この研究は、治療が効かない統合失調症に対して、安息香酸ナトリウムが精神症状にどのような効果があるかを調べ、治療に反応する患者の特徴を明らかにすることを目的としています。また、脳内のグルタミン酸・グルタチオン濃度の変化も調べます。
この治験に参加するための条件は、18歳以上65歳未満で、男性でも女性でも参加できます。治験に参加するためには、統合失調症・統合失調感情障害の診断基準を満たす必要があります。また、過去に2種類以上の抗精神病薬を使用しても、陽性症状が改善されなかった患者が対象です。治験に参加する前4週間は、抗精神病薬の変更がない必要があります。治験に参加することに同意した患者が対象で、薬物乱用歴がある患者やMRI撮像ができない患者、頭部外傷歴がある患者、身体疾患や神経疾患のある患者、周辺情報へのアクセスを拒否する患者、主治医により悪影響が懸念される患者、クロザピン内服中の患者、グルタミン酸に影響を与える可能性のある薬剤を内服中の患者は除外されます。
この治験は、統合失調症という病気を対象に行われます。治験のタイプは介入研究で、試験薬の安息香酸を投与することで、脳内のグルタミン酸・グルタチオン濃度の変化を調べます。また、脳内のグルタミン酸・グルタチオン濃度と症状の関係性も調べます。治験の期間は6週間で、末梢血グルタミン酸濃度の変化も調べます。
介入研究
安息香酸投与前後の脳内グルタミン酸・グルタチオン濃度の変化
1) 脳内グルタミン酸・グルタチオンの濃度と陽性 ・陰性症状評価尺度(Positive and Negative Syndrome Scale: PANSS)合計点の基準時点 と試験薬内服後6週間での変化との相関
2) 基準時点における脳内グルタミン酸・グルタチオンの濃度と陽性・陰性症状評価尺度(Positive a nd Negative Syndrome Scale: PANSS)合計 点変化との相関
3) 6週間での末梢血グルタミン酸濃度の変化
情報なし:
安息香酸ナトリウム
安息香酸ナトリウム
山梨大学医学部附属病院
山梨県中央市下河東1110
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