COVID-19の症状が重症化しやすい成人や青年を対象に、ibuzatrelvirという薬の効果と安全性を調査するための第3相の治験が行われます。この治験では、ibuzatrelvirとプラセボを比較し、効果や安全性を評価します。
参加条件は以下の通りです: - 年齢が12歳以上であれば誰でも参加可能です。 - 性別は男性でも女性でも参加できます。 - 参加条件には以下の選択基準があります: 1. COVID-19の重症化リスク因子を持つ方(年齢によって異なる)。 2. COVID-19感染が確認され、特定の症状が発現してから5日以内の方。 3. 特定の薬を服用できない方。 - 除外基準には以下が含まれます: 1. 重度のCOVID-19感染や入院が必要な方。 2. 透析を受けている方や重度の腎機能障害を持つ方。 3. 活動性の肝疾患や全身性感染症を持つ方。 4. 他の治療を受けている方や過去に同様の治験に参加したことがある方など。 以上が治験への参加条件と除外基準になります。
この治験はCOVID-19という病気に対する新しい治療法を調査するための研究です。治験はフェーズ3という段階で行われており、COVID-19にかかった患者さんを対象にしています。 治験の主な目的は、COVID-19にかかった患者さんが救急外来を受診したり入院したりする割合を調べることです。また、治療を受けた後の症状が消えるまでの期間や、重篤な症状が起きる割合なども調査されます。 さらに、ウイルスの量や症状のリバウンド(再発)なども調査されます。治験参加者の安全を確保するため、有害事象(副作用)や重篤な有害事象も記録されます。 この治験に参加することで、COVID-19の治療法の開発に貢献することができます。治験に参加する際は、医師や研究チームとよく相談して、リスクやメリットを理解した上で参加することが大切です。
介入研究
COVID‑19関連の救急外来受診、入院(全原因)又は死亡(全死因)が認められた治験参加者の割合(第1日から第28日まで)
・COVID-19の症状発現から5日以内に治療を受け、ベースライン時にCOVID‑19に対して基礎療法として標準治療を受けていなかった治験参加者のうち、第28日までにCOVID‑19関連の救急外来受診[酸素補充療法、COVID‑19抗ウイルス療法若しくはIV療法(例:水分補給、抗生物質、コルチコステロイド)に至ったもの]、入院(全原因)又は死亡(全死因)が認められた治験参加者の割合のibuzatrelvir群とプラセボ群の差
*すべての評価対象とする症状が消失するまでの期間(日数)(第1日から第28日まで)
-すべての評価対象とする症状が持続的に消失するまでの期間の中央値の差。症状は毎日の電子日誌により評価し、咽頭痛、咳、発熱、下痢等が含まれる。
*COVID-19の急性期後の医学的事象が起きた治験参加者の割合(第29日から第24週まで)
-医学的事象には心血管系事象、肺事象、急性腎疾患及び血栓塞栓性事象が含まれる。
*心血管系・腎・肺事象が生じた治験参加者の割合(第1日から第24週まで)
-医学的事象には心血管系事象、肺事象、急性腎疾患及び血栓塞栓性事象が含まれる。
*COVID-19の罹患後症状を有する治験参加者の割合(第29日から第24週まで)
-第24週でCOVID-19の罹患後症状が認められた治験参加者の割合の差。症状は毎日の電子日誌により評価する。
*鼻咽頭検体中のSARS‑CoV‑2 RNA量のベースラインからの変化(第1日から第34日まで)
-ウイルス量は鼻腔または鼻咽頭検体を用いてRT-PCRにより測定する。
*SARS‑CoV‑2 RNA量がLLOQ未満になるまでの期間(第1日から第34日まで)
-ウイルス量が測定系のLLOQ未満になるまでに必要な期間
*各来院時点でのSARS‑CoV‑2 RNA量がLLOQ未満の治験参加者の割合(第1日から第34日まで)
-ウイルス量が測定系のLLOQ未満である治験参加者の割合
*鼻咽頭検体中のSARS‑CoV‑2 RNA量のリバウンドが認められた治験参加者の割合(第10日及び第14日)
-ウイルス学的リバウンドは以下のように定義する:いずれかの追跡調査来院時に、投与終了時(第5日)からのウイルスRNA量の増加が1.0 log10 copies/mL以上であり、ウイルスRNA量が3.0 log10 copies/mL以上となること
