2歳以上6歳未満の子どもたちで喘息が悪化したり再発したりする場合に、デュピルマブという薬の効果と安全性を評価するための研究を行います。ランダム化やプラセボ対照などの方法で行われる試験です。
男性・女性
2歳以上
6歳以下
この治験は、喘鳴や喘息という疾患に対する新しい治療法を調査するための研究です。治験は介入研究のフェーズ3に位置しており、患者さんに治験薬を投与して効果や安全性を評価します。 主な評価方法として、以下の項目が挙げられます。 - 重度の喘息増悪の年間発生率 - 有害事象や投与中止に至った有害事象の発生割合 - 入院や救急治療室への来院の年間発生率 - 喘息増悪による中等度の年間発生率 - 投与期間中の薬の使用量や症状の変化量 - 小児の喘息症状の記録や生活の質の変化 - 医師や介護者による喘息コントロールの評価 これらの評価を通じて、治験薬の効果や安全性を評価し、新しい治療法の開発に役立てることが目的です。治験に参加する患者さんの健康状態や治療効果をしっかりと評価することで、より良い治療法の開発につながることが期待されています。
介入研究
1. パートA:52週間の投与期間中の重度喘息増悪の年間発生率
[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]
52週間の投与期間中の重度喘息増悪の年間発生率
2. パートB:治験薬投与下で発現した有害事象(TEAE)、重篤な有害事象(SAE)、特に注目すべき有害事象(AESI)及び治験薬の投与中止に至った有害事象(AE)の発現割合
[評価期間:Week 52からWeek 116まで]
TEAE、SAE、AESI及び治験薬の投与中止に至ったAEの発現割合
1. パートA:52週間の投与期間中の喘息増悪による入院、救急治療室(ER)又は緊急治療来院の年間発生率
[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]
2. パートA:52週間の投与期間中の中等度の喘息増悪の年間発生率
[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]
52週間の投与期間中の中等度の喘息増悪の年間発生率
3. パートA:52週間の投与期間中の累積ICS用量
[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]
4. パートA:52週間の投与期間中の発作治療薬の週平均使用のベースラインからの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]
5. パートA:52週間の投与期間中の小児喘息介護者日誌(PACD)を用いた喘息症状のない平均日数(DWAS)
[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]
喘息症状のない日(DWAS)は、喘息症状、β刺激薬の使用、経口ステロイド薬の使用、又は緊急喘息治療の必要性がない日と定義する。PACDは、日中及び夜間の記録で構成される。日中の喘息症状の質問は、0(症状/支障なし)から5(非常に重度の症状/支障)までの6段階スケールでスコア化する。夜間の質問は、0(夜間の咳嗽がない及び介護者が悩まされることが全くない)から4(夜間ずっと咳嗽がある及び夜間ずっと悩まされた)までの5段階スケールでスコア化する。
6. パートA:PACDの日中の記録を用いた日中の症状スコアのベースラインからWeek 52までの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]
PACDは、日中及び夜間の記録で構成される。日中の喘息症状の質問は、0(症状/支障なし)から5(非常に重度の症状/支障)までの6段階スケールでスコア化する。
7. パートA: TEAE、SAE、AESI及び治験薬の投与中止に至ったAEの発現割合
[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]
8. パートA:小児の生活の質に関する質問票(PedsQL)4.0 Generic ScaleのベースラインからWeek 52までの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]
PedsQLは、健康な小児及び青年、並びに急性及び慢性の健康状態を有する小児及び青年の健康関連生活の質(HRQOL)を測定する。スコアの範囲は0~100であり、高いほどHRQOLが良好であることを示す。
9. パートA:Week 52の介護者の全般的印象-小児の喘息コントロールの変化(CGI-喘息コントロールの変化)
[評価期間:Week 52]
介護者の全般的印象-小児の喘息コントロールの変化(CGI-喘息コントロールの変化)は1項目の質問票であり、治験薬投与開始直前と比較した小児の喘息コントロールの変化に関する全般的な評価を7段階スケールで提供するよう介護者に求める。回答の選択肢は次のとおりである。0 =「非常に改善した」、1 =「中程度改善した」、2 =「少し改善した」、3 =「変化なし」、4 =「少し悪化した」、5 =「中程度悪化した」、6 =「非常に悪化した」。
10. パートA:Week 52の医師による全般評価-小児の喘息コントロールの変化(PGA-喘息コントロールの変化)
