医師主導治験

切除不能な膵臓がんに対する、腫瘍を溶かすウイルスを腫瘍内に直接投与する治験の第1/2段階試験

治験詳細画面

目的


この治験は、手術で取り除けない膵臓がん患者に対して、Surv.m-CRA-1という薬剤を腫瘍内に投与することで、その安全性と効果を調べるものです。

対象疾患


膵癌

参加条件


募集中断

この治験に参加するための条件は、20歳以上で、男性でも女性でも構いません。対象者は、膵臓にできたがんで、以下の条件をすべて満たす必要があります。1) 膵管癌と診断されている。2) 切除できないほどがんが広がっている。3) 標準的な治療に反応しなかった。ただし、放射線治療を受けた後、1ヶ月以上経過している場合は参加できます。4) 腫瘍が治験製品を投与することができる範囲にある。5) 3ヶ月以上生きることが期待される。6) 体力が0~2の範囲である。7) 主要な臓器の機能が正常であることが確認されている。8) 妊娠可能な場合は、避妊方法に同意することが必要です。9) 参加について文書で同意する必要があります。 参加できない場合は、以下の条件があります。1) 重度の心臓病、呼吸器疾患、消化器疾患、肝臓病などの合併症がある場合。2) ペニシリンや牛乳などにアレルギーがある場合。3) 免疫抑制剤やステロイドを必要とする疾患がある場合。4) 放射線治療や化学放射線治療を受け、1次治療に反応しなかった場合で、治療後1ヶ月以内の場合。5) 他のがんを持っている場合。6) 疼痛や発熱がコントロールできない場合。7) 胃や膵臓の手術の既往がある場合。8) 妊娠中、授乳中、または閉経前または閉経後1年以内で妊娠検査が陽性の場合。9) 他の未承認薬を最近受けた場合。10) その他、治験責任医師や治験分担医師が参加が不適当と判断した場合。

治験内容


この治験は、膵癌という病気を対象にしています。フェーズ1という段階で行われており、主に有害事象や奏効割合を評価することが目的です。また、血液中のAdenovirus(AdV)の量や排泄、抗体価、サイトカイン、腫瘍の大きさの縮小率、組織学的な評価、無増悪生存期間、全生存期間なども評価されます。治験に参加することで、新しい治療法の開発に貢献することができます。

治験フェーズ

フェーズ1: 健康な成人が対象

利用する医薬品等

利用する薬品情報はありません

実施組織


鹿児島大学

鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘8丁目35-1

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