この治験の目的は、手術で治せない肝門部領域胆管癌に対して、生体肝移植が有効かどうか、また安全かどうかを調べることです。
この治験に参加できる人は、15歳以上70歳未満の男性・女性です。ただし、肝臓に病気があり、手術で治せないか、手術で治せるかどうか判断された人が対象です。また、生体肝移植を受けることができる人も対象です。ただし、肝臓以外にがんがある人や、感染症が治らない人、治療で重大な副作用が出た人は参加できません。研究責任者が不適当と判断した場合も参加できません。参加する前に、文書で同意する必要があります。
この治験は、肝門部領域胆管癌という病気に対して、生体肝移植という手術を行うことで、3年間生き残ることができるかどうかを調べるものです。また、手術の成績や再発率、治療の安全性なども調べます。治験のフェーズは1で、介入研究と呼ばれる種類の研究です。
介入研究
切除不能(切除可能境界含む)な肝門部領域胆管癌の生体肝移植後3年全生存率
・切除不能(切除可能境界含む)な肝門部領域胆管癌に対する生体肝移植術の短期(生体肝移植から退院に至るまで)成績(手術時間、出血量、周術期合症、在院死亡率)
・移植群における腫瘍再発率、再発形式および再発後の治療内容
・移植群における腫瘍再発以外の有害事象の有無と治療内容
・移植群における3年無再発生存率および3年グラフト生存率
・移植群および非移植群における術前治療の効果(明らかな肝内転移およびリンパ節を含む肝外転移の有無、および原発腫瘍について可能な場合にはRECISTv1.1に基づく最良総合効果(研究担当医師判定))
・移植群および非移植群における術前治療の安全性
・非移植群の割合、非移植群における患者背景、治療内容、効果(RECISTv1.1に基づく奏効率(研究担当医師判定))および3年生存率
フェーズ1: 健康な成人が対象
利用する薬品情報はありません
熊本大学大学院生命科学研究部
熊本県熊本市中央区本荘1-1-1
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