筋層非浸潤性または筋層浸潤性膀胱がん患者を対象にした新しい治療法の第1/2段階の試験を行います。
男性・女性
18歳以上
上限なし
この治験は、膀胱がんの新しい治療法を研究するものです。対象となる膀胱がんは、筋層非浸潤性膀胱がん(NIMBC)と筋層浸潤性膀胱がん(MIBC)です。治験の目的は、治験薬の安全性や効果を調べることです。 治験に参加する患者さんたちには、治験薬を投与してもらい、その後の結果を評価します。評価の方法には、有害事象(AE)の発生数や重症度、治験薬の血液や尿中の濃度、腫瘍の縮小や消失などが含まれます。 治験の期間は約5年11ヶ月で、患者さんたちの健康状態や生活の質に関する情報も収集されます。治験の結果は、新しい治療法の開発や患者さんの治療に役立てられることが期待されています。
介入研究
1. パート1~3:有害事象(AE)を発現した参加者数
有害事象(AE)とは,治験薬を投与された参加者に発生するあらゆる望ましくない医学的事象であり,必ずしも関連する治験薬との因果関係が明らかな事象のみを示すものではない。
[期間:5年11ヶ月まで]
2. パート1~3:重症度別の有害事象を発現した参加者数
重症度は,National Cancer Institute Common Terminology Criteria for Adverse Events (NCI-CTCAE) バージョン 5.0 に従って評価される。 重症度スケールはGrade 1 (軽度) からGrade 5 (死亡) までである。 Grade 1 = 軽度,Grade 2 = 中等度,Grade 3 = 重度,Grade 4 = 生命を脅かす,Grade 5 = 有害事象による死亡。
[期間:5年11ヶ月まで]
3. パート1:用量制限毒性(DLT)を発現した参加者の数
DLTを発現した参加者数が評価される。 DLTは特定の有害事象であり,次のいずれかとして定義される:高Gradeの非血液毒性,または血液毒性。
[期間:28日間まで]
4. パート4:中リスクの筋層非浸潤性膀胱癌(IR-NMIBC)参加者における全完全奏効(CR)
全CRは,膀胱鏡検査陰性,または膀膀胱鏡検査陽性で中央判定の生検で悪性疾患陰性と定義される。
[期間:5年11ヶ月まで]
5. パート1~3:Erdafitinibの血漿中濃度
Erdafitinibの血漿中濃度が報告される。
[期間:コホート1,3,5:6カ月まで; コホート2,4:8週間まで]
6. パート1~3:Erdafitinibの尿中濃度
Erdafitinibの尿中濃度が報告される。
[期間:コホート1,3,5:6カ月まで; コホート2,4:8週間まで]
7. パート1~3:コホート1および2:無再発生存期間(RFS)
RFS は,治療開始から新たな高グレード膀胱癌または上部尿路上皮癌の初回検出,あるいは尿細胞診陽性までの期間として定義される。
[期間:5年11ヶ月まで]
8. パート1~3:コホート3および5:完全奏効率(CR)
CRは,膀胱鏡検査で尿路上皮癌が認められず,初回評価時に病理学的に確認され,尿細胞診が陰性であることと定義される。
[期間:3ヶ月目]
9. パート1~3:コホート3および5:CR期間
CR期間は,最初のCRから再発または進行が記録された日,あるいは死亡のいずれか早い日までの期間と定義する。
[期間:5年11ヶ月まで]
10. パート1~3:コホート4:病理学的完全奏効(pCR)率
pCR率は,膀胱内病変を示す病理学的所見なし(pT0)かつリンパ節転移を示す病理学的所見なし(pN0)の参加者の割合として定義される。
[期間:8週間まで]
11. パート1~3:コホート4:膀胱内病変を示す病理学的所見なし(pT0)
pT0率は,膀胱内病変を示す病理学的所見がない参加者の割合として定義される。
[期間:8週間まで]
12. パート1~3:コホート4:pT2未満への病期の低下率
pT2未満への病期の低下率は,pTステージが 2 未満の参加者の割合として定義される。
[期間:8週間まで]
13. パート4:IR-NMIBC参加者におけるCR期間(DoCR)
CR期間は,最初のCRから再発または進行が記録された日,あるいは死亡のいずれか早い日までの期間と定義する。
[期間:5年11ヶ月まで]
14. パート4:IR-NMIBC参加者における完全奏効(CR)
CRは,初回疾患評価時に膀胱鏡検査陰性,または膀膀胱鏡検査陽性で中央判定の生検で悪性疾患陰性と定義される。
