特定臨床研究

免疫に関わる目印が陽性の再発・転移トリプルネガティブ乳がんで、アテゾリズマブとナブパクリタキセルの効果を調べる治験

治験詳細画面

目的


PD-L1陽性の転移性トリプルネガティブ乳がんに対し、標準治療のアテゾリズマブ+nab-PTX療法と、PTX+ベバシズマブを2サイクル投与してからアテゾリズマブ+nab-PTXを投与する治療法の有効性を比較します。

対象疾患


再発乳癌
手術不能
乳癌
癌
-

参加条件


募集中

男性・女性

18歳以上

上限なし

選択基準

18歳以上の女性または男性の方
試験内容について十分な説明を受けた後、試験に参加することに文書で同意されている方
妊娠する可能性のある女性の方(化学閉経など医学的な理由で月経がない方を含む)で、アテゾリズマブの最終投与日から5ヶ月後、またはベバシズマブ、nab-PTXもしくはPTXの最終投与日から6ヶ月後のいずれか遅い日まで避妊を続けることに同意されている方。また、試験治療中およびアテゾリズマブの最終投与後少なくとも5ヶ月間、ベバシズマブの最終投与後少なくとも6ヶ月間は授乳しないことに同意されている方。男性の方で、パートナーが妊娠する可能性がある場合、PTXまたはnab-PTXの最終投与後6ヶ月まで避妊を続けることにパートナーが同意されている方
転移再発または切除不能の進行TNBCと診断されている方
直近に採取された腫瘍検体または保存された腫瘍検体を用いた各施設での評価で、PD-L1陽性(SP142 IC>=1)が確認されている方
根治的治療の対象となった方は、根治的治療を完了した日(原発性乳癌の手術日、または周術期薬物療法〔アントラサイクリンレジメン、タキサンレジメン、抗PD-(L)1抗体、カペシタビン、PARP阻害剤などを含む〕の最終投与日のうち遅い方)から、最初の局所再発または遠隔再発までに6ヶ月以上経過している方。術後放射線療法の日はこの期間の計算に含めません。周術期薬物療法で抗PD-(L)1抗体を使用した方も参加できます
ECOG PSが0~1の方
組織または細胞の検査でTNBCと確認され、ASCO/CAP基準2018に基づき、ER陰性(陽性細胞の割合が10%未満、またはAllred Proportion score 0~2)かつHER2陰性(IHC 1+以下またはFISH/DISH陰性)と確認されている方。IHC 2+の場合は、FISH/DISH法で陰性と確認されている方
転移再発または切除不能の進行癌に対する化学療法を受けていない方。ただし、BRCA遺伝子に病的バリアントがある方は、転移再発または切除不能の進行癌に対するPARP阻害剤の投与歴があっても参加できます
実施医療機関でのCTまたはMRI検査により、測定可能または測定不能な病変が確認されている方。過去に放射線を受けた部位にある腫瘍病変は、放射線治療後に明らかな進行がある場合、評価可能な病変とみなされます
登録前14日以内に行った臨床検査が以下をすべて満たし、かつ採血前14日以内に顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF製剤)の投与または輸血を受けていない方:好中球数が1500/mm3以上、血小板数が10 × 104/mm3以上、ヘモグロビンが8.0 g/dL以上、AST(GOT)が100 IU/L以下(肝転移がある場合は200 IU/L以下)、ALT(GPT)が100 IU/L以下(肝転移がある場合は200 IU/L以下)、総ビリルビンが1.5 mg/dL以下(ジルベール症候群の場合は3.0 mg/dL未満)、クレアチニンが1.5 mg/dL以下。また、尿蛋白(試験紙法)が1+以下、または尿蛋白が2+以上の場合は24時間尿蛋白が1 g/24時間以下(尿蛋白/クレアチニン比が1以下の場合は代用可能)である方
血圧が十分にコントロールされている方(降圧薬が2剤以下〔配合剤は配合数で数えます〕で、収縮期血圧が150 mmHg以下かつ拡張期血圧が90 mmHg以下)
3ヶ月以上の生存が見込まれる方

