潰瘍性大腸炎患者に対して、新しい治療薬の効果を調べるために、治験を行います。具体的には、ピュアスタットという薬を投与する前後で、症状や内視鏡検査、病理学的検査のスコアの改善率を調べます。
この治験に参加するための条件は、18歳以上85歳以下で、潰瘍性大腸炎を患っている男性または女性です。ただし、症状が軽いから中程度の人に限ります。また、同意書を理解し、自分で同意できる患者に限ります。治験に参加できない人は、感染性腸炎や薬剤性腸炎を併発している人、妊娠している人、授乳中の人、血栓塞栓症のコントロールが不良な人、重度な臓器不全の人、ペプチド製剤またはタンパク質製剤に過敏症の既往歴がある人、または担当医師が登録に適当でないと判断した人です。
この治験は、潰瘍性大腸炎の治療方法を研究するものです。治験のタイプは介入研究で、フェーズ0と呼ばれる段階で行われます。主な評価方法は、内視鏡検査を2回から4回行い、その結果からMayo endoscopic scoreという指標を用いて改善率や寛解率を測定します。また、治療後には臨床重症度や病理学的重症度などの評価項目を用いて、改善率や寛解率を測定します。最後に、治療後の血液検査結果も評価します。治験に参加することで、潰瘍性大腸炎の治療方法について貢献することができます。
介入研究
内視鏡2,3,4回時のMayo endoscopic scoreのベースラインからの改善率、寛解率
改善:ベースラインからのMayo endoscopic scoreの減少
寛解:ベースラインからの減少を認めた上でMayo endoscopic scoreの0または1
治療後における下記評価項目のベースラインからの改善率、寛解率:
・臨床重症度(partial mayo score)
改善:ベースラインから1ポイント以上の減少
寛解:合計2ポイント以下でいずれのサブスコアも1を越えない
・病理学的重症度(NANCY index)
改善:ベースラインから1ポイント以上の減少
寛解:ベースラインからの減少かつNANCY indexの0または1
治療後における下記評価項目のベースラインからの変化量(前値と後値の差)
Hb、CRP、LRG
情報なし:
利用する薬品情報はありません
群馬大学大学院医学系研究科
群馬県前橋市昭和町3-39-15
治験の詳細を確認し、患者の方に合致しているかを診断してください
ご確認後、連絡が適切だと判断された場合は上記のお問い合わせ情報から担当の方にご連絡ください
Kibou は治験の募集・情報提供をすることを目的としたプラットフォームです。 治験情報の提供や、被験者の募集について詳しい資料の請求はお問い合わせフォームからお問い合わせください。