[評価期間:Week 52]
医師による全般評価-喘息コントロールの変化(PGA-喘息コントロールの変化)は1項目の質問票であり、治験薬投与開始直前と比較した小児の喘息コントロールの変化の全般評価を7段階スケールで提供するよう医師に求める。回答の選択肢は次のとおりである。0 =「非常に改善した」、1 =「中程度改善した」、2 =「少し改善した」、3 =「変化なし」、4 =「少し悪化した」、5 =「中程度悪化した」、6 =「非常に悪化した」。
11. パートA:介護者の全般的印象-小児の喘息コントロール(CGI-喘息コントロール)のベースラインからWeek 52までの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]
介護者の全般的印象-喘息コントロール(CGI-喘息コントロール)は1項目の質問票であり、過去7日間の小児の喘息コントロールの評価を過去1週間の4段階スケールで提供するよう介護者に求める。回答の選択肢は次のとおりである。1 =「コントロールされていない」、2 =「多少コントロールされている」、3 =「中程度コントロールされている」、4 =「十分コントロールされている」。
12. パートA:介護者の全般的印象-小児の喘息重症度(CGI-喘息重症度)のベースラインからWeek 52までの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]
介護者の全般的印象-喘息重症度(CGI-喘息重症度)は1項目の質問票であり、過去7日間の小児の喘息コントロールの評価を過去1週間の4段階スケールで提供するよう介護者に求める。回答の選択肢は次のとおりである。1 =「なし」、2 =「軽度」、3 =「中等度」、4 =「重度」。
13. パートA:医師による全般評価-小児の喘息コントロール(PGA-喘息コントロール)のベースラインからWeek 52までの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]
医師による全般評価-喘息コントロール(PGA-喘息コントロール)は1項目の質問票であり、過去7日間の小児の喘息コントロールを過去1週間の4段階スケールで評価するよう医師に求める。回答の選択肢は次のとおりである。1 =「コントロールされていない」、2 =「多少コントロールされている」、3 =「中程度コントロールされている」、4 =「十分コントロールされている」。
14. パートA:小児における呼吸器及び喘息コントロールテスト(TRACK)のベースラインからWeek 52までの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]
TRACKは、喘息と一致する症状を有する学童期前の小児の介護者記入のための検証済みの質問票である。合計スコアの範囲は0~100である。スコアが高いほど喘息のコントロールが良好であることを示す。
15. パートA:Week 24及び52の血中好酸球値のベースラインからの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 24及び52まで]
16. パートA:52週間の投与期間中の経時的な血清中デュピルマブ濃度
[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]
17. パートA:治験薬投与下で発現したデュピルマブに対する抗薬物抗体(ADA)の経時的な発現頻度
[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]
18. パートA:52週間の投与期間中にワクチン接種スケジュールに従って投与した破傷風、ジフテリア、及び百日咳、並びにインフルエンザ抗体(赤血球凝集抑制[HAI]抗体価)ワクチンに対する免疫グロブリンG(IgG)反応
[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]
19. パートB:52週間のパートB投与期間中の重度喘息増悪イベントの年間発生率
[評価期間:Week 52からWeek 104まで]
52週間のパートB投与期間中の重度喘息増悪イベントの年間発生率。
20. パートB:52週間のパートB投与期間中の経時的な血清中デュピルマブ濃度
[評価期間:Week 52からWeek 104まで]
21. パートB:治験薬投与下に発現したデュピルマブに対するADAの経時的な発現頻度
[評価期間:Week 52からWeek 104まで]
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
デュピルマブ(遺伝子組み換え)、プラセボ
なし、なし
サノフィ株式会社
東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティタワー
治験の詳細を確認し、患者の方に合致しているかを診断してください
ご確認後、連絡が適切だと判断された場合は上記のお問い合わせ情報から担当の方にご連絡ください
Kibou は治験の募集・情報提供をすることを目的としたプラットフォームです。 治験情報の提供や、被験者の募集について詳しい資料の請求はお問い合わせフォームからお問い合わせください。