*第28日までに症状及びウイルス量のリバウンドが認められた治験参加者の割合(第10日から第34日)
-症状のリバウンドは以下のように定義する:短期の症状消失(すべての評価対象とする症状が認められなかったと日誌で連続2日以上入力されたうちの最初の日)の後の症状のリバウンドとは、第5日より後に評価対象とするいずれかの症状(重症度を問わない)が認められたと日誌で連続2日以上入力されたうちの最初の日、又は症状消失後に治験参加者が入院した日を指す。
*COVID‑19に関連した入院又は死亡(全死因)が認められた治験参加者の割合(第1日から第28日まで)
*入院(全原因)した治験参加者の入院日数及びICU滞在日数(第1日から第24週まで)
*医療機関の受診回数(第1日から第24週まで)
-医療機関の受診には救急外来受診、入院、一般開業医/専門医の受診が含まれる。
*入院(全原因)又は死亡(全死因)が認められた治験参加者の割合(第1日から第24週まで)
*すべての評価対象とする症状が緩和するまでの期間(日数)(第1日から第28日まで)
-すべての評価対象とする症状が持続的に緩和するまでの期間の中央値の差。症状は毎日の電子日誌により評価し、咽頭痛、咳、発熱、下痢等が含まれる
*COVID‑19に起因する重度の症状が認められた治験参加者の割合(第1日から第28日まで)
-治験参加者は毎日、過去24時間の症状の重症度を4段階(0~3)で評価し(症状なし:0、軽度:1、中等度:2、重度:3)、記録する。評価対象とするいずれかの症状のスコアがベースライン後に重度の場合に、当該治験参加者に重度の症状が認められたとみなす。重度のCOVID-19の徴候/症状を持つ治験参加者の割合を報告する。
*評価対象とするCOVID‑19の各徴候/症状の持続期間(第1日から第28日まで)
-評価対象とするCOVID‑19のそれぞれの徴候/症状の持続期間は、ベースライン時の重症度が軽度、中等度又は重度であった各治験参加者について、(症状の持続的な緩和/消失を達成した最初の日) - (初回投与日) + 1と定義する。ベースライン時の重症度が不明の場合は軽度として扱う。
*症状のリバウンドが認められた治験参加者の割合(第1日から第28日まで)
-症状のリバウンドは以下のように定義する:短期の症状消失(すべての評価対象とする症状が認められなかったと日誌で連続2日以上入力されたうちの最初の日)の後の症状のリバウンドとは、第5日より後に評価対象とするいずれかの症状(重症度を問わない)が認められたと日誌で連続2日以上入力されたうちの最初の日、又は症状消失後に治験参加者が入院した日を指す。
*有害事象の発現頻度(第1日から第34日まで)
- 有害事象とは、study interventionの使用と時間的に関連のある、患者又は治験参加者に生じたあらゆる好ましくない医療上のできごとをいい、当該study interventionとの因果関係の有無は問わないものである。重篤な有害事象とは、投与量にかかわらず、あらゆる好ましくない医療上のできごとのうち、以下の基準の1つ以上に該当するものをいう:死に至るもの、入院又は入院期間の延長が必要となるもの、生命を脅かすもの、永続的又は重大な障害・機能不全に陥るもの、先天異常・先天性欠損を来すもの、ファイザー製品を介した病原性又は非病原性感染因子の伝播の疑い、その他の医学的に重大な状態。
*重篤な有害事象及び投与中止に至った有害事象の発現頻度(第1日から第34日まで)
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
buzatrelvir
なし
ファイザーR&D合同会社
東京都渋谷区代々木3丁目22-7 新宿文化クイントビル
治験の詳細を確認し、患者の方に合致しているかを診断してください
ご確認後、連絡が適切だと判断された場合は上記のお問い合わせ情報から担当の方にご連絡ください
Kibou は治験の募集・情報提供をすることを目的としたプラットフォームです。 治験情報の提供や、被験者の募集について詳しい資料の請求はお問い合わせフォームからお問い合わせください。