この治験は、脳腫瘍を対象に、新しい治療法の安全性と有効性を検証するための臨床試験である。治療法は、特定のペプチドワクチンを使用することで、腫瘍を縮小させることができるかどうかを調べるものである。また、治療法の効果に影響を与える可能性のある免疫反応についても解析する。
この治験に参加できる人は、12歳以上79歳以下の男性・女性です。対象となる病気は、手術や放射線治療などで治療できない再発・進行性の難治性脳腫瘍(血管周皮腫、血管芽腫、髄膜腫、脊索腫、上衣腫)を持っている人です。また、特定の遺伝子型を持っている人も対象です。参加者は、主要臓器の機能が正常で、血液検査や心電図などの検査結果が一定の基準を満たしている必要があります。また、試験期間中は避妊する必要があります。参加する前に、本人または家族の同意が必要です。ただし、脳腫瘍によって意識障害や痴呆などがある場合は、家族の同意でも参加できます。参加できない人は、感染症や重篤な合併症を持っている人、重症精神障害を持っている人、試験責任医師または試験分担医師が不適当と判断した人などです。
この治験は、再発・進行性難治性脳腫瘍を対象として、がんワクチン療法の安全性と臨床的有効性を調べるものです。治験のフェーズはフェーズ1で、介入研究と呼ばれるタイプの研究です。主要な結果評価方法は、VEGFR1およびVEGFR2ペプチドを用いたがんワクチン療法の腫瘍縮小効果です。また、無増悪生存期間、生活の質、神経認知機能、免疫反応なども評価します。
介入研究
難治性脳腫瘍を対象としたVEGFR1およびVEGFR2ペプチドを用いたがんワクチン療法の安全性と臨床的有効性(腫瘍縮小効果)
1)無増悪生存期間(Progression free survival:PFS)
2)QoL (Quality of Life):EORTC QLQ-C30、EORTC BN20、MDASI-BT
3)NCF (Neurocognitive Function):MMSE、HVLT-R、TMT、COWA
4)免疫反応(Cytotoxic T lymphocyte(CTL)誘導能、TCR解析)
フェーズ1: 健康な成人が対象
OCV-101, OTS-102・MPS-400, MPS-464
ペプチドワクチン
慶應義塾大学
東京都信濃町35
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