前治療歴のある特定の固形がん患者を対象としたE7386とペムブロリズマブの併用に関する非盲検,多施設共同,第1b/2相試験

治験

目的

治療

参加条件

性別

男性・女性


年齢

18歳 以上上限なし


選択基準

1. 同意取得時の年齢が18歳以上の男性又は女性

2. 組織学的又は細胞学的に進行性(転移性又は切除不能)の特定の固形がんと診断され,標準的な全身療法に無効となった患者。特定の固形がんの内訳は,悪性黒色腫(ぶどう膜悪性黒色腫を除く),CRC又はHCCである。

3. ECOG PSが0~1の患者

4. 現在又は直前の抗がん治療以降に病勢進行が認められた患者

5. RECIST 1.1に基づくCT又はMRIで測定可能な病変を少なくとも1つ有する患者

6. 適切な臓器機能及び血清ミネラル値を有する患者

7. 第2相パートの悪性黒色腫コホートのみ:

・切除不能なIII期又はIV期で,局所療法が適応とならない患者

・治験登録前に1レジメンのみ(又はBRAF遺伝子変異陽性の場合2レジメンのみ)の治療歴を有する患者

8. 第2相パートの大腸癌コホートのみ:術後補助療法又は転移性がんに対して少なくとも2レジメンの全身療法歴を有する患者(転移性がんに対して4レジメンを超えない,少なくとも転移性がんに対する1レジメンの治療に対して病勢進行した患者又は標準治療に不耐の患者)

9. 第2相パートの肝細胞癌コホートのみ:

・Barcelona Clinic Liver Cancer staging systemによりstage B(肝動脈化学塞栓療法[TACE]が適応とならない)又はstage Cと分類され,Child-Pughスコア Aの患者

・局所進行性又は転移性がんに対する治療として1レジメンのみの全身療法歴を有する患者。抗PD-1/PD-L1抗体の単独療法又は併用療法に対して病勢進行していること。


除外基準

1. E7386の投与歴を有する患者。抗PD-1抗体,抗PD-L1抗体,抗PD-L2抗体,又は刺激性・共抑制性T細胞受容体を標的とする他の薬剤(例:抗CTLA-4抗体,抗OX 40抗体,抗CD137抗体)の投与歴を有する患者のうち,Grade 3以上のirAEによりその治療を中止した患者。

2. 脳転移又は硬膜下転移を有する患者。ただし,局所の治療が完了し,治験薬投与開始4週間前に副腎皮質ホルモンの投与を中止している患者は除く。治験薬投与開始前4週間は,脳転移の徴候(例:放射線検査上)又は症状が安定していなければならない。

3. 全身性の治療を必要とする活動性の感染症を有する患者

4. 治験薬又はその賦形剤による重度の過敏症反応の既往を有する患者

5. 免疫不全と診断されている患者。慢性的な全身性ステロイド療法又は他の免疫抑制療法を治験薬投与開始前7日以内に受けた患者

6. 過去2年間に全身性の治療を必要とする活動性自己免疫性疾患の既往を有する患者

7. 現在肺臓炎を有する患者,又はステロイド投与を必要とした(非感染性の)肺臓炎の既往を有する患者

8. 以下の骨疾患又は骨の状態に該当する患者:

・DXAスキャンのTスコアが−2.5未満の骨粗鬆症

・副甲状腺機能亢進症,パジェット病又は骨軟化症などの代謝性骨疾患

・ビスフォスフォネート製剤で治療が必要な症候性の高カルシウム血症

・治験薬の投与開始前6ヵ月以内の骨折歴

・症候性の椎体脆弱性骨折又はその他の部位の脆弱性骨折の既往歴

ベースライン時の椎体形態骨折が中等度又は重症

・整形外科的介入を必要とするあらゆる状態

・ビスフォスフォネート製剤又はデノスマブで治療がなされていない骨転移

9. 血清学的検査により活動性ウイルス性肝炎(HBV又はHCV)が陽性と確認された悪性黒色腫患者又は大腸癌患者。治験開始時,活動性HBV感染とHCV感染の二重感染が認められる肝細胞癌患者。

10. 免疫不全ウイルス(HIV)陽性と判明している患者

11. 治験参加前4週間以内に輸血/血小板輸血又はG-CSFの投与を受けた患者

12. 悪性黒色腫患者のみ:ぶどう膜悪性黒色腫の患者

13. CRC患者のみ:

・高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)/DNAミスマッチ修復欠損(dMMR)を有する患者

PD-1,PD-L1,又はPD-L2を標的とした薬剤の治療歴を有する患者

14. HCC患者のみ:

・明らかな胆管浸潤又は門脈本幹への浸潤(Vp4)を有する患者

・治験責任医師の臨床的判断により症候性の食道・胃静脈瘤を有する患者

・治験薬投与開始前6ヵ月以内に肝性脳症の既往歴を有する患者

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

1. 第1b相パート:用量制限毒性(DLT)を発現した被験者数

Cycle 1で発現した以下の毒性について,治験責任医師により治験薬との因果関係がありと判定された場合にDLTとみなされる。該当するグレードの全ての有害事象は,疾患進行又は外部の原因による明確かつ議論の余地のない事象を除いて,DLTとみなされる。ペムブロリズマブとの併用におけるE7386のRP2Dを決定するためにDLTを評価する。米国国立がん研究所有害事象共通用語規準(NCI-CTCAE)version 5.0を用いた治験担当医師による評価を基に全ての毒性の重症度を評価する。[評価期間:サイクル1(21日間)]

2. 第1b相パート:有害事象(TEAEs)を発現した被験者数[評価期間:治験薬の初回投与から治験薬の最終投与後30日まで(約2年1ヵ月間)]

3. 第2相パート:客観的奏効率(ORR)

ORRは,RECIST 1.1に基づく最良総合効果(BOR)が完全奏功(CR)又は部分奏功(PR)の被験者の割合とする。CRは全ての標的病変及び非標的病変(非リンパ節病変)の消失と定義する。全てのリンパ節病変(標的又は非標的病変)短径が10 mm未満に縮小していなければならない。PRはベースライン時の径和に比して,標的病変の径和が30%以上減少した状態と定義する。[評価期間:治験薬の初回投与から疾患進行(PD),死亡,許容できない毒性の発現,同意撤回又は試験中止まで(約2年間)]


第二結果評価方法

利用する医薬品等

一般名称

E7386


販売名

なし