[期間:3ヶ月目]
15. パート4:IR-NMIBC参加者における経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)施行なしの生存率
TURBT施行なしで生存を達成した参加者が報告される。
[期間:5年11ヶ月まで]
16. パート4:重症度別の治験薬投与後に発現した有害事象(TEAE)を発現した参加者数
TEAEは,介入フェーズ中に発症したAE,またはベースライン以降に悪化した既存の病状の結果として生じたAEである。重症度は,National Cancer Institute Common Terminology Criteria for Adverse Events(NCI-CTCAE)バージョン5.0に従って評価される。重症度スケールはGrade 1(軽度)からGrade 5(死亡)までである。Grade 1=軽度,Grade 2=中等度,Grade 3=重度,Grade 4=生命を脅かす,Grade 5=有害事象による死亡。
[期間:5年11ヶ月まで]
17. パート4:European Organization for the Research and Treatment of Cancer Quality of Life Questionnaire(EORTC-QLQ-C30)スコアのベースラインからの変化
EORTC QLQ-C30は,癌患者の健康関連の生活の質(HRQoL)を測定する,30項目の自己記入式質問票である。EORTC QLQ-C30には,5つの機能尺度,3つの症状尺度,全般的な健康状態/生活の質尺度,及び6つの単項目が含まれる。項目1~28に対する回答は,1「全くあてはまらない」から4「非常にあてはまる」までの範囲の4点リッカート反応尺度で評価する。全般的な健康状態の2項目は,1「非常に悪い」~7「非常に良い」までの7点の数値評価尺度で評価する。スコアが高いほど,機能が向上し,全体的な健康状態が良好で,症状がより重篤であることを示す。
[期間:5年11ヶ月まで]
18. パート4:European Organization for the Research and Treatment of Cancer Non-Muscle Invasive Bladder Cancer(EORTC-QLQ-NMIBC24)スコアのベースラインからの変化
EORTC QLQ-NMIBC24は,筋層非浸潤性膀胱癌患者のHRQoLを評価するための24項目の質問票である。この質問票はQLQ C30を補足するように設計されており,6つの多項目尺度と5つの単項目が組み込まれている。各項目の評価は,1「全くあてはまらない」~4「非常によくあてはまる」までの範囲である。スコアが高いほど重症度が高いことを示す。
[期間:5年11ヶ月まで]
19. パート4:EORTC-QLQ-C30スコアがベースラインから顕著に変化した参加者の割合
EORTC QLQ-C30は,癌患者のHRQoLを測定する,30項目の自己記入式質問票である。EORTC QLQ-C30には,5つの機能尺度,3つの症状尺度,全般的な健康状態/生活の質尺度,及び6つの単項目が含まれる。項目1~28に対する回答は,1「全くあてはまらない」から4「非常にあてはまる」までの範囲の4点リッカート反応尺度で評価する。全般的な健康状態の2項目は,1「非常に悪い」~7「非常に良い」までの7点の数値評価尺度で評価する。スコアが高いほど,機能が向上し,全体的な健康状態が良好で,症状がより重篤であることを示す。
[期間:5年11ヶ月まで]
20. パート4:EORTC-QLQ-NMIBC24スコアがベースラインから顕著に変化した参加者の割合
EORTC QLQ-NMIBC24は,筋層非浸潤性膀胱癌患者のHRQoLを評価するための24項目の質問票である。この質問票はQLQ C30を補足するように設計されており,6つの多項目尺度と5つの単項目が組み込まれている。各項目の評価は,1「全くあてはまらない」~4「非常によくあてはまる」までの範囲である。スコアが高いほど重症度が高いことを示す。
[期間:5年11ヶ月まで]
フェーズ1: 健康な成人が対象
TAR-210
なし
ヤンセンファーマ株式会社
東京都千代田区西神田3-5-2
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