
治験の目的は、特定のタイプの乳がん患者に対して、新しい治療薬「トラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)」の効果と安全性を調べることです。この患者は、ホルモン受容体が陽性で、HER2というタンパク質の発現が低いか非常に低い状態の手術ができないか再発した乳がんの人です。治療法としては、従来の内分泌療法と比較しています。
男性・女性
18歳以上
上限なし
治験についての説明をわかりやすくお伝えしますね。 ### 研究の目的 この治験は、特定のタイプの乳がんに対する新しい治療法の効果を調べるためのものです。対象となるのは、手術ができないか、再発した乳がんの患者さんです。この乳がんは「HR陽性」で、「HER2」が低いか非常に低いという特徴があります。 ### 研究の進め方 この治験は「介入研究」と呼ばれ、患者さんを2つのグループに分けて、新しい治療法と従来の治療法を比較します。治験は「フェーズ2」と呼ばれる段階で行われており、これは新しい治療法の効果と安全性をさらに詳しく調べる段階です。 ### 主要な評価方法 治療の効果を測るために「無増悪生存期間(PFS)」という指標を使います。これは、治療を始めてから病気が進行するまでの期間を測るものです。具体的には、病気が悪化した日や、他の理由で亡くなった日までの期間を見ます。 ### 副次的な評価方法 1. **Global Healthcare Status(GHS)**: 患者さんの健康状態を、治療前と8週間後で比較します。 2. **全生存期間(OS)**: 治療を始めてから亡くなるまでの期間を測ります。 3. **次治療以降での無増悪生存期間(PFS2)**: 次の治療を始めてから病気が進行するまでの期間を測ります。 4. **治療成功期間(TTF)**: 治療を始めてから病気が進行するか、治療をやめるまでの期間を測ります。 5. **次治療開始までの期間(TFST)**: 治療をやめてから次の抗がん治療を始めるまでの期間を測ります。 6. **奏効割合(ORR)**: 治療によって病気が完全に消えたか、部分的に改善した患者さんの割合を見ます。 7. **生活の質(QoL)**: 患者さんの生活の質を、治療前と後で比較します。 この治験は、乳がんの治療に新しい選択肢を提供することを目指しています。もしご質問があれば、何でもお答えしますので、お気軽にどうぞ!
介入研究
無増悪生存期間(PFS):
主たる解析対象集団を対象とし、無作為化日からPD又は理由を問わない死亡日のうち早い方までの期間とする。効果判定は、Response Evaluation Criteria in Solid Tumors (RECIST) Ver.1.1に準じて評価する。
重点副次評価項目
Global Healthcare Status(GHS):
EORTC-QLQ-C30を用いて測定されたGHSのベースライン(研究薬投与前)から8週時点の変化量とする。
副次評価項目
全生存期間(OS):
主たる解析対象集団を対象とし、無作為化日から理由を問わない死亡日までの期間とする。
次治療以降での無増悪生存期間(PFS2):
主たる解析対象集団を対象とし、無作為化日から次治療開始日以降でのPD又は理由を問わない死亡日のうち早い方までの期間とする。
治療成功期間(TTF):
主たる解析対象集団を対象とし、無作為化日からPDを含む治療中止又は理由を問わない死亡のうち早い方までの期間とする。
次治療開始までの期間(TFST):
主たる解析対象集団を対象とし、無作為化日から割り付けられた治療の中止後の最初の抗がん後治療の開始日又は死亡日のうち早い方までの期間とする。
奏効割合(ORR):
主たる解析対象集団を対象とし、最良総合効果が完全奏効(Complete Response: CR)又は部分奏効(Partial Response: PR)が認められた患者の割合とする。
QoL:
EORTC QLQ-C30、EORTC QLQ-BR42及び EQ-5D-5L スコアのベースラインからの変化
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
トラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え)
エンハーツ®点滴静注用 100 mg
公益財団法人がん研究会有明病院
東京都江東区有明3-8-31
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