測定可能病変を有するIII期又はIVA期、あるいはIVB期、または再発の子宮内膜癌患者を対象に、パクリタキセル-カルボプラチン療法に対して、ペムブロリズマブ(MK-3475、NSC #776864)の併用投与を検討するプラセボ対照ランダム化第Ⅲ相試験

目的

進行期(測定可能病変を有するIII期又はIVA期)あるいはIVB期の子宮内膜癌、または再発の子宮内膜癌患者を対象に、ペムブロリズマブ(MK-3475)のパクリタキセル+カルボプラチンとの併用療法の有効性を評価する。有効性は、ミスマッチ修復機能が正常(pMMR)及び欠損(dMMR)の2種類の集団別に、RECIST 1.1に基づく治験担当医師の評価による無増悪生存期間(PFS)により評価する

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

子宮内膜癌


治験フェーズ

フェーズ3

参加条件

性別

女性


年齢

18歳 以上上限なし


選択基準

1. 測定可能病変を有するIII期、測定可能病変を有するIVA期、IVB期(測定可能病変の有無は問わない)、又は再発性(測定可能病変の有無は問わない)の子宮内膜癌の患者。適格となる組織型は、類内膜腺癌、漿液性腺癌、脱分化/未分化癌、明細胞腺癌、混合型上皮性癌、特定されない(NOS)腺癌である。

2. 測定可能病変を有する患者では、RECIST 1.1に基づき病変を明確にしてモニタリングする。測定可能病変は、少なくとも一方向で正確な測定が可能な病変が1つ以上ある場合と定義する(長径を記録)。各病変は、CT又はMRIで10 mm以上でなければならない。リンパ節病変は、CT又はMRIで評価した短径が15 mm以上でなければならない。

3. 前治療

• 子宮内膜癌に対する化学療法による前治療を受けたことがない。又はアジュバント化学療法(例:パクリタキセル/カルボプラチン単独、又は同時放射線化学療法の一部として[シスプラチンあり又はなし])を受けたことがある。ただし、当該アジュバント化学療法がステップ2の登録の12ヶ月以上前に完了していること。

• 子宮内膜癌の治療として放射線療法を受けたことがあってもよい。前治療の放射線療法としては、骨盤部放射線療法、骨盤部/大動脈傍広範囲放射線療法、膣内密封小線源治療及び/又は緩和的放射線治療が許される。放射線療法はいずれも、ステップ1の登録の4ヶ月以上前に完了していなければならない。

• 子宮内膜癌の治療としてホルモン療法を受けたことがあってもよい。すべてのホルモン療法を、ステップ2の登録の3週間以上前に中止しなければならない。

4. 年齢 18歳以上の患者。

5. Performance Statusが0、1又は2の患者。

6 十分な血液学的機能を有する患者。

• 血小板数 ≥100,000/μL

• 絶対好中球数(ANC)≥1,500/μL

7. 十分な腎機能を有する患者。

クレアチニン ≤1.5×施設/検査室基準値上限(ULN)

8. 十分な肝機能を有する患者。

• 血清中総ビリルビン≤1.5×ULN(ジルベール病を有する患者の場合、≤3×ULNであれば組入れ可)

• アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)及びアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT) ≤3 x ULN

9. 甲状腺刺激ホルモン(TSH)が基準値範囲内の患者(甲状腺ホルモン補充療法を受けていて甲状腺機能正常な患者では、TSH <ULNでも組入れ可)。

10. HIV感染患者は、有効な抗レトロウイルス療法を受けており、ステップ2の登録前6ヶ月以内にウイルス負荷が検出されていない場合は本治験の対象として適格となる。

11. 妊娠可能な患者:尿又は血清妊娠検査の結果が陰性であること。尿検査の結果が陽性となった又は陰性を確認できない場合は、血清妊娠検査を実施する必要がある。

12. 妊娠可能な女性は、ステップ2の登録前14日以上(経口避妊薬の場合)、治療期間中、及び治験薬の最終投与後120日間にわたり、適切な避妊法(ホルモン又はバリア式避妊法、禁欲)を用いることに同意しなければならない。

13. 他の悪性腫瘍の既往歴がある、又は現時点で他の悪性腫瘍を併発している患者でも、その自然経過又は治療が本治験でのレジメンの安全性又は有効性の評価の妨げとなる可能性がなければ、本治験の対象として適格となる。

14. 患者本人又は法律上認められている代諾者が、治験参加前に本治験専用の同意文書に署名をしなければならない。


除外基準

1. 抗PD-1抗体薬、抗PD-L1抗体薬、抗CTLA-4抗体薬、又は類似の薬剤による治療歴がある患者。

2. モノクローナル抗体又はペムブロリズマブ(MK-3475)及び/又はその添加剤に対する重度の過敏症反応の既往がある患者; 及び/又はパクリタキセル及び/又はカルボプラチンに対する重度の過敏症反応

3. 現時点で癌を対象とした治験に参加して治験治療を受けている、又はステップ2の登録前4週間以内に被験薬を用いる治験に参加して癌に対する治験治療を受けた患者。

4. 免疫不全と診断されている、若しくはステップ2の登録前7日以内に全身ステロイド療法又はその他の免疫抑制療法を受けている患者。

• CTスキャン用造影剤の前投薬としてステロイドを投与された患者は組入れ可能である。

• 吸入又は局所コルチコステロイドの使用は許される。

• 起立性低血圧症または副腎皮質機能不全の患者における鉱質コルチコイド(フルドロコルチゾン等)の使用は許される。

• 生理学的投与量でのコルチコステロイドの使用は、スタディチェアと協議のうえで許される場合がある。

5. 治療済みの脳転移がある患者は、中枢神経系を対象とした治療実施後の脳の追跡画像検査で増悪の徴候がみられず、かつステップ2の登録前4週間以上にわたりステロイドを使用しておらず、臨床的に安定している場合には、本治験の対象として適格となる。

6. 活動性の自己免疫疾患がある、又は再発の可能性がある自己免疫疾患の既往があり、それが重要臓器の機能に影響を及ぼしうる又は全身コルチコステロイド療法等の免疫抑制治療を必要としうる患者。

7. ステロイド投与を必要とした(非感染性)肺臓炎の既往がある又は現時点で肺臓炎がある患者。

8. コントロールされていない併発疾患がある患者。

9. 臨床的に問題となる既知の肝疾患がある患者。これには活動性のウイルス性肝炎、アルコール性肝炎、その他の肝炎、肝硬変を含む。

10. 妊娠している又は授乳中の患者。

治験内容

研究のタイプ

医師主導治験介入研究


主要結果評価方法

無増悪生存期間(PFS)


第二結果評価方法

1. 有害事象の発生率

2. 客観的奏効率(ORR)

3. 奏効期間(DOR)

4. 全生存期間(OS)

5. 生活の質(QoL)患者報告アウトカム(PROs)

6. ペムブロリズマブ投与による神経毒性の発生率および自己申告による神経毒性の発生率

7. 各実施医療機関のミスマッチ修復(MMR)免疫組織化学(IHC)検査と中央でのMMR IHCとの一致度

8. PD-L1 IHCによるペムブロリズマブのPFSおよびOSへの効果

9. PD-L1 IHCとMMRとの関連性

利用する医薬品等

一般名称

ペムブロリズマブ


販売名

キイトルーダ点滴静注100mg

組織情報

実施責任組織

埼玉医科大学国際医療センター


住所

神奈川県川崎市高津区坂戸3-2-1 KSP東棟3階309