乳がんの手術中に、アジドプローブを使って乳房を保存する手術の切除断端を迅速に診断する方法「CTS法」の臨床試験を複数の施設で行う。
男性・女性
20歳以上
上限なし
この治験は、乳癌を対象として行われる観察研究で、フェーズ2の段階にあります。主な目的は、乳癌の診断精度を向上させるために、異なる診断方法を比較することです。具体的には、通常の診断方法と比較して、新しい診断方法(CTS法)がどれだけ正確かを調査します。また、術前に薬物療法を受けた患者や、通常の治療を受けた患者など、異なるグループにおける診断精度も比較します。 また、治験の第二の目的は、術中の病理組織診断の正確性を評価し、再手術や放射線治療の必要性を判断することです。つまり、患者の手術中に病理組織を評価し、手術後の追加治療の必要性を判断するための方法を検討します。
観察研究
多施設共同試験の通常群におけるCTS法の診断結果について、多施設共同試験によるCTS法の診断結果(断端組織と標本中央部組織を全て含めた診断)について、術後病理組織診断(永久標本切片による)に対するCTS法による診断の診断精度(陽性一致割合、陰性一致割合、及び全体一致割合)を確認する。凍結標本による術中迅速病理診断のヒストリカルコントロール(おおよそ一般的な診断精度(陽性一致割合:80.0%、陰性一致割合:95.0%、全体一致割合:90.0%))に対するCTS法の診断精度の優越性(超えた診断精度)を評価する。さらに、副次的に通常群のうちの断端組織のみ及び、術前薬物療法施行症例群のみを対象とした診断精度(陽性一致割合、陰性一致割合、及び全体一致割合)の集計も行い、傾向を確認する。
1) 多施設共同試験の通常群について、実臨床での術中病理組織診断結果(凍結標本切片による(断端組織と標本中央部組織を全て含めた診断))について、術後病理組織診断(永久標本切片による)に対する診断精度(陽性一致割合、陰性一致割合、及び全体一致割合)を確認する。凍結切片による術中病理診断の診断精度に対するCTS法の診断精度の非劣性を評価する。
2) 多施設共同試験によるCTS法の診断結果、及び実臨床での術中病理組織診断結果(凍結標本切片による)に関して、術中乳腺追加切除の有無、術後病理組織診断(永久標本切片による)陽性による術後追加治療(再手術・Boost放射線治療)の有無を確認する。
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する薬品情報はありません
大阪大学大学院医学系研究科
大阪府吹田市山田丘2-2-E10
治験の詳細を確認し、患者の方に合致しているかを診断してください
ご確認後、連絡が適切だと判断された場合は上記のお問い合わせ情報から担当の方にご連絡ください
Kibou は治験の募集・情報提供をすることを目的としたプラットフォームです。 治験情報の提供や、被験者の募集について詳しい資料の請求はお問い合わせフォームからお問い合わせください。