この治験は、高度な石灰化病変を持つ人に対して、アテレクトミーデバイス治療を行った後に血管内破砕術を行うことの安全性と有効性を評価するための試験です。
男性・女性
下限なし
上限なし
この治験は、虚血性心疾患を対象として行われる観察研究で、フェーズ4に属します。治験の主な目的は、手技から30日以内の主要心血管イベント(MACE)の非発生率を評価することです。MACEとは、心臓死、心筋梗塞、標的血管に対する血行再建術の複合的な発生を指します。治験では、手技の成功も評価されます。治験期間中には、患者の状態を評価するために、様々なクリニカルエンドポイントが使用されます。治験に参加する患者には、重篤な血管造影の合併症が発生しないように注意が払われます。また、治験期間中に高度石灰化病変の治療情報も収集されます。
観察研究
安全性
安全性の主要評価項目は、手技から30日以内の主要心血管イベント (MACE)の非発生率によって評価する。MACEは、以下の複合的な発生と定義する:
• 心臓死
• 心筋梗塞(MI):周術期MIは、米国心臓血管造影インターベンション学会(SCAI)の定義、及び自然発症MIは、Fourth Universal Definition of Myocardial Infarctionの定義を用いる。
• 標的血管(標的病変を含む)に対する血行再建術(TVR)
独立した臨床評価委員会(CEC)が、主要心血管イベント(MACE)の可能性がある全事象を判定する。
有効性
有効性の主要評価項目は、手技の成功であり、その定義は、ステント留置後の残存狭窄が50%未満(血管造影コアラボ評価)且つ、入院中のMACEの発生無しとする
手技後12カ月までの以下のクリニカルエンドポイント
• MACE
• 死亡
-全死亡
-心臓死
-非心臓死
• 心筋梗塞(MI)
-全ての心筋梗塞
-標的血管の心筋梗塞(TV-MI)
-非標的血管の心筋梗塞(non-TV-MI)
-Q波及び非Q波梗塞
-周術期MI (上記のSCAI definitionに加えて、従来のCAD試験の定義と同様の定義でも判定を行う:新規の異常Q波の有無を問わず、CK-MB値が施設基準値上限(ULN)の3倍を上回る上昇示すもの)
-自然発症MI (Fourth Universal Definition of Myocardial Infarction)
• 血行再建
-すべての血行再建
-臨床所見に基づく標的病変血行再建術(ID-TLR)
-臨床所見に基づく標的血管血行再建術(ID-TVR)
-臨床所見に基づく標的血管非標的病変血行再建術(ID-TV-non-TLR)
臨床所見に基づく非標的血管血行再建術(ID-non-TVR)
• ステント血栓症
ARC2定義による「definite」、「probable」、「definite+probable」stent thrombosis
• 標的病変不全(TLF: target lesion failure)
心臓死、標的血管の心筋梗塞(Q波及び非Q波)、経皮的もしくは外科的手術による臨床所見に基づく標的病変血行再建(ID-TLR)の複合エンドポイント
術中の重篤な血管造影の合併症
• 重度の解離(Type D~F)
• 穿孔
• 急性閉塞
• 持続性のslow flowまたはno reflow
機器通過成功、血管造影上の成功及び手技的成功
IVLカテーテルを標的病変部に送達でき、IVLによる冠動脈破砕術直後に重篤な血管造影上の合併症の発生なしと定義する、機器の通過の成功
ステント留置後の残像狭窄50%未満且つ、重篤な血管造影合併症なしと定義する、血管造影上の成功
ステント留置後の残像狭窄≤30%且つ、重篤な血管造影合併症なしと定義する、血管造影上の成功
ステント留置後の残存狭窄≤30%(血管造影のコアラボによる評価)且つ、入院中のMACEの発生なしとして定義する、手技成功
本研究登録期間中の高度石灰化病変治療情報
高度石灰化病変におけるアテレクトミーデバイスとIVLシステムの使用頻度
フェーズ4: 市販薬の再調査
利用する薬品情報はありません
東邦大学医学部
東京都東京都港区
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