この治験は、一側性高度〜重度感音難聴者に対して人工内耳の効果と安全性を調べるもので、術前と人工内耳装用開始12ヶ月後の語音弁別能、方向定位能および聴力閾値の比較を行い、有害事象の確認も行います。また、安全性を検証するために、有害事象や機器の不具合についても調べます。
この治験に参加するための条件は、6歳以上の男性・女性で、同意書に署名することができる人です。また、聴覚に問題がある人で、難聴がある場合は、一定の条件を満たしている人が対象となります。ただし、過去に聴力が改善された人や、特定の病気が原因で難聴になっている人、全身麻酔が禁忌な人、中耳感染がある人、後迷路性の難聴がある成人、精神発達遅滞がある成人は、参加できません。
この治験は、一側性高度〜重度感音難聴の治療方法を研究するものです。治験のフェーズはフェーズ3で、介入研究と呼ばれるタイプの研究です。治療の効果を評価するために、語音弁別能検査や方向定位試験、自由音場閾値検査を行います。治療を受けたグループと、治療を受けなかったグループを比較し、治療の効果があるかどうかを調べます。
介入研究
語音弁別能検査に関しては、術前および装用開始後12ヶ月の時点で、日本聴覚医学会の語音聴力検査用語表(67S)語表を使って、雑音負荷条件下(S0Nnh、SN+0dB)で語音弁別検査を行ない、本治療実施群の改善度合いの平均値が、無治療ヒストリカルコントロールの改善度合い(N=17例、平均改善度10.9%、標準偏差24.4)と比較し、t検定もしくはWilcoxonのマッチドペア符号付順位検定等により確認し、介入群の方が有意に良好である場合に有効と判断する。
術前および装用開始後12ヶ月の時点で、方向定位試験および自由音場閾値検査を行ない、本治療実施群の改善度合いの平均値が、無治療ヒストリカルコントロールの改善度合いと比較し、有意に良好である場合に有効と判断する。
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
利用する薬品情報はありません
国際医療福祉大学三田病院
東京都港区三田1−4−3
治験の詳細を確認し、患者の方に合致しているかを診断してください
ご確認後、連絡が適切だと判断された場合は上記のお問い合わせ情報から担当の方にご連絡ください
Kibou は治験の募集・情報提供をすることを目的としたプラットフォームです。 治験情報の提供や、被験者の募集について詳しい資料の請求はお問い合わせフォームからお問い合わせください。