脊髄損傷者のための科学的運動療法ガイドライン

臨床研究

目的

脊髄損傷者では運動不足・メタボリック症候群が問題となっており、欧米のグループを中心にEBMに基づいた「成人脊髄損傷者のための科学的運動療法ガイドライン」が発表された。本研究では、日本語版「成人脊髄損傷者のための科学的運動ガイドライン」を用いた運動療法の有効性と遂行性を予備的に評価する。本研究は翻訳された「科学的運動療法ガイドライン」を用いたアジア各国の成人脊髄損傷者のための運動療法に関する有効性を探索するためのパイロット研究である。本研究により成人脊髄損傷者に対する運動療法の有効性と遂行性をタイ・インドネシアを含めたアジア3カ国での国際共同研究で確認する。

基本情報

募集ステータス募集前

対象疾患

フェーズ3

お問い合わせ情報

組織

和歌山県立医科大学


メールアドレス

kaneko.fumie@twmu.ac.jp


電話番号

073-447-2300

お医者様とご相談ください

治験内容の理解には医学的な知識が必要です。

治験実施組織に直接お問い合わせになる前に、受信中のお医者さまとご相談してください。

参加条件

性別

男性・女性


年齢
18歳 以上65歳 未満

選択基準

・四肢麻痺や対麻痺を含む外傷性または非外傷性の原因による、慢性期(発症後少なくとも1年、神経学的損傷レベルC3以下)の成人脊髄損傷者(ガイドラインに示されているため)・外来通院中で、在宅生活を送っている、運動習慣のない成人脊髄損傷者(効果と遂行性を検証するため)


除外基準

・頚髄損傷者(上肢麻痺があり、本邦では自主的に運動療法を行うことが困難)・発症後12ヶ月未満の脊髄損傷者・65歳以上の高齢者・認知機能障害・精神障害など併存疾患のある者・運動させることが適切でない慢性疾患のある者(たとえば血圧変動の激しい患者など)・(評価項目にある)最大酸素摂取量の測定が不適切な患者(ガイドラインは、発症後12ヶ月未満の脊髄損傷、65歳以上の高齢者、または併存疾患のある人に適している場合もあるが、現在、これらの人に対するガイドラインのリスクと利益について確固たる結論を引き出すには科学的証拠が不十分である)

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

最大酸素摂取量・上肢筋力(握力)


第二結果評価方法

体組成(筋・脂肪量)、血液生化学検査成績(血糖・脂質・肝機能・腎機能)、活動量

利用する医薬品等

一般名称

販売名

組織情報

実施責任組織

和歌山県立医科大学


住所

和歌山県和歌山市本町2丁目1番地 フォルテワジマ5階

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