除外基準

試験薬の初回投与前30日以内に生ワクチンの接種を受けた方(不活化ワクチンの接種は許容されます)
妊娠中、妊娠している可能性がある、または授乳中の方
活動性の脳転移または癌性髄膜炎がある方。ただし、治療歴のある脳転移については、登録前少なくとも2週間、神経症状が治療前の状態まで回復し、臨床的に安定している場合は参加できます
登録前3年以内に浸潤性の悪性腫瘍にかかったことがある方。ただし、適切な治療を受けた皮膚の基底細胞癌または皮膚の扁平上皮癌、あるいは局所治療で治癒したと判断される上皮内癌または粘膜内癌相当の病変は、活動性の重複がんには含まれません
同時または時期を異にして両側の乳房に浸潤性乳癌がある方。ただし、両側ともTNBCで、再発したがんの検体を用いた評価でPD-L1陽性が確認されている場合は参加できます
登録前14日以内に放射線治療を受けた方(登録日の14日前と同じ曜日に受けた治療または照射は許容されます)
活動性の自己免疫疾患に対して、登録前14日以内にプレドニゾロン換算で10mg/日を超える全身性副腎皮質ホルモンまたは免疫抑制剤の投与を受けた方(検査または予防投与を目的とする一時的な投与は除きます)
全身に作用する治療が必要な活動性の感染症がある方
登録時に間質性肺疾患または肺臓炎がある方、もしくは間質性肺疾患または肺臓炎の治療のために全身性副腎皮質ホルモンの投与を必要としたことがある方(放射線照射野内に起きた放射線性肺臓炎または線維症の既往は許容されます)
HBs抗原陽性またはHCV抗体陽性の方。ただし、HCV抗体陽性でもHCVウイルス量が検出限界未満の場合は参加できます
HIV-1抗体またはHIV-2抗体が陽性の方(登録時の検査は必須ではありません)
重大な心臓血管の病気がある方、過去6ヶ月以内に心筋梗塞、急性冠動脈疾患、冠動脈形成術・ステント留置術・バイパス術を受けた方、またはNew York Heart Association分類クラスIII~IVのうっ血性心不全がある方
以下の病気または状態に該当する方:コントロール不良な糖尿病、Grade 2以上の末梢性感覚ニューロパチー、先天性の出血しやすさまたは血液凝固の異常、登録前6ヶ月以内の動脈血栓塞栓症(脳梗塞など)または静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症、肺塞栓症など)、消化管穿孔・活動性の消化管潰瘍・Grade 3以上の出血(部位は問いません)、その他の重篤な合併症(腎不全、肝不全など)
試験結果に影響する、試験を最後まで続けることを妨げる、または試験への参加が本人の利益にならないと考えられる病気、治療歴、臨床検査値の異常について、過去に該当したことがある方または現在該当している方
試験の実施に影響する可能性がある精神疾患がある方
試験薬または試験薬と類似した薬に対して、過敏症を起こしたことがある方
アルコール不耐またはクレモホールに対する過敏症を起こしたことがある方
活動性の結核感染の既往がある方

治験内容


【どんな研究か】 治療を行って効果などを調べる介入研究です。フェーズ2は、治療の効果や安全性を調べる段階です。 【対象の病気】 PD-L1陽性で、ホルモン受容体とHER2が陰性の、手術ができない、または再発した乳がんです。 【主に調べること】 病気が悪化せずに過ごせる期間(無増悪生存期間)を評価し、標準治療群と導入療法群を比較します。2年時点で病気が悪化せずにいる割合なども調べます。 【そのほかに調べること】 安全性、腫瘍が小さくなる割合、全生存期間、病気の進行を抑えられた割合を調べます。

治験フェーズ

フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象

利用する医薬品等

一般名称

アテゾリズマブ(遺伝子組み換え)、ベバシズマブ(遺伝子組み換え)、パクリタキセル(アルブミン懸濁型)、パクリタキセル

販売名

テセントリク点滴静注840mg、アバスチン点滴静注用100mg/4mL アバスチン点滴静注用400mg/16mL、アブラキサン点滴静注用100mg、タキソール注射液30mg/タキソール注射液100mg

実施組織


がん研究会有明病院

東京都江東区有明3-8-31

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