
治験の目的は、急性期脳卒中で片麻痺がある患者に対して「HAL腰タイプ」という装置の安全性と効果を調べることです。この研究では、医師が主導して治験の計画を立てるために必要なデータを集め、様々な評価指標の変化を確認します。集めたデータをもとに、次の段階の治験でその効果をさらに検証する予定です。
男性・女性
16歳以上
上限なし
治験についての説明をわかりやすくお伝えしますね。 ### 研究の目的 この治験は、脳梗塞や脳出血によって片麻痺(体の片側が動かしにくくなる状態)や立ち上がりにくさがある患者さんを対象にしています。新しい治療法が、どのように患者さんのバランスや動きに影響を与えるかを調べるための研究です。 ### 研究の進め方 この治験は「介入研究」と呼ばれ、患者さんに新しい治療法を試してもらい、その結果を評価します。現在の段階は「フェーズ2」と呼ばれ、治療法の効果や安全性をさらに詳しく調べる段階です。 ### どのように評価するのか 治験では、いくつかの方法で患者さんの状態を評価します。具体的には以下のような項目があります: 1. **バランスの評価**:Berg Balance Scale(BBS)というテストを使って、治療前と治療後のバランスの変化を見ます。 2. **下肢の動き**:下肢の動きや機能を評価するFugl-Mayer Assessment(下肢FMA)を使います。 3. **回復の段階**:上肢や下肢の回復の進み具合をBrunnstrom Recovery Stage(BRS)で評価します。 4. **筋力の測定**:膝を伸ばす力を測定します。 5. **体幹の機能**:Trunk Impairment Scale(TIS)で体幹の機能を評価します。 6. **歩行の能力**:Functional Ambulation Category(FAC)を使って歩行能力を評価します。 7. **椅子からの立ち上がり**:30秒間で何回椅子から立ち上がれるかを測定します。 8. **日常生活の自立度**:Functional Independence Measure(FIM)で日常生活の自立度を評価します。 9. **病気の発生状況**:治療中に新たな病気が出たかどうかも観察します。 ### 特別な評価 - 認知機能(記憶や思考の能力)をMini-Mental State Examination(MMSE)で治療開始時に測定します。 - 立ち上がりや歩行の動作を詳しく分析し、筋肉の活動や脳の機能も調べることがあります。 この治験を通じて、患者さんのバランスや動きがどのように改善されるかを見ていきます。治療がどれだけ効果的かを知るために、治療前と治療後の変化をしっかりと記録します。
介入研究
Berg Balance Scale:BBSのベースラインから介入終了時の変化量
・ 下肢Fugl-Mayer Assessment(下肢FMA)のベースラインから介入終了時の変化量
・ 上肢・手指・下肢のBrunnstrom Recovery Stage(BRS)のベースラインから介入終了時の変化量
・ 等尺性膝伸展筋力(左右ともに計測する)のベースラインから介入終了時の変化量
・ Trunk Impairment Scale(TIS)のベースラインから介入終了時の変化量
・ Functional Ambulation Category(FAC)のベースラインから介入終了時の変化量
・ 30-second chair stand test(CS-30)のベースラインから介入終了時の変化量
・Functional Independence Measure(FIM)の運動項目,認知項目,合計のベースラインから介入終了時の変化量
・ 日本版modified Rankin Scale(mRS)のベースラインから介入終了時の変化量,ただし,スケール0を6点,スケール6を0点として,点数の変化を評価する.
・ 疾病等の発生状況、試験機器の不具合の発現状況
※ 開始時のみ:認知機能 Mini-Mental State Examination(MMSE)の開始時のスコア
※ 実施可能な症例のみ:立ち上がりや歩行の動作解析(歩行速度、歩幅、歩行率含む)と筋活動の計測,加速度センサーを使用した動作計測(活動量の評価),脳活動や脳機能の検査(機能的MRI、経頭蓋磁気刺激)のベースラインから介入終了時の変化量
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する薬品情報はありません
筑波大学附属病院
茨城県つくば市天久保2-1-1
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