IPF合併NSCLCに対する、術後ニンテダニブ投与の第二相試験

臨床研究

目的

本研究の目的は、IPFを合併した非

に対して、根治肺切除後のニンテダニブ投与におけるを検証し、副次的に安全性および有効性を検討することである。

基本情報

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フェーズ2

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組織

広島大学病院


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電話番号

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参加条件

性別

男性・女性


年齢
20歳 以上上限なし

選択基準

1. 同意取得時の年齢が20歳以上の者2. 組み込み1年以内にIPFの診断基準(別紙)に合致する者で以下のすべてを満たす① 高分解能 CT 所見もしくは病理学的所見がATS/ERS/JRS/ALAT 2018 年の国際分類11に基づく UIP パターンあるいは Probable UIP パターン、Indeterminate for UIP パターンのいずれかと判断されている(放射線診断レポート、病理組織学的診断レポート、もしくは診療録のいずれかに必ず記載すること)。② 膠原病や薬剤性、サルコイドーシス、過敏性肺臓炎など原因の明らかな

(ILD)ではない。 ※ (IPF)の診断においては放射線画像診断医、呼吸器内科医、病理診断医によって総合的に判断することを推奨する。・IPF診断における画像および病理について本試験では、術前の高分解能 CT 所見および肺切除検体の病理組織学所見に基づいて(IPF)の診断が行われる。(IPF)の診断は困難であり施設診断のバラツキがある程度予想されるため、画像および病理を行うこととした。を行う項目は、高分解能 CT の肺野条件及び病理検体の背景肺を用いた(IPF)の診断(IPF/IPF(Likely)/Indeterminate/Non-IPF)などである。以上の項目について、施設判定との一致割合を検討する。の実施手順書に則り行うこととする。3. 肺切除後のおよび病理学的診断により非の病期Ⅰ-Ⅲ期と診断されている者4. 手術での切除検体にて病理学的に完全切除(R0)※が確認されている。※完全切除とは、肉眼的かつ組織学的に完全に肺癌が切除された場合をいう。組織学的に癌の遺存を認めた場合は「非完全切除」である。5. 肺切除術後30日以内に重篤な有害事象( 規準でGradeⅢ以上)を認めない。6. 肺切除後30日以内に 規準でGradeⅠ-Ⅱの有害事象をきたした患者のうち、担当医師の判断により試験の参加が患者の不利益とならないと考えられた場合。7. Performance status(PS)は ECOG の規準で 0 または 1 である。(PS は必ず診療録に記載必須)8. 他のがん種を含めて2年以内にの既往がない。なお、根治切除された非に対する術後化学療法については積極的な推奨はしないが、実施可能とし、除外基準とはならない。9. 登録前30日以内の最新の検査値(登録日の4週間前の同一曜日は可)が、以下のすべてを満たす。 ① 白血球数≧3,000 /mm3 ② ヘモグロビン≧10.0 g/dL ③ 数≧15×104 /mm3 10. 登録前60日以内の最新の安静時 12 誘導心電図にて虚血性変化を認めない。ただし、12 誘導心電図にて虚血性変化を認める場合、心臓超音波検査、運動負荷心電図検査などを実施し、虚血性心疾患に対する治療が必要でないと判断された場合は適格とする。11. 肺切除後から60日間以内の呼吸機能検査で下記の規準を満たす。① 術後%FVCが 50%以上である② 術後%DLcoが30%以上である12. 本研究の参加に関して本人からの同意が文書で得られる者。13. 肺切除後60日以内に上記適格性が確認できる者。


除外基準

1, 

もしくは、総が1.5倍ULN以上に上昇している患者。2, 腎疾患を有する患者(Cr 1.5 mg/dL以上あるいはCKDステージ3以上)。3, 以下のを有する患者。肝疾患、精神疾患、痙攣発作及び発作性疾患、血栓既往・素因のある患者、抗凝固剤治療を行っている患者。4, 過去にニンテダニブで重篤な副作用を発現した経緯のある患者。5, ニンテダニブの投与の項目に該当する患者。6, 妊娠及び授乳中の女性、妊娠している可能性のある女性又は挙児希望の女性。7, 登録前60日以内に抗薬を投与されている患者。8, 研究計画書特有の評価を妨げる、制限する、あるいは混同させると判断される場合。9, 本研究又はほかの研究に直接関与する研究責任医師等又は実施医療機関の被雇用者、又はそのような被雇用者や研究責任医師等の家族。

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

試験薬投与26週時点までに試験薬投与が継続された患者の割合(内服継続率)


第二結果評価方法

試験薬投与52週時点での試験薬内服継続率試験薬投与後26週呼吸機能変化率(FVC)投与後52週呼吸機能変化率(FVC)52週生存率52週無再発生存率52週までの間質性肺炎急性増悪発生率登録後52週の10%呼吸機能低下率(FVC)もしくは死亡発生割合有害事象発生割合、重篤な有害事象発生割合

利用する医薬品等

一般名称

ニンテダニブエタンスルホン酸塩、ニンテダニブエタンスルホン酸塩


販売名

オフェブカプセル150mg、オフェブカプセル100mg

組織情報

実施責任組織

広島大学病院


住所

広島県広島市南区霞1-2-3

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