また、運動障害のある疾患群とない群を比較することで、病気の影響を評価します。

治験フェーズ

情報なし:

利用する医薬品等

利用する薬品情報はありません

実施組織


群馬大学医学部

群馬県前橋市昭和町

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