この治験は、高リスク皮膚有棘細胞癌の患者に対して、手術や放射線療法の後に、新しい治療薬「cemiplimab」または偽薬を投与し、再発や生存期間などの効果を比較することを目的としています。また、治療の安全性や薬物の動態も評価します。
この治験に参加できる人は、21歳以上で男性でも女性でも大丈夫です。ただし、特定のがん(CSCC)を手術で取り除いた人、または高リスクのCSCC患者で、治療後に放射線治療を受けた人、肝臓や腎臓、骨髄の機能が十分な人が対象です。一方、他のがんを持っていたり、免疫疾患がある人、または遠隔部位にがんが転移している人、全身性の抗がん治療を受けたことがある人は参加できません。他にも条件がある場合があります。
この治験は、皮膚有棘細胞癌という病気に対する新しい治療法の効果を調べるための研究です。治験のフェーズはフェーズ3で、介入研究と呼ばれるタイプの研究です。 主な結果の評価方法として、再発や死亡までの期間を測定するDFS(病気の再発や死亡までの期間)、OS(死亡までの期間)、FFLRR(局所領域再発までの期間)、FFDR(遠隔再発までの期間)などがあります。また、治験薬の投与による副作用や血液中の治験薬の濃度、抗薬物抗体の検査なども評価されます。 治験の評価期間は最長で54か月から78か月までとなっており、患者さんの安全性や治療効果を詳しく調べるための試験です。
介入研究
1. DFSは無作為化の時点から疾患の再発(局所、領域及び/又は遠隔)の最初の記録又は死因を問わない死亡までの期間と定義する。【評価期間:最長54ヵ月】
腫瘍の再発又は死亡に至っていない患者のDFSの打ち切り日は、疾患の最終評価日とする。
1. OSは無作為化の時点から死亡日までと定義する。死亡していない被験者の打ち切り日は、生存が判明している最後の日とする。【評価期間:最長78か月】
2. FFLRRは無作為化の時点から局所領域再発(LRR)が最初に認められた日までと定義する。LRRが認められないまま死亡した被験者のデータ打ち切り日は、死亡日とする。【評価期間:最長54か月】
LRRが認められず死亡していない被験者のFFLRRの打ち切り日は、疾患の最終評価日とする。
3. FFDRは無作為化の時点から遠隔再発(DR)が最初に認められた日までと定義する。DRが認められないまま死亡した被験者のデータ打ち切り日は、死亡日とする。【評価期間:最長54か月】
DRが認められず死亡していない被験者のFFDRの打ち切り日は、疾患の最終評価日とする。
4. 各被験者における、無作為化から主要評価項目の最初の事象の発生又は治験終了までのSPTの累積発現件数【評価期間:最長54か月】
5. 治験薬投与下で発現した有害事象(TEAE)の発現率と重症度【評価期間:最長78か月】
6. 死亡率【評価期間:最長78か月】
7. 臨床臨床検査値異常の発現率【評価期間:最長78か月】
8. 血清中のcemiplimab濃度【評価期間: 最長78か月】
9. 血清中の抗薬物抗体(ADA)【評価期間: 最長78か月】
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
Cemiplimab(REGN2810)、プラセボ
なし
Regeneron Pharmaceuticals, Inc.
777 Old Saw Mill River Road, Tarrytown, NY 10591, USA
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